決断
主力品の特許切れを、がん領域を外から取り込むことで補った会社である。2007年12月に米国の抗体医薬ベンチャーのアジェンシスを買収し、2009年10月には米メディベーションと前立腺がん治療剤MDV3100の開発・商業化契約を結んだ。2010年6月には米OSIファーマシューティカルズを同意なき公開買付けで約3700億円で取得した。2009年8月に米国でプログラフの後発医薬品が発売され、その減収を補う製品が要ったためである。MDV3100は2012年9月にXTANDIとして米国で発売され、2016年3月期の当期利益は1937億円と発足後の最高を更新した。
2010年3月 米OSIへの敵対的TOB
米OSIへの敵対的TOB米国で主力の免疫抑制剤プログラフの後発医薬品が発売されるなか、がん領域の事業基盤を早期に立ち上げるため、抗がん剤タルセバを持つ米OSIへ同意なき株式公開買付けを仕掛けた買収。買付価格を1株57.50米ドルまで引き上げて最終契約に持ち込み、約40億米ドルを全額手元資金で払った。同じ経営論点に直面した企業 | M&A・買収のれんと無形資産2010 2011 2016 のれん(億円) 222 1,013 1,507 のれん以外の無形資産(億円) 406 2,659 3,392 2005年 山之内製薬との合併
業績の推移2004 2005 2010 売上高(億円) 5,112 4,471 9,748 経常利益率(%) 19.2 24.6 19.6