丹羽宇一郎
伊藤忠商事・元取締役社長
社長就任までの出自
出自
1962年に伊藤忠商事へ入社した。1990年代半ばには業務部長として副社長会に出席し、不良資産の早期処理を訴えたが、経験豊かな副社長たちに退けられている。その後は副社長として社長補佐と経営企画を担い、1998年4月に社長へ就任した。処理を先送りしてきた資産の中身を、決裁の外側から見続けた経歴である。
社長に選ばれた経緯
抜擢
室伏稔氏の後任として1998年4月に社長へ就任した。1998年3月期には有利子負債が5.2兆円へ膨らみ、同期から最終赤字が続いていた。連結対象は1999年3月期に1027社へ達し、その5〜6割が赤字で、子会社全体で毎年数百億円の損失を計上していた。1998年秋には株価が一時200円を割り込んでいる。就任直後、丹羽宇一郎氏は7人ほどの特別調査チームを立ち上げ、部課長への聞き取りで資産を洗い直した。
在任中の主な施策
施策
1999年10月13日、緊急の社員集会で単体3950億円・連結2530億円の特別損失を計上すると報告した。内訳は不動産関連が1830億円で、ゴルフ場10案件と販売用不動産20件の評価減が柱となり、賃貸ビルなど事業用固定資産20件にも減損会計で700億円を計上した。子会社は2001年3月までに700社へ減らす計画を立て、3年続けて赤字の会社は理由を問わず整理した。原資には1999年12月に東京証券取引所市場第一部へ上場した伊藤忠テクノサイエンスの株式売却益を充てている。
在任の評価
評価
執筆予定
経歴 1962〜2004年
在任中の業績 FY97→FY03
就任前(FY97)155,445億円
退任時(FY03)17,387億円
変化(6カ年)-89%
就任前-
退任時-
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