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建機・農機・その他車両

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建設機械・農業機械は、日本が世界トップクラスの競争力を持つ産業である。コマツは油圧ショベル・ブルドーザーでキャタピラーに次ぐ世界2位の建機メーカーであり、2001年に導入した「KOMTRAX」(機械稼働管理システム)はIoT活用の先駆けとして製造業全体に影響を与えた。2017年には米ジョイ・グローバルを約3,000億円で買収し、鉱山機械分野を強化。クボタは農業機械で世界有数の存在であり、小型建機と水環境インフラを加えた3本柱で海外売上比率7割超を実現している。日立建機は日立グループから独立し、ディアとの提携で北米市場の開拓を進める。ダイキン工業はエアコン世界首位であり、売上高4兆円に迫る巨大企業に成長した。各社に共通する課題は電動化・自動運転技術への対応と、中国メーカーの急成長への対抗である。

1921年 創業
コマツ
売上高
28,023億円
2022/03
当期純利益
2,249億円
2022/03
1921年設立。石川県小松に創業し、国産ブルドーザーの試作に成功して建設機械メーカーとしての礎を築いた。戦後は米軍需砲弾の生産で経営を安定させ、全社的品質管理の推進とブルドーザーの量産投資で急成長。1998年に開発した機械稼働管理システムKomtraxで差別化を図り、IoTの先駆けとなった。脱建機路線のシリコンウエハー投資は撤退に終わったが、2017年の米ジョイグローバル買収でマイニング事業を強化し、世界第2位の建機メーカーの地位を固めた。
1949年 創業
日立建機
売上収益
14,059億円
2024/03
当期利益
932億円
2024/03
1970年設立。日立製作所の建設機械部門を母体に製販統合で発足し、油圧ショベルを主力機種として成長した。米ジョン・ディア社向けのOEM輸出で北米市場を開拓し、アジアや欧州にも販売拠点を拡充。2009年のカナダ・ウェンコ社買収でマイニング分野にも進出した。2021年のディア社との合弁解消後は自社ブランドでの北米展開を加速し、筆頭株主が日立から投資会社に移るなど、独立した総合建設機械メーカーとしての道を歩んでいる。
1890年 創業
クボタ
売上高
30,207億円
2023/12
当期利益
2,384億円
2023/12
1890年創業。久保田権四郎が鋳鉄管の製造で起業し、耕うん機・トラクターで農機メーカーに転身した。1972年から欧米へのトラクター量産輸出を開始し、海外市場を開拓。2012年のノルウェーKverneland買収と2022年のインドEscorts買収でグローバル農機大手に成長した。一方で水道管カルテルの発覚やアスベスト問題にも直面。水環境インフラ事業でも世界展開を進め、農機と水の両輪で成長する総合機械メーカーへと発展した。
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