ファミリーマート:ユニーグループとの統合と伊藤忠商事のTOBによる上場廃止
2009年〜am/pmの買収と、首都圏・関西圏・九州圏の733店のブランド転換
2009年11月13日、ファミリーマートは取締役会で、レックス・ホールディングスが持つ㈱エーエム・ピーエム・ジャパンの全株式と貸付債権を買い取ることを決め、12月28日に議決権の100%を取得した。取得原価は131億57百万円である。社長の上田準二氏は買収の理由を『全国のコンビニエンスストア店舗数が4万店を超え、出店余地が減少していく中で、残された有力なマーケットの獲得は重要課題です。』と説明し、1店あたりの来店客数と売上高が国内で最も大きい東京で、都心に強いam/pmを通じてシェアを広げる狙いを挙げた。2010年3月1日に同社を吸収合併し、統合を終えた時点で国内8,700店超の店舗網を持ち、首都圏のドミナントを仕入れと物流の改善に生かす構想を示した。看板の掛け替えは月30〜40店の速さで進め、2011年度末までに首都圏の約580店を終える計画であった。
- ファミリーマート 有価証券報告書 第29期(2010年2月期)【企業結合等関係】【経営上の重要な契約等】
- [1]2009年11月13日の取締役会で、レックス・ホールディングスが保有する㈱エーエム・ピーエム・ジャパンの全株式と貸付債権の取得を決議
- [2]2009年12月28日に株式を取得し、議決権比率100%の完全子会社とした
- [3]取得原価は131億57百万円(取得の対価128億58百万円、取得に直接要した費用2億99百万円)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2010「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- [4]東京は日本最大のマーケットで1店舗当たりの来店客数・売上高も最大であり、都心部に強みを持つエーエム・ピーエム・ジャパンの買収で都内でのシェア拡大が可能になった
- [6]統合完了時には国内8,700店舗超の店舗網となり、首都圏のドミナントを活かして仕入れ・調達構造や物流を改善し利益率を高める
- [7]2010年4月以降、月間30〜40店のペースで転換を進め、2011年度末までに首都圏の約580店を完了させる計画
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [5]2010年3月1日、㈱エーエム・ピーエム・ジャパンを吸収合併
2011年4月には関西のエーエム・ピーエム・関西も吸収合併し、2011年12月に足かけ2年のブランド統合を予定どおり終えた。転換に先立ち、全加盟店と協議を重ねて、ファミリーマートへ掛け替える店、閉じる店、別の店へ移る加盟者を振り分けていた。その結果、首都圏・関西圏・九州圏でファミリーマートに転換したam/pm店は733店である。転換した店の日商は転換前より約25%伸び、am/pm事業の営業利益は約20億円と当初計画を大きく上回った、と上田氏は2012年に総括した。2011年度は転換店を含む国内出店が過去最高の844店となり、連結の営業利益と経常利益はともに最高を更新した。店の数を買ったうえで残す店を選び直し、1店の日商を引き上げたことが、この買収の実際の効き目であった。
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [8]2011年4月、㈱エーエム・ピーエム・関西を吸収合併
- ファミリーマート アニュアルリポート 2012「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- [9]am/pmとのブランド統合が2011年12月に予定通り完了
- [11]2010年春の合併以降、首都圏・関西圏・九州圏合わせて733店のam/pm店をファミリーマートにブランド転換した
- [12]転換後の日商は転換前対比約25%伸長し、am/pm事業に関する営業利益は約20億円と当初計画を大きく上回った
- [13]2011年度の国内出店数はam/pm転換店を合わせて過去最高の844店。連結・単体ともに営業利益・経常利益で過去最高益
- ファミリーマート アニュアルリポート 2010「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- [10]すべての加盟店と複数回協議を重ね、ファミリーマートブランド転換店舗、閉鎖店舗、店舗移動加盟者をほぼ確定した
参考文献[1]-[13]
- ファミリーマート 有価証券報告書 第29期(2010年2月期)【企業結合等関係】【経営上の重要な契約等】
- [1]2009年11月13日の取締役会で、レックス・ホールディングスが保有する㈱エーエム・ピーエム・ジャパンの全株式と貸付債権の取得を決議
- [2]2009年12月28日に株式を取得し、議決権比率100%の完全子会社とした
- [3]取得原価は131億57百万円(取得の対価128億58百万円、取得に直接要した費用2億99百万円)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2010「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- [4]東京は日本最大のマーケットで1店舗当たりの来店客数・売上高も最大であり、都心部に強みを持つエーエム・ピーエム・ジャパンの買収で都内でのシェア拡大が可能になった
- [6]統合完了時には国内8,700店舗超の店舗網となり、首都圏のドミナントを活かして仕入れ・調達構造や物流を改善し利益率を高める
- [7]2010年4月以降、月間30〜40店のペースで転換を進め、2011年度末までに首都圏の約580店を完了させる計画
- [10]すべての加盟店と複数回協議を重ね、ファミリーマートブランド転換店舗、閉鎖店舗、店舗移動加盟者をほぼ確定した
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [5]2010年3月1日、㈱エーエム・ピーエム・ジャパンを吸収合併
- [8]2011年4月、㈱エーエム・ピーエム・関西を吸収合併
- ファミリーマート アニュアルリポート 2012「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- [9]am/pmとのブランド統合が2011年12月に予定通り完了
- [11]2010年春の合併以降、首都圏・関西圏・九州圏合わせて733店のam/pm店をファミリーマートにブランド転換した
- [12]転換後の日商は転換前対比約25%伸長し、am/pm事業に関する営業利益は約20億円と当初計画を大きく上回った
- [13]2011年度の国内出店数はam/pm転換店を合わせて過去最高の844店。連結・単体ともに営業利益・経常利益で過去最高益
2013年〜中山勇社長の就任、ココストアの合併、ユニーグループとの経営統合
2013年1月1日、伊藤忠商事の食料部門でファミリーマートのアジア進出の提携先探しや交渉を担ってきた中山勇氏が社長執行役員となり、5月23日に代表取締役社長へ就いた。上田氏は同じ日付で会長に回った。中山氏は2013年度を次の10年を決める年と位置づけ、日本発祥のコンビニエンスストアとして世界首位の店舗網を目標に掲げた。前年の2012年度には国内の自社出店が計画の800店を上回る900店に達し、中国では2011年から2014年にかけて杭州・成都・深圳・無錫・北京・東莞に運営会社を相次いで設けた。その一方で2015年8月には米国事業の清算を決め、成長の見込めるアジアへ経営資源を寄せている。
- ファミリーマート アニュアルリポート 2013「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二/代表取締役社長 中山勇)
- [14]中山勇氏は1981年伊藤忠商事入社。食料部門でファミリーマートのアジア出店の際の提携先の紹介や交渉に従事。2013年1月1日社長執行役員、5月23日代表取締役社長に就任
- [15]2013年1月1日をもって中山勇氏が社長に、上田準二氏が会長に就任
- [16]2013年度は次の10年を決める勝負の年とし、「日本発祥のコンビニエンスストアとしてグローバルNo.1」を目指す
- [17]2012年度は国内プロパーで期初計画の800店舗を上回る過去最高の900店舗を出店
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [18]2011年11月杭州、12月成都、2012年11月深圳、2014年1月無錫、5月北京、7月東莞に運営会社を設立
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「社長インタビュー」(代表取締役社長 中山勇)
- [19]2015年8月に米国事業の清算を決定し、より成長性の高いアジアに経営資源を集中させることとした
2015年10月、ファミリーマートは㈱ココストアを株式の取得で完全子会社とし、12月に吸収合併した。ココストアの店舗も、am/pmと同じくファミリーマートの看板へ一本化する対象となり、2015年12月以降に転換を進めた。中山氏はam/pmとの統合を成し遂げた経験を土台に挙げたうえで『こうした合併や経営統合はまさに「次世代型」のコンビニエンスストアを実現するためのプラットフォームづくりなのです。』と語り、同業の取り込みを店の数の上積みではなく、新しい店の型を載せる基盤づくりと位置づけた。3か年の中期経営計画の初年度にあたる2015年度は、連結の営業総収入・営業利益・経常利益がそろって過去最高となり、営業利益は487億円に達した。この年の投資活動による支出は、ココストアとTポイント・ジャパンの株式取得で615億円に膨らんだ。
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [20]2015年10月、㈱ココストアを株式の取得により完全子会社とし、12月に吸収合併
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「社長インタビュー」(代表取締役社長 中山勇)
- [21]2011年のam/pmとの統合の経験を基に、2015年12月以降、㈱ココストアとのブランド一本化を進めている
- [22]合併や経営統合は「次世代型」のコンビニエンスストアを実現するためのプラットフォームづくりと説明
- [23]3ヵ年の中期経営計画の初年度となる2015年度は、連結・単体ともに営業総収入・営業利益・経常利益で過去最高。連結営業利益は48,734百万円
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「財務ハイライト」
- [24]投資活動に使用した資金は615億66百万円で、㈱Tポイント・ジャパン及び㈱ココストアの株式取得等により前期比78億91百万円増加
ファミリーマートは2015年3月からユニーグループ・ホールディングスと経営統合の協議を重ね、2016年9月1日に同社を吸収合併して、商号をユニー・ファミリーマートホールディングスに改めた。合併比率はユニー株1株にファミリーマート株0.138株である。コンビニ事業はサークルKサンクスへ承継させ、同社が㈱ファミリーマートへ社名を変えた。会長の上田氏は『業態の垣根を越えた熾烈な競争を勝ち抜くためには新たな小売グループの形を模索する必要性を感じておりました。』と統合の動機を記し、サークルKとサンクスの店を統合後2年半でファミリーマートへ転換して首位のチェーンに張り合う規模を目指すと述べた。転換後の国内店舗は1万8,000店を超え、三大都市圏を含む16都府県で店舗数シェアが首位になる見込みであった。事業会社の社長には澤田貴司氏が就き、中山氏はその会長に回った。
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二、2016年6月)
- [25]2015年3月以降、ユニーグループ・ホールディングスとの間で経営統合に向けた協議を重ねた
- [29]「サークルK」「サンクス」を統合後2年半のうちに「ファミリーマート」にブランド転換し、トップチェーンの対抗勢力として存在感を高める
- [31]持株会社傘下となる新生ファミリーマートの代表取締役社長に澤田貴司氏、代表取締役会長に中山勇氏が就任する予定
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [26]2016年9月、ユニーグループ・ホールディングス㈱を吸収合併し、ユニー・ファミリーマートホールディングス㈱に商号変更
- [28]コンビニエンスストア事業を㈱サークルKサンクスに承継し、同社は㈱ファミリーマートに商号変更
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 有価証券報告書 第36期(2017年2月期)・第37期(2018年2月期)【企業結合等関係】【減損損失】
- [27]合併比率はユニーグループ・ホールディングス普通株式1株に対しファミリーマート普通株式0.138株
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「社長インタビュー」(代表取締役社長 中山勇)
- [30]ブランド一本化により国内店舗数は18,000店舗を超え、三大都市圏を含む16都府県で店舗数シェアがトップとなる
参考文献[14]-[31]
- ファミリーマート アニュアルリポート 2013「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二/代表取締役社長 中山勇)
- [14]中山勇氏は1981年伊藤忠商事入社。食料部門でファミリーマートのアジア出店の際の提携先の紹介や交渉に従事。2013年1月1日社長執行役員、5月23日代表取締役社長に就任
- [15]2013年1月1日をもって中山勇氏が社長に、上田準二氏が会長に就任
- [16]2013年度は次の10年を決める勝負の年とし、「日本発祥のコンビニエンスストアとしてグローバルNo.1」を目指す
- [17]2012年度は国内プロパーで期初計画の800店舗を上回る過去最高の900店舗を出店
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [18]2011年11月杭州、12月成都、2012年11月深圳、2014年1月無錫、5月北京、7月東莞に運営会社を設立
- [20]2015年10月、㈱ココストアを株式の取得により完全子会社とし、12月に吸収合併
- [26]2016年9月、ユニーグループ・ホールディングス㈱を吸収合併し、ユニー・ファミリーマートホールディングス㈱に商号変更
- [28]コンビニエンスストア事業を㈱サークルKサンクスに承継し、同社は㈱ファミリーマートに商号変更
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「社長インタビュー」(代表取締役社長 中山勇)
- [19]2015年8月に米国事業の清算を決定し、より成長性の高いアジアに経営資源を集中させることとした
- [21]2011年のam/pmとの統合の経験を基に、2015年12月以降、㈱ココストアとのブランド一本化を進めている
- [22]合併や経営統合は「次世代型」のコンビニエンスストアを実現するためのプラットフォームづくりと説明
- [23]3ヵ年の中期経営計画の初年度となる2015年度は、連結・単体ともに営業総収入・営業利益・経常利益で過去最高。連結営業利益は48,734百万円
- [30]ブランド一本化により国内店舗数は18,000店舗を超え、三大都市圏を含む16都府県で店舗数シェアがトップとなる
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「財務ハイライト」
- [24]投資活動に使用した資金は615億66百万円で、㈱Tポイント・ジャパン及び㈱ココストアの株式取得等により前期比78億91百万円増加
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二、2016年6月)
- [25]2015年3月以降、ユニーグループ・ホールディングスとの間で経営統合に向けた協議を重ねた
- [29]「サークルK」「サンクス」を統合後2年半のうちに「ファミリーマート」にブランド転換し、トップチェーンの対抗勢力として存在感を高める
- [31]持株会社傘下となる新生ファミリーマートの代表取締役社長に澤田貴司氏、代表取締役会長に中山勇氏が就任する予定
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 有価証券報告書 第36期(2017年2月期)・第37期(2018年2月期)【企業結合等関係】【減損損失】
- [27]合併比率はユニーグループ・ホールディングス普通株式1株に対しファミリーマート普通株式0.138株
2017年〜ユニー株のドンキホーテへの譲渡と、伊藤忠商事の出資50.1%から非公開化まで
2017年5月25日、伊藤忠商事の副社長として食料カンパニーを率い、統合作業にも加わっていた髙柳浩二氏が持株会社の社長に就いた。髙柳氏は就任の挨拶で『日々変化するお客様のニーズに対応し続け、競争力を高めていかなければ自社の存在意義すら失いかねない厳しいビジネスであり、身の引き締まる思いです。』と記し、2017年4月に始めた2020年度までの中期経営計画で「統合の完遂」を最優先に置いた。サークルKとサンクスの転換は当初計画より半年早い2018年8月末の完了を目指し、調達と物流の一本化で2017〜2018年度に年50〜70億円、2019年度以降に年80〜100億円の統合効果を見込んだ。転換は統合から約2年3か月で終わり、国内に約1万6,500店の網ができた。一方で、統合で生じたのれんは取得原価の確定で1,521億円となり、旧サークルKサンクス分には2018年2月期に92億円の減損を計上した。
- ユニー・ファミリーマートホールディングス アニュアルリポート 2017「マネジメントメッセージ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- [32]髙柳浩二氏は1975年伊藤忠商事入社、2015年より同社副社長・食料カンパニープレジデント。経営統合作業にも参画。2017年3月1日社長執行役員、5月25日代表取締役社長に就任
- [33]2017年4月、「統合の完遂」を軸に据えた2020年度までの中期経営計画が始動
- [34]ブランド統合を当初計画より半年前倒しし2018年8月末までに完了させる予定。サプライチェーンの一本化で2017・2018年度は単年度50〜70億円、2019年度以降は80〜100億円規模のシナジーを見込む
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2019「会長メッセージ」(代表取締役会長 髙柳浩二)
- [35]2016年の経営統合以降、約2年3ヵ月でサークルK・サンクスをファミリーマートへブランド転換し、国内約16,500店舗規模のネットワークを構築
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 有価証券報告書 第36期(2017年2月期)・第37期(2018年2月期)【企業結合等関係】【減損損失】
- [36]のれんは暫定39,977百万円から取得原価の配分確定で152,116百万円へ。旧サークルKサンクス分ののれんに2018年2月期9,216百万円の減損
総合スーパーの側では、2017年8月にドンキホーテホールディングスと資本・業務提携を結び、11月にユニー株の40%を同社へ譲った。髙柳氏は、仕入れや値付けの権限を売場へ大きく委ねるドン・キホーテの運営を、チェーンストア型のユニーに取り込む狙いを説明している。2018年2〜3月に両社の名を冠して開いた6店は売上高・客数とも好調で、同年10月11日には残るユニー株の全てをドンキホーテHDへ譲る契約を結んだ。あわせて同社株の20.17%を上限とする公開買付けを行い、持分法適用会社とする計画を立てた。だが応募は2万4,721株にとどまり、買付け後の所有割合は0.02%であった。2019年1月にユニーの譲渡を終え、同年9月には持株会社が子会社のファミリーマートを吸収合併して商号を㈱ファミリーマートに戻した。
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2018「ステークホルダーの皆様へ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- [37]2017年8月に㈱ドンキホーテホールディングスと資本・業務提携の最終契約書を締結し、11月にユニー㈱の発行済株式の40%の譲渡が完了
- [38]ドン・キホーテは仕入れや価格設定の権限と責任が大きく現場に委譲されており、チェーンストアで展開するGMS事業とは店舗運営のアプローチが大きく異なる。協業で相互の経営資源を活用する
- [39]2018年2月から3月にかけてダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」が中京地区と神奈川県内に計6店舗開店し、売上高・客数ともに好調
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付届出書(2018年11月7日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- [40]2018年10月11日、ユニー・ファミリーマートHDが所有するユニー株式の残り全てをドンキホーテHDに譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結
- [41]ドンキホーテHDを持分法適用関連会社とすることを目的に、32,108,700株(所有割合20.17%)を上限とする公開買付けを実施
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付報告書(2018年12月20日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- [42]応募株券等の総数は24,721株。買付け等後における株券等所有割合は0.02%
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [43]2019年1月、ユニー㈱の全株式を㈱ドンキホーテホールディングスに譲渡
- [44]2019年9月、完全子会社である㈱ファミリーマートを吸収合併し、㈱ファミリーマートに商号変更
筆頭株主の伊藤忠商事は、2009年9月に子会社経由で持っていた31.46%の株式を直接保有へ切り替え、その後も市場で買い増して2018年には41.50%を握っていた。2018年4月19日、同社は持分法適用会社としての個別の支援では足りないとして連結子会社にする方針を決め、7月17日から所有割合50.10%を上限とする公開買付けを始めた。持株会社は賛同しつつ、応募の判断を株主に委ねた。伊藤忠は『店舗オペレーションといった小売業の本質部分は商社の発想では難しい』との見方を示し、店の運営は小売の側に任せると約した。2年後の2020年7月8日、取締役会は伊藤忠の子会社による非公開化を前提とした公開買付けに賛同し、株式は11月12日に東京証券取引所の上場を廃止した。運営は任せると言いながら持分を買い上げていく過程で、上場会社として独立して判断できる余地は段階的に狭まった。
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 意見表明報告書(2018年7月17日提出、公開買付者 伊藤忠リテールインベストメント合同会社)
- [45]2009年9月、伊藤忠商事がファミリーコーポレーションから旧・ファミリーマート株式の全て(29,941,200株、議決権割合31.46%)を取得し、直接の筆頭株主となった
- [46]伊藤忠商事は市場買付けなどで買い増し、2018年7月時点で52,507,296株(所有割合41.50%)を保有
- [47]伊藤忠商事は持分法適用関連会社としての個別的なサポートを超えて連結子会社化が必要と判断し、2018年4月19日に公開買付けを決議。7月17日から所有割合50.10%を上限に開始
- [48]当社取締役会は公開買付けに賛同し、上場が維持される予定であるため応募するか否かは株主の判断に委ねると決議
- [49]公開買付け成立後も、店舗オペレーションといった小売業の本質部分はファミリーマート、ユニーに任せ、経営の独立性を尊重する考え方に変更はない(伊藤忠商事の説明)
- 株式会社ファミリーマート 第40期第1四半期報告書(2020年5月期)注記19「追加情報」
- [50]2020年7月8日の取締役会で、親会社伊藤忠商事の子会社による公開買付けに賛同を表明。公開買付者が非公開化を企図し上場廃止となる予定であることを前提とした決議
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第40期(2021年2月期)【沿革】
- [51]2020年11月、伊藤忠商事の子会社リテールインベストメントカンパニー合同会社による公開買付けと株式併合に伴い、東京証券取引所市場第一部の上場を廃止(2020年11月12日付)
参考文献[32]-[51]
- ユニー・ファミリーマートホールディングス アニュアルリポート 2017「マネジメントメッセージ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- [32]髙柳浩二氏は1975年伊藤忠商事入社、2015年より同社副社長・食料カンパニープレジデント。経営統合作業にも参画。2017年3月1日社長執行役員、5月25日代表取締役社長に就任
- [33]2017年4月、「統合の完遂」を軸に据えた2020年度までの中期経営計画が始動
- [34]ブランド統合を当初計画より半年前倒しし2018年8月末までに完了させる予定。サプライチェーンの一本化で2017・2018年度は単年度50〜70億円、2019年度以降は80〜100億円規模のシナジーを見込む
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2019「会長メッセージ」(代表取締役会長 髙柳浩二)
- [35]2016年の経営統合以降、約2年3ヵ月でサークルK・サンクスをファミリーマートへブランド転換し、国内約16,500店舗規模のネットワークを構築
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 有価証券報告書 第36期(2017年2月期)・第37期(2018年2月期)【企業結合等関係】【減損損失】
- [36]のれんは暫定39,977百万円から取得原価の配分確定で152,116百万円へ。旧サークルKサンクス分ののれんに2018年2月期9,216百万円の減損
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2018「ステークホルダーの皆様へ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- [37]2017年8月に㈱ドンキホーテホールディングスと資本・業務提携の最終契約書を締結し、11月にユニー㈱の発行済株式の40%の譲渡が完了
- [38]ドン・キホーテは仕入れや価格設定の権限と責任が大きく現場に委譲されており、チェーンストアで展開するGMS事業とは店舗運営のアプローチが大きく異なる。協業で相互の経営資源を活用する
- [39]2018年2月から3月にかけてダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」が中京地区と神奈川県内に計6店舗開店し、売上高・客数ともに好調
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付届出書(2018年11月7日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- [40]2018年10月11日、ユニー・ファミリーマートHDが所有するユニー株式の残り全てをドンキホーテHDに譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結
- [41]ドンキホーテHDを持分法適用関連会社とすることを目的に、32,108,700株(所有割合20.17%)を上限とする公開買付けを実施
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付報告書(2018年12月20日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- [42]応募株券等の総数は24,721株。買付け等後における株券等所有割合は0.02%
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- [43]2019年1月、ユニー㈱の全株式を㈱ドンキホーテホールディングスに譲渡
- [44]2019年9月、完全子会社である㈱ファミリーマートを吸収合併し、㈱ファミリーマートに商号変更
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 意見表明報告書(2018年7月17日提出、公開買付者 伊藤忠リテールインベストメント合同会社)
- [45]2009年9月、伊藤忠商事がファミリーコーポレーションから旧・ファミリーマート株式の全て(29,941,200株、議決権割合31.46%)を取得し、直接の筆頭株主となった
- [46]伊藤忠商事は市場買付けなどで買い増し、2018年7月時点で52,507,296株(所有割合41.50%)を保有
- [47]伊藤忠商事は持分法適用関連会社としての個別的なサポートを超えて連結子会社化が必要と判断し、2018年4月19日に公開買付けを決議。7月17日から所有割合50.10%を上限に開始
- [48]当社取締役会は公開買付けに賛同し、上場が維持される予定であるため応募するか否かは株主の判断に委ねると決議
- [49]公開買付け成立後も、店舗オペレーションといった小売業の本質部分はファミリーマート、ユニーに任せ、経営の独立性を尊重する考え方に変更はない(伊藤忠商事の説明)
- 株式会社ファミリーマート 第40期第1四半期報告書(2020年5月期)注記19「追加情報」
- [50]2020年7月8日の取締役会で、親会社伊藤忠商事の子会社による公開買付けに賛同を表明。公開買付者が非公開化を企図し上場廃止となる予定であることを前提とした決議
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第40期(2021年2月期)【沿革】
- [51]2020年11月、伊藤忠商事の子会社リテールインベストメントカンパニー合同会社による公開買付けと株式併合に伴い、東京証券取引所市場第一部の上場を廃止(2020年11月12日付)
2009年〜2020年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2009年02月期 | 連結 | 2,873 | n/a | n/a | 395 | 165 | 5.7% | n/a |
| 2010年02月期 | 連結 | 2,782 | ▲3.2% | n/a | 358 | 151 | 5.4% | n/a |
| 2011年02月期 | 連結 | 3,199 | +15.0% | n/a | 399 | 180 | 5.6% | n/a |
| 2012年02月期 | 連結 | 3,292 | +2.9% | n/a | 448 | 166 | 5.0% | n/a |
| 2013年02月期 | 連結 | 3,341 | +1.5% | n/a | 454 | 250 | 7.5% | n/a |
| 2014年02月期 | 連結 | 3,456 | +3.4% | n/a | 473 | 226 | 6.5% | n/a |
| 2015年02月期 | 連結 | 3,744 | +8.3% | n/a | 425 | 257 | 6.9% | n/a |
| 2016年02月期 | 連結 | 4,277 | +14.2% | n/a | 519 | 211 | 4.9% | n/a |
| 2017年02月期 | 連結 | 8,950 | +109.3% | n/a | 593 | 190 | 2.1% | n/a |
| 2018年02月期 | 連結 | 6,370 | ▲28.8% | 59 | n/a | 337 | 5.3% | n/a |
| 2019年02月期 | 連結 | 6,172 | ▲3.1% | 42 | n/a | 454 | 7.4% | n/a |
| 2020年02月期 | 連結 | 5,171 | ▲16.2% | 462 | n/a | 435 | 8.4% | n/a |
出典・参考
17件
- ファミリーマート 有価証券報告書 第29期(2010年2月期)【企業結合等関係】【経営上の重要な契約等】
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 有価証券報告書 第36期(2017年2月期)・第37期(2018年2月期)【企業結合等関係】【減損損失】
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第39期(2020年2月期)【沿革】
- 株式会社ファミリーマート 有価証券報告書 第40期(2021年2月期)【沿革】
- ファミリーマート アニュアルリポート 2010「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2012「社長インタビュー」(代表取締役社長 上田準二)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2013「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二/代表取締役社長 中山勇)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「社長インタビュー」(代表取締役社長 中山勇)
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「財務ハイライト」
- ファミリーマート アニュアルリポート 2016「マネジメントメッセージ」(代表取締役会長 上田準二、2016年6月)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス アニュアルリポート 2017「マネジメントメッセージ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2018「ステークホルダーの皆様へ」(代表取締役社長 髙柳浩二)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付届出書(2018年11月7日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 公開買付報告書(2018年12月20日提出、対象者 ドンキホーテホールディングス)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 意見表明報告書(2018年7月17日提出、公開買付者 伊藤忠リテールインベストメント合同会社)
- ユニー・ファミリーマートホールディングス 統合レポート 2019「会長メッセージ」(代表取締役会長 髙柳浩二)
- 株式会社ファミリーマート 第40期第1四半期報告書(2020年5月期)注記19「追加情報」