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日用品
2日本の日用品産業は、花王・ライオン・ユニ・チャームを中核とし、洗剤・トイレタリー・衛生用品の分野で高い技術力とブランド力を誇る。花王は1890年の石鹸製造から出発し、洗剤・化粧品・ケミカルの3本柱で国内最大の日用品メーカーに成長。28期連続増配という日本記録を持つ経営安定性で知られるが、2000年代のカネボウ化粧品買収では統合に苦戦した。ユニ・チャームは紙おむつ・生理用品でアジア市場を攻略し、海外売上比率6割超を達成。インドネシア・タイ・中国でシェア首位を獲得し、P&Gやキンバリー・クラークといった欧米巨大企業に伍する存在となった。人口減少に伴う国内市場の成熟化が進むなか、各社は高付加価値品へのシフトと新興国でのシェア拡大を成長の両輪としている。
1887年
創業
花王
売上高
16,284億円
2024/12
(親)当期利益
1,977億円
2024/12
1887年創業。長瀬富郎が花王石鹸の製造販売で出発し、合成洗剤・紙おむつ・化粧品へと事業領域を拡大した。再販価格維持制度の導入と販社改革で強固な流通網を構築し、EVA経営やトータルコストリダクションなど独自の経営手法で高収益体質を維持。2006年のカネボウ化粧品買収で化粧品大手にも躍進した。中国でのメリーズ展開や海外ブランド買収でグローバル化を推進し、日用品・化学品の両面で事業基盤を強化している。
1872年
創業
資生堂
売上高
9,730億円
2024/12
当期純利益
217億円
2024/12
1872年創業。東京銀座の薬局から化粧品に参入し、チェインストア方式と花椿ブランドの確立で国内シェア首位を獲得した。戦後は五ヵ年計画で成長基盤を整え、掛川・久喜への工場新設で生産体制を拡充。1986年の仏カリタ社買収を皮切りに海外M&Aを積極化し、米ベアエッセンシャルやDrunk Elephant買収でグローバルビューティー企業を志向した。近年はパーソナルケア事業の売却やスキンケア・プレステージへの集中で構造改革を推進する。