第3章 年〜年

ファミリーマート:ファミマ・ドット・コムの設立と中国本土への出店

2000年〜ファミマ・ドット・コムの7社出資と、売上を加盟店へ付けるECフランチャイズ

2000年5月に設立した株式会社ファミマ・ドット・コムには、ファミリーマートのほか伊藤忠商事・NTTデータ・トヨタ自動車など計7社が出資した。ネット上の仮想店舗は本部が一括して持つのではなく加盟店が1店ずつ持ち、会員が買った代金は会員登録の際に選んだ店の売上に計上される。この方式はファミリーマートECフランチャイズシステムの名でビジネスモデル特許を出願した。同業のネット販売では売上が本部に入り、加盟店の取り分は決済や受け渡しの手数料にとどまっていた。社長の田邉充夫氏は、加盟店と客の人間同士の関係を土台に置く考えを示したうえで、『仮想と現実の店舗が競合するかのようでは、どちらにも発展はあり得ません。』と語った。ネット販売を本部の新規事業としてではなく、加盟店の売上を増やす道具として設計したとみられる。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ファミリーマート独自のコンセプトによるEC」
    • [1]2000年5月、ファミリーマート・伊藤忠商事・NTTデータ・トヨタ自動車・JTB・大日本印刷・ぴあの計7社出資で㈱ファミマ・ドット・コムを設立
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「An Interview with the President」
    • [2]仮想店舗は全FC加盟店が1つずつ保有し、そこでの売上・利益は各加盟店に計上される
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ごあいさつ」(代表取締役社長 田邉充夫、2000年5月26日)
    • [3]「ファミリーマートECフランチャイズシステム」としてビジネスモデル特許を出願
  • 日経ビジネス 2000年3月13日号
    • [4]通常コンビニのeコマース専用サイトの売上はチェーン本部のものとなり、加盟店に入るのは決済や商品引き渡しの手数料や留め置き料だけ

田邉氏は1999年度の総括で、コンビニ業界は競争の段階を過ぎて淘汰と選別の段階へ移ったとの認識を示した。当時のファミリーマートは業界3位で、2003年までにネット販売と店頭での受け取りに伴う買い物で、それぞれ1000億円の売上増を見込んでいた。2000年度に始めた中期経営計画 FamilyMart Value 2002 は、全国6リージョンの統括者に出店と運営の権限と収益責任を渡した。あわせて執行役員20名を置き、営業キャッシュフローから資本コストを差し引くFAIR Valueを新しい経営指標とした。店の数よりも1店の稼ぐ力と投資の回収を問う計画であり、ネット販売はその一部に組み込まれていた。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ごあいさつ」(代表取締役社長 田邉充夫、2000年5月26日)
    • [5]コンビニエンスストア業界は「究極の競争」の段階から「淘汰・選別」の段階へ移行したと受け止めている(1999年度の事業概況)
  • 日経ビジネス 2000年3月13日号
    • [6]ファミリーマートはコンビニ業界3位
    • [7]2003年までにeコマースで1000億円の売上増と来店客数の1割増、店頭での決済や商品受け取りに訪れた客のついで買いで1000億円増を見込む
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「An Interview with the President」
    • [8]中期経営計画「FamilyMart Value 2002」で展開地域を6つに分け、各リージョン統括に店舗開発・運営の権限を委譲し収益責任を負わせた
    • [9]執行役員制度とストックオプション制度を導入し、執行役員は20名
    • [10]新経営指標FAIR Valueを導入。定義は(営業キャッシュフロー)−(営業資産×期待収益率)で、EVAの枠組みを採用

ネット販売の基盤は自社だけで抱えなかった。ファミリーマートは他のコンビニ4チェーン、トヨタ自動車、NTTコミュニケーションズと株式会社イープラットを設立し、初期投資を5チェーンで分け合った。田邉氏は、5チェーン合計約13,000店という店舗数が代行収納の事実上の標準を握るうえで有利に働くと見ていた。2002年にはファミマ・ドット・コムへのアクセスが1日約200万件に達した。同年5月には業界に先駆けて、ICカード方式のクレジットカードであるユピカードの発行を始めた。2003年のアニュアルリポートは、ファミマ・ドット・コムが2003年度に単年度黒字へ転じる見通しを示した。販売の窓口は各店に残し、決済と情報の基盤は他社と共有するという切り分けだったと思われる。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「An Interview with the President」
    • [11]他のCVSチェーン4社・トヨタ自動車・NTTコミュニケーションズとEC事業を提供する㈱イープラットを設立。初期投資を抑えるため5チェーンで基盤を共有
    • [12]5社で約13,000の店舗数はCVSにおけるEC代行収納のデファクトスタンダード確立に有利
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「社長インタビュー」
    • [13]ウェブショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」には1日当たり約200万件のアクセス
    • [14]2002年5月からCVS業界の先陣を切ってICカード方式のクレジットカード「ユピカード」の発行を開始
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [15]ファミマ・ドット・コムは期待通りに業績を伸ばし、2003年度は単年度黒字に転換する見通し
参考文献[1]-[15]
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ファミリーマート独自のコンセプトによるEC」
    • [1]2000年5月、ファミリーマート・伊藤忠商事・NTTデータ・トヨタ自動車・JTB・大日本印刷・ぴあの計7社出資で㈱ファミマ・ドット・コムを設立
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「An Interview with the President」
    • [2]仮想店舗は全FC加盟店が1つずつ保有し、そこでの売上・利益は各加盟店に計上される
    • [8]中期経営計画「FamilyMart Value 2002」で展開地域を6つに分け、各リージョン統括に店舗開発・運営の権限を委譲し収益責任を負わせた
    • [9]執行役員制度とストックオプション制度を導入し、執行役員は20名
    • [10]新経営指標FAIR Valueを導入。定義は(営業キャッシュフロー)−(営業資産×期待収益率)で、EVAの枠組みを採用
    • [11]他のCVSチェーン4社・トヨタ自動車・NTTコミュニケーションズとEC事業を提供する㈱イープラットを設立。初期投資を抑えるため5チェーンで基盤を共有
    • [12]5社で約13,000の店舗数はCVSにおけるEC代行収納のデファクトスタンダード確立に有利
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ごあいさつ」(代表取締役社長 田邉充夫、2000年5月26日)
    • [3]「ファミリーマートECフランチャイズシステム」としてビジネスモデル特許を出願
    • [5]コンビニエンスストア業界は「究極の競争」の段階から「淘汰・選別」の段階へ移行したと受け止めている(1999年度の事業概況)
  • 日経ビジネス 2000年3月13日号
    • [4]通常コンビニのeコマース専用サイトの売上はチェーン本部のものとなり、加盟店に入るのは決済や商品引き渡しの手数料や留め置き料だけ
    • [6]ファミリーマートはコンビニ業界3位
    • [7]2003年までにeコマースで1000億円の売上増と来店客数の1割増、店頭での決済や商品受け取りに訪れた客のついで買いで1000億円増を見込む
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「社長インタビュー」
    • [13]ウェブショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」には1日当たり約200万件のアクセス
    • [14]2002年5月からCVS業界の先陣を切ってICカード方式のクレジットカード「ユピカード」の発行を開始
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [15]ファミマ・ドット・コムは期待通りに業績を伸ばし、2003年度は単年度黒字に転換する見通し

2002年〜上田準二社長の就任と、2年で862店を閉じた構造改革

2002年3月、伊藤忠商事で食料部門長補佐とCVS事業部長を務めた上田準二氏が社長に就いた。田邉氏は代表取締役会長兼CEOへ移り、上田氏は社長兼COOとして執行を担った。就任前の2001年度を会社は企業体質の構造改革の年と位置づけ、単体で503店の不採算店を閉じる一方、515店の新店を出した。閉店は2002年度も続き、2年間の合計は862店に上った。就任から2年を経て、上田氏は『私は小売業に奇手奇策はなく、お客様に本当に満足していただける売場ができているか、基本を徹底し、あきらめずに繰り返し実行していくチェーンのみが勝ち残っていくと確信しています。』と書いた。閉店で店の数を削ってまで基本動作の水準をそろえることを、改革の中身に据えたとみられる。

  • ファミリーマート 有価証券報告書 第25期(2006年2月期)【役員の状況】
    • [16]上田準二氏は1970年4月伊藤忠商事入社、1999年5月同社食料部門長補佐兼CVS事業部長、2000年5月ファミリーマート顧問
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [17]2002年のごあいさつは代表取締役会長兼CEO 田邉充夫、代表取締役社長兼COO 上田準二の連名
    • [18]2001年度を「企業体質の構造改革の年」と位置づけ、単体で503店の不採算店を閉鎖し、新規高質店515店を出店
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [19]この2年間で862店舗に上る店舗閉鎖を実行

上田氏が2002年度に掲げた数値の目標は、2003年度に単体のチェーン売上高1兆円に届くことだった。施策はサービス・品質・清潔さを指すS&QCの徹底、発注精度の向上、商品力の強化の3点に絞り込んだ。2003年度には全国を16のディストリクトに組み替え、各地の執行責任者を経営トップと直につないだ。2004年度の既存店日商伸び率は101.2%と業界最高水準になった。上田氏はその要因を、『戦闘なくして戦略なし』という持論が店舗指導員や加盟店に浸透したためと説明した。単体のチェーン全店売上高が初めて1兆円を超えたのは2005年度であり、目標の年から2年遅れての到達となった。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「社長インタビュー」
    • [20]目標である2003年度の単体におけるチェーン売上高1兆円の達成に緊張感をもって取り組む
    • [21]2002年度の重点課題はS&QC(サービス・クオリティ・クリンネス)の徹底、発注精度の向上、商品力の強化の3点
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [22]2003年度より9のリージョン制を16のディストリクト制に再編し、各ディストリクトの執行責任者と経営トップを直結
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2005「社長インタビュー」
    • [23]2004年度の既存店日商伸び率は業界最高水準の101.2%
    • [24]上田社長は「戦闘なくして戦略なし」と繰り返し話し、その考えがSVや加盟店に浸透してチェーン全体の数値に表れたとした
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
    • [25]2005年度、単体のチェーン全店売上高が初めて1兆円の大台を突破

2006年9月の創立25周年を機に、会社は15年ぶりに企業理念を見直し、ファミリーマート基本理念を定めた。同じ年の7月には47都道府県すべてへの出店を果たしている。ところが2006年度は連結・単体とも営業利益と経常利益が前年を割り、上田氏は『業績の数字は決して満足のいくものではありませんでした。』と認めた。上田氏が挙げた原因は、三大都市圏への出店が計画に届かなかったことにある。加えて、1年目の日商が低い郊外型の店や、自店との競合を承知で近隣に出した店が新店日商を下げた。この年は新しい契約タイプ2FC-Nの導入などで加盟店支援の費用を33億円積み増し、続く2007年度を足場固めの年と位置づけた。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2007「社長インタビュー」
    • [26]2006年9月の会社創立25周年を機に15年ぶりに企業理念を見直し、「ファミリーマート基本理念」を制定
    • [28]2006年度は連結・単体ともに営業総収入・当期純利益は増収増益、営業利益・経常利益は減益
    • [29]2006年度は東京・大阪・名古屋の三大都市圏への出店が計画通りにいかなかった
    • [30]1年目の日商が低い傾向がある郊外型店舗が多くなったことや、自店競合を辞さず近隣の有望立地へ出店したことが新店日商を低下させた
    • [31]2006年度の加盟店支援経費増加は単体で33億円(新店舗システム、新契約タイプ「2FC-N」の導入などの基盤確立14億円を含む)
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」
    • [27]2006年7月、全国47都道府県への出店を達成
    • [32]2007年度を業界の勝ち組としての将来を見据えた「足場固めの年」と位置付けた
参考文献[16]-[32]
  • ファミリーマート 有価証券報告書 第25期(2006年2月期)【役員の状況】
    • [16]上田準二氏は1970年4月伊藤忠商事入社、1999年5月同社食料部門長補佐兼CVS事業部長、2000年5月ファミリーマート顧問
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [17]2002年のごあいさつは代表取締役会長兼CEO 田邉充夫、代表取締役社長兼COO 上田準二の連名
    • [18]2001年度を「企業体質の構造改革の年」と位置づけ、単体で503店の不採算店を閉鎖し、新規高質店515店を出店
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [19]この2年間で862店舗に上る店舗閉鎖を実行
    • [22]2003年度より9のリージョン制を16のディストリクト制に再編し、各ディストリクトの執行責任者と経営トップを直結
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「社長インタビュー」
    • [20]目標である2003年度の単体におけるチェーン売上高1兆円の達成に緊張感をもって取り組む
    • [21]2002年度の重点課題はS&QC(サービス・クオリティ・クリンネス)の徹底、発注精度の向上、商品力の強化の3点
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2005「社長インタビュー」
    • [23]2004年度の既存店日商伸び率は業界最高水準の101.2%
    • [24]上田社長は「戦闘なくして戦略なし」と繰り返し話し、その考えがSVや加盟店に浸透してチェーン全体の数値に表れたとした
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
    • [25]2005年度、単体のチェーン全店売上高が初めて1兆円の大台を突破
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2007「社長インタビュー」
    • [26]2006年9月の会社創立25周年を機に15年ぶりに企業理念を見直し、「ファミリーマート基本理念」を制定
    • [28]2006年度は連結・単体ともに営業総収入・当期純利益は増収増益、営業利益・経常利益は減益
    • [29]2006年度は東京・大阪・名古屋の三大都市圏への出店が計画通りにいかなかった
    • [30]1年目の日商が低い傾向がある郊外型店舗が多くなったことや、自店競合を辞さず近隣の有望立地へ出店したことが新店日商を低下させた
    • [31]2006年度の加盟店支援経費増加は単体で33億円(新店舗システム、新契約タイプ「2FC-N」の導入などの基盤確立14億円を含む)
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」
    • [27]2006年7月、全国47都道府県への出店を達成
    • [32]2007年度を業界の勝ち組としての将来を見据えた「足場固めの年」と位置付けた

2003年〜アジア1万店の達成と、上海・広州・蘇州に設立した3つの現地会社

台湾の全家便利商店は2002年2月に現地の店頭市場へ株式を公開し、2002年度には韓国とともに業績を大きく伸ばした。2003年12月18日、ファミリーマートは日本発祥のコンビニチェーンとして初めてアジアで1万店に達した。上田氏はこれを通過点と呼び、2008年度までに2万店という次の目標を置いた。海外で出店を急げる理由として、上田氏は『ファミリーマートは日本発祥のコンビニエンスストアであるため、海外進出における地域の制約がありません。』と説明している。米国から運営方式を買わずに始めた創業期の選択が、20年余りを経て出店地域の自由度として効いたとみられる。

  • ファミリーマート 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2002年2月、全家便利商店股份有限公司が台湾店頭市場において株式を店頭公開
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [34]2002年度、海外では台湾ファミリーマート、韓国ファミリーマートが大幅に業績を拡大
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2004「社長メッセージ」
    • [35]2003年12月18日、日本発祥のCVSチェーンとして初めて「アジア1万店」を達成
    • [36]アジア1万店は通過点であり、次のステップとして2008年度までに2万店の達成を目標に掲げた

中国本土では、2004年5月に上海福満家便利有限公司を設立した。上田氏は、中国政府が2004年末に流通市場の開放を表明していたことと、台湾で積んだ運営の実績を移せることを出店の根拠に挙げた。上海では2004年7月に直営25店から始め、同年12月の外資規制の緩和を受けてフランチャイズ展開へ移り、2006年2月末には101店になった。続いて2006年9月に広州、2007年7月に蘇州に現地会社を設け、蘇州では2007年9月に出店を始めた。2006年のアニュアルリポートは、上海での店舗密度を高めつつ、北京を軸とする華北と広州を軸とする華南への展開を準備すると記した。

  • ファミリーマート 有価証券報告書【沿革】
    • [37]2004年5月、上海福満家便利有限公司を設立
    • [40]2006年9月、広州市福満家便利店有限公司を設立
    • [41]2007年7月、蘇州福満家便利店有限公司を設立
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2004「社長メッセージ」
    • [38]中国政府は2004年末に流通市場を開放することを表明しており、台湾でのノウハウや成功事例を活かして上海へ出店する
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
    • [39]上海で2004年7月に直営店25店舗からスタートし、2004年12月の外資規制緩和に伴いフランチャイズ展開を開始、2006年2月末の店舗数は101店舗
    • [43]上海地域でのドミナント強化を図るとともに、中長期的には北京を中心とした華北地域、広州を中心とした華南地域での展開の準備を進める
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」
    • [42]2007年9月、中国蘇州市に新たに出店を開始

2006年のアニュアルリポートでは、2009年2月末までに国内約8,000店・海外約12,000店、合わせて2万店に届かせる計画が示された。2008年2月末の実績は国内7,187店・海外6,688店の計13,875店で、海外が全体の48.2%を占めた。中国本土は上海118店・広州11店・蘇州7店の136店にとどまり、2006年度にはタイの再建の遅れに加えて台湾の業績も計画を下回った。上田氏は2008年のメッセージで、国内では4万店を超えた店が残る好立地を奪い合い、新規出店による成長の時代は終わったとの見方を示した。国内で店の数を積む余地が狭まるなか、2万店との差を埋める手段は自前の出店の外に求められることになる。

  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
    • [44]2009年2月末までにグローバル2万店(国内約8,000店、海外約12,000店)の達成を目指す「パン・パシフィック構想」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」
    • [45]2008年2月末現在、国内7,187店・海外6,688店の国内外合計13,875店。海外比率48.2%
    • [46]2008年2月末現在の中国の店舗数は上海118店・広州11店・蘇州7店の計136店
    • [48]国内店舗数は4万店を超え残された優良立地を巡る争いが激化し、かつて新規出店で成長した業界は各店が地域の支持をいかに集めるかが最も重要になった
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2007「社長インタビュー」
    • [47]2006年度の海外事業ではタイの業績回復が予定より遅れ、台湾の業績も計画を下回った
参考文献[33]-[48]
  • ファミリーマート 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2002年2月、全家便利商店股份有限公司が台湾店頭市場において株式を店頭公開
    • [37]2004年5月、上海福満家便利有限公司を設立
    • [40]2006年9月、広州市福満家便利店有限公司を設立
    • [41]2007年7月、蘇州福満家便利店有限公司を設立
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
    • [34]2002年度、海外では台湾ファミリーマート、韓国ファミリーマートが大幅に業績を拡大
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2004「社長メッセージ」
    • [35]2003年12月18日、日本発祥のCVSチェーンとして初めて「アジア1万店」を達成
    • [36]アジア1万店は通過点であり、次のステップとして2008年度までに2万店の達成を目標に掲げた
    • [38]中国政府は2004年末に流通市場を開放することを表明しており、台湾でのノウハウや成功事例を活かして上海へ出店する
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
    • [39]上海で2004年7月に直営店25店舗からスタートし、2004年12月の外資規制緩和に伴いフランチャイズ展開を開始、2006年2月末の店舗数は101店舗
    • [43]上海地域でのドミナント強化を図るとともに、中長期的には北京を中心とした華北地域、広州を中心とした華南地域での展開の準備を進める
    • [44]2009年2月末までにグローバル2万店(国内約8,000店、海外約12,000店)の達成を目指す「パン・パシフィック構想」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」
    • [42]2007年9月、中国蘇州市に新たに出店を開始
    • [45]2008年2月末現在、国内7,187店・海外6,688店の国内外合計13,875店。海外比率48.2%
    • [46]2008年2月末現在の中国の店舗数は上海118店・広州11店・蘇州7店の計136店
    • [48]国内店舗数は4万店を超え残された優良立地を巡る争いが激化し、かつて新規出店で成長した業界は各店が地域の支持をいかに集めるかが最も重要になった
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2007「社長インタビュー」
    • [47]2006年度の海外事業ではタイの業績回復が予定より遅れ、台湾の業績も計画を下回った

2000年〜2008年の業績

決算期 区分 売上高 経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 利益率
2000年02月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2001年02月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2002年02月期 連結 1,956 n/a 250 85 4.3% n/a
2003年02月期 連結 2,175 +11.2% 289 129 5.9% n/a
2004年02月期 連結 2,290 +5.3% 302 138 6.0% n/a
2005年02月期 連結 2,529 +10.4% 317 126 5.0% n/a
2006年02月期 連結 2,764 +9.3% 340 142 5.1% n/a
2007年02月期 連結 2,978 +7.7% 322 150 5.0% n/a
2008年02月期 連結 3,194 +7.3% 339 164 5.1% n/a

出典・参考

14件
出典・参考
  • ファミリーマート 有価証券報告書 第25期(2006年2月期)【役員の状況】
  • ファミリーマート 有価証券報告書【沿革】
  • 日経ビジネス 2000年3月13日号
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ファミリーマート独自のコンセプトによるEC」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「An Interview with the President」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2000「ごあいさつ」(代表取締役社長 田邉充夫、2000年5月26日)
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「社長インタビュー」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2002「ごあいさつ」「社長インタビュー」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2003「ごあいさつ」「社長インタビュー」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2004「社長メッセージ」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2005「社長インタビュー」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2006「社長メッセージ」「パン・パシフィック構想」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2007「社長インタビュー」
  • ファミリーマート アニュアルリポート 2008「ステークホルダーの皆様へ」

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