ボーダフォン(現ソフトバンク):ボーダフォンの上場廃止とソフトバンクによる買収
2004年〜英本社主導で起きた純減と、グリーン・津田・モローの3代の社長
2004年6月23日付で、ボーダフォン日本法人の社長ダリル・グリーンが一身上の都合を理由に職を退いた。英ボーダフォン・グループは同年4月、オランダ法人の社長をCOOとして日本へ送り込んでいた。日本側が用意した3G向けのデータ定額制は、英国側の慎重な姿勢から発表が先送りされていた。2003年10月に始めた土日の割安通話は半年で実質値上げに転じ、テレビ電話も通話の1.8倍に戻した。2004年3月期の純増は103万9100件で、auとドコモのどちらの半分にも届かなかった。日本の売り方を知る社長が本国の方針を覆せなくなったことが、辞任の引き金になったとみられる。
- 日経ビジネス 2004年7月5日
- [1]グリーンは2004年6月23日付で「一身上の都合」を理由に日本法人・持株会社の社長を辞任
- [2]英ボーダフォングループは2004年4月、オランダ法人社長デイビッド・ジョーンズをCOOとして日本に派遣
- [4]2003年10月開始の「ハッピータイム」を半年で実質値上げ、テレビ電話は通話の1.8倍に再引き上げ
- 日経ビジネス 2004年8月30日
- [3]他社が導入済みの3G向け定額制データ通信は発表直前に先送り。英国本社の意向とされる
- 政財界 26(10) 2004年11月 溝上幸伸「苦戦するボーダフォンの迷走の原因は?」
- [5]2004年3月期の純増はボーダフォン103万9100件、au290万9700件、ドコモ206万5700件
2004年8月16日、ボーダフォンはNTTドコモ前副社長の津田志郎を次期社長に迎えると発表した。津田はドコモで3Gサービスの開始を指揮したが、社長人事が覆って6月に子会社の社長へ転じていた。その7月、ボーダフォンの総契約数はJ-フォン時代を含めて初めて純減に転じた。6月に募った600人の希望退職は全社員の約18%に当たり、受け付け初日に定員へ達した。2004年4〜8月の純増は12万1600件にとどまり、auの約105万件、ドコモの約82万件と開いた。津田は持株会社と事業会社の合併を経て、12月1日に新会社の社長兼CEOに就任する段取りとなった。3Gへの移行で後れを取った局面で、ドコモの3G立ち上げを率いた経歴が買われたのだろう。
- 日経ビジネス 2004年8月30日
- [6]2004年8月16日の会見で前ドコモ副社長の津田志郎が次期社長に決定
- [7]津田はドコモで3Gサービス開始を指揮、社長最有力とされたが人事が覆り6月にドコモ子会社社長へ
- [8]2004年7月、ボーダフォンの総契約数が旧J-フォン時代を含め初の純減
- [9]全社員の約18%に当たる600人の希望退職を6月28日受付開始、即日定員
- [11]持株会社と事業会社は10月に合併し、津田は12月1日に新会社の社長兼CEOとなる予定
- 政財界 26(10) 2004年11月 溝上幸伸「苦戦するボーダフォンの迷走の原因は?」
- [10]2004年4〜8月の純増はボーダフォン12万1600件、au約105万件、ドコモ約82万件
2005年4月、ウィリアム・T・モローがボーダフォンの代表執行役社長に就任した。モローは2001年12月から2年間持株会社の社長を務め、ボーダフォンUKの経営を経て戻った人物だった。2004年度の純増数は8万9,300契約にとどまっていた。2005年11月には、指定した1件との通話とメールが定額になるLOVE定額を始めた。2005年度の純増は16万9,200契約に戻ったが、業界全体の純増に占める割合は3.5%だった。新規客1件の獲得費用は4万5,000円に上った。販売促進費がかさみ、経常利益は51.5%減の744億円に減少した。契約を積むたびに利益が削られる構図が、英本社に日本からの撤退を考えさせたと推察される。
- ボーダフォン 有価証券報告書 第20期(2006年3月期)【沿革】【役員の状況】
- [12]モローは2005年4月に代表執行役社長兼カスタマーサービス本部長、同年6月取締役・代表執行役社長
- [13]モローは2001年12月代表取締役社長、2003年12月退任、2004年2月ボーダフォンUKチーフエグゼクティブ
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [14]2004年度(2005年3月期)の純増数は89,300契約
- [16]2005年度の純増数169,200契約、携帯電話全体の純増数の3.5%
- [18]2006年3月期の経常利益は販売促進費の増加などで51.5%減の744億円
- ボーダフォン 決算説明会 常務執行役 財務本部長(CFO)2006年5月
- [15]2005年11月に「LOVE定額」を導入
- [17]2005年度の新規顧客獲得費用45,000円
参考文献[1]-[18]
- 日経ビジネス 2004年7月5日
- [1]グリーンは2004年6月23日付で「一身上の都合」を理由に日本法人・持株会社の社長を辞任
- [2]英ボーダフォングループは2004年4月、オランダ法人社長デイビッド・ジョーンズをCOOとして日本に派遣
- [4]2003年10月開始の「ハッピータイム」を半年で実質値上げ、テレビ電話は通話の1.8倍に再引き上げ
- 日経ビジネス 2004年8月30日
- [3]他社が導入済みの3G向け定額制データ通信は発表直前に先送り。英国本社の意向とされる
- [6]2004年8月16日の会見で前ドコモ副社長の津田志郎が次期社長に決定
- [7]津田はドコモで3Gサービス開始を指揮、社長最有力とされたが人事が覆り6月にドコモ子会社社長へ
- [8]2004年7月、ボーダフォンの総契約数が旧J-フォン時代を含め初の純減
- [9]全社員の約18%に当たる600人の希望退職を6月28日受付開始、即日定員
- [11]持株会社と事業会社は10月に合併し、津田は12月1日に新会社の社長兼CEOとなる予定
- 政財界 26(10) 2004年11月 溝上幸伸「苦戦するボーダフォンの迷走の原因は?」
- [5]2004年3月期の純増はボーダフォン103万9100件、au290万9700件、ドコモ206万5700件
- [10]2004年4〜8月の純増はボーダフォン12万1600件、au約105万件、ドコモ約82万件
- ボーダフォン 有価証券報告書 第20期(2006年3月期)【沿革】【役員の状況】
- [12]モローは2005年4月に代表執行役社長兼カスタマーサービス本部長、同年6月取締役・代表執行役社長
- [13]モローは2001年12月代表取締役社長、2003年12月退任、2004年2月ボーダフォンUKチーフエグゼクティブ
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [14]2004年度(2005年3月期)の純増数は89,300契約
- [16]2005年度の純増数169,200契約、携帯電話全体の純増数の3.5%
- [18]2006年3月期の経常利益は販売促進費の増加などで51.5%減の744億円
- ボーダフォン 決算説明会 常務執行役 財務本部長(CFO)2006年5月
- [15]2005年11月に「LOVE定額」を導入
- [17]2005年度の新規顧客獲得費用45,000円
2005年〜上場廃止で英本社の直轄となったボーダフォンと、1.75兆円のソフトバンクへの売却
2004年3月期、ボーダフォンの経常利益は33.3%減の1812億円となり、最終損益は約1000億円の赤字だった。英ボーダフォンの持株会社は同年7月、日本法人株式の公開買付けで持株比率を96.1%に高めた。この買付けには約5000億円が投じられた。10月には持株会社と事業会社を合わせてボーダフォン株式会社とし、2005年8月に東証・大証の上場を廃止した。暫定で社長を兼ねた取締役会議長ブライアン・クラークの言葉では、買付けの狙いは『(日本法人を)100%コントロールできた方が戦略を確実に素早く実行できるし、グループの相乗効果も出しやすい』というものだった。上場をやめれば少数株主への配慮は要らず、2004年の時点で一部の数字の開示も止めていた。上場を外したことで、翌年の売却は少数株主を交えず親会社の一存で決められるようになったと思われる。
- 日経ビジネス 2004年7月5日
- [19]ボーダフォンホールディングスの2004年3月期は経常利益33.3%減の1812億円、最終赤字1000億円
- [23]取締役会議長クラークはTOBの狙いを100%支配による戦略の迅速な実行とグループの相乗効果と説明
- ボーダフォン 有価証券報告書 第20期(2006年3月期)【沿革】【役員の状況】
- [20]2004年7月、ボーダフォン・インターナショナル・ホールディングスB.V.の公開買付けで親会社側の持株比率96.1%
- [22]2004年10月に(旧)ボーダフォンと合併しボーダフォン株式会社へ。2005年8月東証一部・大証一部上場廃止
- 政財界 26(10) 2004年11月 溝上幸伸「苦戦するボーダフォンの迷走の原因は?」
- [21]完全子会社化・上場廃止のため約5000億円を投じた
- [24]上場廃止で少数株主への配慮と開示義務がなくなり、すでに一部の数字を開示しなくなっていた
2006年3月17日、ソフトバンクはボーダフォン株式会社の普通株式97.7%を英ボーダフォン側から買うと発表した。株式価値は、有利子負債と調整項目を勘案して約1.75兆円と見積もった。ボーダフォンは1,514万回線を抱え、2005年9月期の半期でEBITDA約1,528億円を生んでいた。ソフトバンク社長の孫正義は、買収後の年報で狙いを『2006年4月には、ボーダフォン(株)を買収し、顧客基盤やネットワークを一気に獲得することにより、移動体通信事業への早期参入を果たしました。』とまとめた。株式の取得は4月、ソフトバンクの完全子会社BBモバイルの公開買付けで行った。あわせて英ボーダフォンとは、端末の共同開発やコンテンツの調達で提携を結んだ。英本社から見れば、国内3位の日本で投資を続けるより、網と客を一度に現金へ換える方が理にかなったと考えられる。
- ソフトバンク「~To the Next Stage~」ボーダフォン日本法人買収の説明会 2006年3月17日
- [25]2006年3月17日に最終契約。ソフトバンク全額出資子会社がボーダフォン普通株式97.7%を取得、売主はボーダフォン インターナショナル ホールディングスB.V.等
- [26]株式価値約1.75兆円の予定(有利子負債および調整項目を勘案)
- [27]ボーダフォンの加入者1,514万回線(2006年2月)、2005年9月期半期のEBITDA約1,528億円
- ソフトバンク アニュアルレポート 2006「ステークホルダーの皆様へ」
- [28]2006年4月にボーダフォンを買収し顧客基盤とネットワークを一気に獲得、移動体通信事業へ早期参入
- [30]ボーダフォン・グループと携帯端末の共同開発、新たなモバイルポータル・基盤ソフトウェアの開発、コンテンツ調達で戦略的提携
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [29]2006年4月、ソフトバンク間接保有の完全子会社BBモバイルの公開買付の結果、ソフトバンクグループ入り
買収資金の中心は、買収先の資産を担保にするLBOの銀行借入1.1〜1.2兆円だった。残りは英ボーダフォン側の劣後借入1,000億円と優先株式3,000億円、ヤフーの優先株式1,200億円で埋めた。ソフトバンク本体が出したのは、普通株式の2,000億円にとどまった。2005年12月末のソフトバンク連結は純有利子負債約4,700億円を抱え、EBITDAは年1,200億円規模だった。このため借入はノンリコースとし、返済の元手をボーダフォンの年3,000億円規模のEBITDAに絞った。2006年度末の有利子負債は2兆3,944億円に膨らみ、うち約1.4兆円がノンリコースローンだった。2007年5月までに、1.45兆円の借り換えを終えた。
- ソフトバンク「~To the Next Stage~」ボーダフォン日本法人買収の説明会 2006年3月17日
- [31]資金調達: 銀行借入(LBO調達)1.1〜1.2兆円。LBOは買収先の資産などを担保に借り入れる方式
- [32]劣後借入(ボーダフォンB.V.)1,000億円、優先株式(同)3,000億円、優先株式(ヤフー)1,200億円
- [33]普通株式(ソフトバンク)2,000億円
- [34]2005年12月末のソフトバンク連結純有利子負債約4,700億円、連結EBITDA年間1,200億円規模
- [35]ノンリコースローンで親会社の信用力に依存せず、返済原資はボーダフォンEBITDA年間3,000億円規模
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [36]2006年度末の有利子負債2兆3,944億円(前年度末比1兆4,891億円増)、うち約1.4兆円がノンリコースローン
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- [37]2007年5月時点で1.45兆円のリファイナンスを完了
参考文献[19]-[37]
- 日経ビジネス 2004年7月5日
- [19]ボーダフォンホールディングスの2004年3月期は経常利益33.3%減の1812億円、最終赤字1000億円
- [23]取締役会議長クラークはTOBの狙いを100%支配による戦略の迅速な実行とグループの相乗効果と説明
- ボーダフォン 有価証券報告書 第20期(2006年3月期)【沿革】【役員の状況】
- [20]2004年7月、ボーダフォン・インターナショナル・ホールディングスB.V.の公開買付けで親会社側の持株比率96.1%
- [22]2004年10月に(旧)ボーダフォンと合併しボーダフォン株式会社へ。2005年8月東証一部・大証一部上場廃止
- 政財界 26(10) 2004年11月 溝上幸伸「苦戦するボーダフォンの迷走の原因は?」
- [21]完全子会社化・上場廃止のため約5000億円を投じた
- [24]上場廃止で少数株主への配慮と開示義務がなくなり、すでに一部の数字を開示しなくなっていた
- ソフトバンク「~To the Next Stage~」ボーダフォン日本法人買収の説明会 2006年3月17日
- [25]2006年3月17日に最終契約。ソフトバンク全額出資子会社がボーダフォン普通株式97.7%を取得、売主はボーダフォン インターナショナル ホールディングスB.V.等
- [26]株式価値約1.75兆円の予定(有利子負債および調整項目を勘案)
- [27]ボーダフォンの加入者1,514万回線(2006年2月)、2005年9月期半期のEBITDA約1,528億円
- [31]資金調達: 銀行借入(LBO調達)1.1〜1.2兆円。LBOは買収先の資産などを担保に借り入れる方式
- [32]劣後借入(ボーダフォンB.V.)1,000億円、優先株式(同)3,000億円、優先株式(ヤフー)1,200億円
- [33]普通株式(ソフトバンク)2,000億円
- [34]2005年12月末のソフトバンク連結純有利子負債約4,700億円、連結EBITDA年間1,200億円規模
- [35]ノンリコースローンで親会社の信用力に依存せず、返済原資はボーダフォンEBITDA年間3,000億円規模
- ソフトバンク アニュアルレポート 2006「ステークホルダーの皆様へ」
- [28]2006年4月にボーダフォンを買収し顧客基盤とネットワークを一気に獲得、移動体通信事業へ早期参入
- [30]ボーダフォン・グループと携帯端末の共同開発、新たなモバイルポータル・基盤ソフトウェアの開発、コンテンツ調達で戦略的提携
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [29]2006年4月、ソフトバンク間接保有の完全子会社BBモバイルの公開買付の結果、ソフトバンクグループ入り
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [36]2006年度末の有利子負債2兆3,944億円(前年度末比1兆4,891億円増)、うち約1.4兆円がノンリコースローン
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- [37]2007年5月時点で1.45兆円のリファイナンスを完了
2006年〜ソフトバンクモバイルの月980円のホワイトプランと、iPhone 3Gの発売
2006年10月1日、ボーダフォンは商号をソフトバンクモバイルに改め、ブランドもソフトバンクへ替えた。同じ10月には番号ポータビリティが始まり、新料金として予想外割を打ち出した。それでも10月の純増は2万3,800件で、番号を持ち込む転入3万1,100件を転出5万5,000件が上回った。孫は網と端末の見劣りを先に正す順序を取り、年報でその考えを『ただし、他社と競争する上で、劣後性を持っていては競争になりませんので、まずこの解消を第一の優先課題とし、是正に取り組みました。』と記した。3Gの基地局は、2007年度上期中に買収前の2倍以上の46,000局とする計画を立てた。2006年度には3G32機種を含む35機種の端末を発売した。10月には専用ポータルのYahoo!ケータイも始め、買収から12か月の純増は85万件に達した。
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [38]2006年10月1日より商号をソフトバンクモバイル株式会社に変更、ブランドもソフトバンクへ
- ソフトバンク 平成19年3月期第2四半期 決算説明会 2006年11月8日
- [39]新料金プラン「予想外割」=ゴールドプラン+新スーパーボーナス。MNPで他キャリアからの移行を容易に
- [40]2006年10月の純増23,800件、MNP転入31,100件、MNP転出55,000件
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [41]携帯事業では劣後性の解消を第一の優先課題として是正に取り組んだ
- [42]3G基地局を2006年3月末の2倍以上に当たる46,000局まで2007年度上期中に開局する見込み
- [43]2006年度に35機種159色(うち3G32機種152色)を発売
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- [44]2006年4月から12か月で85万の純増契約数(Yahoo!ケータイの2006年10月開始はアニュアルレポート2008)
2007年1月、基本料月980円でソフトバンク同士の国内通話を1時から21時まで無料にするホワイトプランを始めた。端末代を通信料から切り離す割賦販売とあわせ、販売奨励金を料金へ上乗せする仕組みを改めた。ホワイトプランは開始から4か月弱で、Wホワイトを含め400万件を集めた。新規と買い換えの8割超が割賦を選んだ。割賦は最長2年の契約となるため、解約の減少が見込めた。純増全体に占める割合は2005年度の3.5%から、2006年度には14.2%へ上がった。2007年度には年間の純増数で首位に立った。自社同士の通話を無料にしたことで、1人の加入が家族や知人の加入を呼んだと推測できる。
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- [45]2007年1月「ホワイトプラン」開始。基本料月額980円、ソフトバンク同士の国内通話1時〜21時無料、通話料30秒21円
- [47]ホワイトプランは開始後4か月弱で400万件を獲得(Wホワイト・未適用含む)
- [48]直近では新規・買換の80%超が割賦販売を選択
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [46]割賦販売制度で端末料金を他の料金から切り離し、販売奨励金を料金から回収する仕組みを改めた
- [49]割賦販売では最大2年の割賦契約を結ぶため端末利用期間の長期化と解約率の低下が期待できる
- [50]国内携帯電話契約数の純増分に占めるシェアは2005年度3.5%から2006年度14.2%
- ソフトバンク アニュアルレポート 2008「CEOメッセージ」
- [51]2007年度に携帯電話契約数の純増がNo.1
2008年7月、ソフトバンクモバイルはアップルのiPhone 3Gを日本で発売した。孫は2008年を、携帯が通話とメールの道具からデータ中心の機械へ移る境目と見ていた。同じ年の春には、3.5インチの画面とフルキーボードを備えた922SHを投入していた。買収の目的についても、年報で『ボーダフォンを買収して携帯電話事業に参入したのは、モバイルインターネットに最適な環境を実現するためにほかなりません。』と改めて記した。3Gの基地局は、2007年度上期中に買収前の2倍以上の46,000局へ増やす計画だった。それでも2008年の年報は、基地局の増設を2008年度以降も進める課題に挙げた。契約の伸びを海外製の1機種に依存し、網の厚みでは他社を追う立場のまま、次の時期へ入ったといえる。
- ソフトバンク アニュアルレポート 2008「CEOメッセージ」
- [52]2008年7月、ソフトバンクモバイルがiPhone 3G(アップル社製)の日本での発売を開始
- [53]2008年を携帯電話が「ボイスマシン」から「インターネットマシン」へ進化するクロスポイントと認識
- [54]2008年春モデルとして3.5インチワイド液晶・フルキーボードの「SoftBank 922SH」を導入
- [55]ボーダフォン買収による参入はモバイルインターネットに最適な環境の実現のため
- [57]基地局の増設などの施策を2008年度以降もさらに進める
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [56]3G基地局を2006年3月末の2倍以上に当たる46,000局まで2007年度上期中に開局する見込み
参考文献[38]-[57]
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- [38]2006年10月1日より商号をソフトバンクモバイル株式会社に変更、ブランドもソフトバンクへ
- ソフトバンク 平成19年3月期第2四半期 決算説明会 2006年11月8日
- [39]新料金プラン「予想外割」=ゴールドプラン+新スーパーボーナス。MNPで他キャリアからの移行を容易に
- [40]2006年10月の純増23,800件、MNP転入31,100件、MNP転出55,000件
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- [41]携帯事業では劣後性の解消を第一の優先課題として是正に取り組んだ
- [42]3G基地局を2006年3月末の2倍以上に当たる46,000局まで2007年度上期中に開局する見込み
- [43]2006年度に35機種159色(うち3G32機種152色)を発売
- [46]割賦販売制度で端末料金を他の料金から切り離し、販売奨励金を料金から回収する仕組みを改めた
- [49]割賦販売では最大2年の割賦契約を結ぶため端末利用期間の長期化と解約率の低下が期待できる
- [50]国内携帯電話契約数の純増分に占めるシェアは2005年度3.5%から2006年度14.2%
- [56]3G基地局を2006年3月末の2倍以上に当たる46,000局まで2007年度上期中に開局する見込み
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- [44]2006年4月から12か月で85万の純増契約数(Yahoo!ケータイの2006年10月開始はアニュアルレポート2008)
- [45]2007年1月「ホワイトプラン」開始。基本料月額980円、ソフトバンク同士の国内通話1時〜21時無料、通話料30秒21円
- [47]ホワイトプランは開始後4か月弱で400万件を獲得(Wホワイト・未適用含む)
- [48]直近では新規・買換の80%超が割賦販売を選択
- ソフトバンク アニュアルレポート 2008「CEOメッセージ」
- [51]2007年度に携帯電話契約数の純増がNo.1
- [52]2008年7月、ソフトバンクモバイルがiPhone 3G(アップル社製)の日本での発売を開始
- [53]2008年を携帯電話が「ボイスマシン」から「インターネットマシン」へ進化するクロスポイントと認識
- [54]2008年春モデルとして3.5インチワイド液晶・フルキーボードの「SoftBank 922SH」を導入
- [55]ボーダフォン買収による参入はモバイルインターネットに最適な環境の実現のため
- [57]基地局の増設などの施策を2008年度以降もさらに進める
2004年〜2008年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2004年03月期 | 連結 | 16,556 | n/a | n/a | 1,812 | n/a | n/a | n/a |
| 2005年03月期 | 連結 | 14,700 | ▲11.2% | n/a | 1,534 | 1,620 | 11.0% | n/a |
| 2006年03月期 | 連結 | 14,675 | ▲0.2% | 763 | 744 | 494 | 3.4% | n/a |
| 2007年03月期 | 連結 | 15,619 | +6.4% | 1,346 | 954 | 1,472 | 9.4% | n/a |
| 2008年03月期 | 連結 | 16,312 | +4.4% | 1,624 | 788 | 196 | 1.2% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
12件
- ボーダフォン 有価証券報告書 第20期(2006年3月期)【沿革】【役員の状況】
- ボーダフォン ニュースリリース「2006年3月期決算を発表」2006年5月
- ボーダフォン 決算説明会 常務執行役 財務本部長(CFO)2006年5月
- ソフトバンク アニュアルレポート 2006「ステークホルダーの皆様へ」
- ソフトバンク 平成19年3月期第2四半期 決算説明会 2006年11月8日
- ソフトバンク アニュアルレポート 2007「CEOメッセージ」
- ソフトバンク 平成19年3月期 決算説明会 2007年5月8日
- ソフトバンク アニュアルレポート 2008「CEOメッセージ」
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