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外食
2日本の外食産業は、高度経済成長期のファミリーレストラン誕生を起点に急拡大し、市場規模は約25兆円に達する巨大産業である。すかいらーく(現すかいらーくHD)は1970年にファミレス1号店を開業し、マニュアル化されたチェーンオペレーションの雛形を築いた。日本マクドナルドは藤田田の経営手腕でハンバーガーを国民食に定着させたが、2014年の品質問題で急激に業績が悪化し、経営改革を余儀なくされた。ゼンショーホールディングスは「すき家」を軸に急成長し、M&Aを繰り返して外食売上高で国内首位に立った。吉野家は「牛丼戦争」で価格競争に巻き込まれながらも、BSE問題・人手不足といった危機を乗り越えてきた。業界最大の構造問題は慢性的な人手不足であり、時給上昇と採用難が利益を圧迫する。配膳ロボット・モバイルオーダー・セントラルキッチンなど省人化投資が各社の最重要テーマとなっている。
1971年
創業
日本マクドナルド
売上高
3,523億円
2022/12
当期純利益
199億円
2022/12
1971年設立。藤田田が米マクドナルド社と合弁で日本マクドナルドを設立し、銀座三越に1号店を開業した。都市圏での積極的な多店舗展開と独自のマーケティングにより、1984年に外食産業で初の売上高1000億円を突破。1990年代に出店余地が飽和するとハンバーガーの大幅値下げに踏み切ったが低価格路線は行き詰まり、2003年に藤田家が経営権を喪失した。原田泳幸CEOの店舗運営改革で再建を図り、現在も業績改善が続く。
1967年
創業
サイゼリヤ
売上高
1,832億円
2023/08
当期純利益
51億円
2023/08
1967年に理系出身の正垣泰彦が千葉県本八幡で飲食店を個人開業。1968年にイタリア料理店サイゼリヤへ転換し、全メニュー半額化で繁盛店に転じた。悪立地・低価格・素材重視を経営の三原則に掲げ、投資リターン20%を基準に全国展開を推進。広告宣伝費を売上高比0.3%に抑え食材原価に集中投資するモデルを確立し、オーストラリアの自社工場など供給網を内製化。1998年に株式上場、2000年に東証1部へ移行した。