The社史
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化学・プラント・製紙
6日本の化学産業は、戦前の軍需化学と肥料工業を母体に発展し、三井化学・住友化学・三菱ケミカル・信越化学工業・旭化成など財閥系・新興系が混在する厚い産業層を形成してきた。石油化学コンビナートは1950年代後半に国策として整備され、エチレンを起点とする誘導品の大量生産体制が確立したが、オイルショック以降は慢性的な設備過剰に悩まされた。2000年代以降は業界再編が加速し、三菱化学・三菱レイヨン・三菱樹脂が統合して三菱ケミカルが誕生。信越化学は塩ビ樹脂と半導体シリコンウェハーで世界首位に立ち、高収益企業の代名詞となった。製紙分野では王子製紙と日本製紙の2強体制が続くが、ペーパーレス化の進行で国内需要は縮小基調にあり、パッケージ・特殊紙・海外植林事業への転換を図る。プラントエンジニアリングでは日揮・千代田化工がLNGプラントで世界的な実績を持つ。
1907年
創業
北越コーポレーション
売上高
2,970億円
2024/03
当期純利益
83億円
2024/03
1907年設立。新潟の製紙会社として創業し、幾多の経営危機と自然災害を乗り越えて成長。王子製紙の買収提案を拒絶し独立を維持。紀州製紙との統合や段ボール原紙への転換で総合製紙メーカーとしての地位を確立した。
1909年
創業
レンゴー
売上高
9,007億円
2024/03
当期純利益
330億円
2024/03
1909年創業。井上貞治郎が国産初の段ボールを製造し、5社合併で聯合紙器を設立。段ボール・紙器の一貫生産体制を構築し、トライウォール買収で重包装でもグローバル展開。日本の段ボール業界を100年以上牽引する。
1887年
創業
日産化学
売上高
2,267億円
2024/03
当期純利益
380億円
2024/03
1887年設立。日本初の化学肥料メーカーとして創業し、日産財閥傘下を経て独立。石油化学からの撤退と高機能材への集中投資で事業転換に成功し、農薬・機能性材料・半導体材料で高収益体質を確立した。
1881年
創業
日本ペイント
売上収益
14,425億円
2023/12
当期利益
1,184億円
2023/12
1881年創業。日本初の塗料メーカーとして設立され、自動車向け塗料とNIPSEAグループによるアジア展開で成長。ウットラムとの資本提携を軸にグローバルM&Aを加速し、世界有数の総合塗料メーカーへと飛躍した。
1934年
創業
富士フイルム
売上高
31,958億円
2025/03
当期純利益
2,609億円
2025/03
1934年設立。写真フィルムの国内シェア70%を誇ったが、デジタル化で市場消失。医薬・化粧品・高機能材料への大胆な事業転換を断行し、富士ゼロックス完全子会社化やバイオ医薬参入で複合型企業に変貌した。
1941年
創業
日本触媒
売上高
4,093億円
2025/03
当期純利益
173億円
2025/03
1941年設立。触媒技術を基盤にアクリル酸・高吸水性樹脂(SAP)で世界的シェアを獲得。無水マレイン酸から出発し、酸化エチレン・SAPへと主力製品を転換。グローバル展開を進める機能性化学品メーカー。