中電工の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

借入をゼロにして守った財務を、2016年以降は買収に充てた。1975年6月に中国電力の副社長から社長へ就任した中野重美氏は、工事資材の在庫を1か月分へ減らし、30億〜40億円の借入金をゼロにした。電気工事業に徹し、土地や不動産には手を出さなかった。無借金経営は1990年代も続き、経営指標は業界の首位にあった。方針が動いたのは2016年で、8月に杉山管工設備、9月に早水電機工業を取得し、2017年10月にシンガポールのRYB Engineering、2020年3月に昭和コーポレーションを傘下に入れた。ただしRYBは2020年1月に17億円ののれん減損を出し、台湾の洋上風力への出資は2023年3月期に125億円の持分法投資損失となって、同期を69億円の最終赤字にした。

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