- 創業
- 1858年、初代伊藤忠兵衛氏が15歳で麻布の持下り行商を始めた。二代目伊藤忠兵衛氏は1914年の伊藤忠合名から戦時統合で生まれた三興まで、四半世紀を超えてトップに座っている。過度経済力集中排除法により1949年に伊藤忠商事が再発足した際、社長へ就いたのは小菅宇一郎氏で、創業家の社長はそこで途切れた。
- 登用
- 直近20年の社長は小林栄三氏・岡藤正広氏・鈴木善久氏・石井敬太氏の4人で、全員が新卒入社の生え抜きである。外部から招いた例はない。出身は情報産業・繊維・航空宇宙・化学品と営業カンパニーごとに割れており、入社から社長就任までは32年から39年かかっている。
- 任期
- 繊維商社を総合商社へ変えた越後正一氏の14年が最長で、直近3代は岡藤正広氏が8年、鈴木善久氏が3年、石井敬太氏が5年目に入った。ただし岡藤正広氏は2018年に会長CEOへ移ってからもトップに残り、2010年から16年にわたり最終決定者であり続けている。
- 含意
- 社長はCOO、CEOは会長という分離が2018年から続き、社長を務めた2人はCEOにならないまま退いている。後継CEOの候補は会長CEOが委員会へ推薦すると報告書に明記され、その委員には会長と社長の本人が入る。取締役9名のうち社外は4名で過半に届かない。
1949〜1958年・10年/生え抜き
1959〜1972年・14年/生え抜き
1973〜1981年・9年/生え抜き
1982〜1988年・7年/生え抜き
1989〜1996年・8年/生え抜き
1997〜2002年・6年/生え抜き
2003〜2008年・6年/生え抜き
2009〜2016年・8年/生え抜き
2017〜2019年・3年/生え抜き
石井敬太現任
2020年〜現在・7年/生え抜き
石井敬太
いしい けいた
生え抜き(1983年入社)。化学品の営業畑とタイ法人社長を経て、化学品部門出身では初の社長へ
鈴木善久
すずき よしひさ
生え抜き(1979年入社)。航空宇宙畑が長く、伊藤忠インターナショナル社長・情報金融カンパニープレジデントを経て社長へ
岡藤正広
おかふじ まさひろ
生え抜き(1974年入社)。一貫して大阪で繊維の営業畑を歩み、繊維カンパニープレジデント・副社長を経て社長へ
小林栄三
こばやし えいぞう
生え抜き(1972年入社)。情報産業畑を歩み、情報産業部門長・常務・専務を経て55歳で社長へ
丹羽宇一郎
にわ ういちろう
生え抜き(1962年入社)。油脂部・飼料原料部など食糧畑を歩み、業務部長・取締役・常務・副社長(社長補佐、経営企画担当)を経て社長へ
室伏稔
むろふし みのる
生え抜き(1956年入社)。食品本部長・北米総支配人・伊藤忠アメリカ社長を経て、常務・専務から社長へ
米倉功
よねくら いさお
生え抜き(1947年大建産業入社、1949年に伊藤忠商事へ転籍)。海外事業部長から取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
戸崎誠喜
とざき せいき
生え抜き(1934年入社)。ハノイ・小倉・大阪の各支店とポートランド出張所長、ニューヨーク伊藤忠社長を経て、常務・専務・副社長から社長へ
越後正一
えちご まさかず
生え抜き(1925年入社)。綿糸布部長・東京支社長を経て専務・副社長を各一期務め、第五代社長へ
小菅宇一郎
こすが ういちろう
生え抜き(1912年に伊藤糸店へ勤務)。名古屋支店長・取締役を経て、1949年12月の伊藤忠商事(第二会社)発足時に社長へ