- 後藤高志氏(旧第一勧業銀行出身、現みずほフィナンシャルグループ)がFY04から代表取締役社長を務め、FY22/2023年4月に西山隆一郎氏(同じく旧第一勧業銀行出身)へ社長を譲り、自身は代表取締役会長会長執行役員兼CEOへ移った。FY22以降は会長兼CEOと社長兼COOの二頭体制をとり、後藤氏が約18年にわたりトップを担い続けた長期在任である。
- 西山氏は2009年に西武へ入社し、広報部長から経営企画本部長へと内部で昇進した経営企画・広報畑の出身であり、いわゆる事業現場の叩き上げとは異なる経路でトップに就いた。社長は内部昇格ながら、その源流は外部の銀行から招いた人材という二重構造をもつ。
- 系譜の最大の断絶点は、2004年の有価証券報告書虚偽記載による上場廃止と、それに続く創業家・堤家からの経営権移転にある。再建のため銀行家・後藤氏が外部から派遣され、創業者一族の世襲が途切れた。後継の西山氏も旧第一勧業銀行の出身であり、銀行系人材がトップを継ぐ流れが定着している。
- 後藤氏・西山氏ともみずほ(旧第一勧業銀行)の出自を共有し、金融出身者がトップを占める点に特徴がある。土地・鉄道・ホテルの保有事業を率いる首脳が、事業会社ではなく銀行から供給されてきた構図を示している。