小野薬品工業の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

海外で売る権利を渡し、13年後にその販売網を買収で取り戻した。1968年の中央研究所完成と同年のプロスタグランジン全合成が創薬の起点で、本庶佑氏が1992年に発見したPD-1については2003年に京都大学と持ち分半々で共同特許を出願している。だが世界規模の臨床試験と販売網を単独では担えず、2011年9月にBristol-Myers Squibbへ抗PD-1抗体の海外開発・販売権を供与した。オプジーボは2014年に世界初の抗PD-1抗体として発売され、受け取るロイヤルティが研究開発の原資となった。その原資で2024年4月に米Deciphera Pharmaceuticalsを約24億ドルで買収し、消化管間質腫瘍薬QINLOCKと欧米の販売網を取得した。2026年3月期の営業利益922億円は2024年3月期の1,599億円を下回り、取得の代金を利益から払い終える時期はまだ来ていない。

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