1998年2010年2020年2026年
- 創業
- 名鉄が創業の年とするのは1894年6月、名古屋に馬車鉄道を敷く目的で設けられた愛知馬車鉄道である。個人の創業者の名は残っていない。いまの法人は1921年の設立で、1935年に愛知電気鉄道を合併して名古屋鉄道の商号となった。創業家から社長が出た例は確認できない。
- 登用
- 直近20年の社長は日本銀行出身の木下栄一郎氏に始まり、以後は山本亜土氏・安藤隆司氏・髙﨑裕樹氏と新卒入社の生え抜きが3代続く。1982年から2009年までは日本銀行と運輸省から迎えた社長が4代のうち3代を占めていたが、その系譜は途切れている。3人はいずれも早稲田大学の出身である。
- 任期
- 中興の祖は1961年から10年務めた土川元夫氏で、博物館明治村の開村など鉄道の外へ事業を広げた。直近3代は山本亜土氏6年、安藤隆司氏6年、髙﨑裕樹氏が6年目と、いずれも6年でそろう。中期経営計画を2本任せる区切りに合わせているように見える。
- 含意
- 社長は管理か不動産の畑を通った生え抜きから出て、外から名前を持ち込む主体がいない。2020年に置いた指名・報酬諮問委員会は6名のうち4名が社外だが、委員長は社長本人が務め、答申を受けて決めるのは取締役会である。取締役10名のうち社外は4名にとどまる。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 神野金之助 | 1945〜1954年 | 9年 | 退任 | 外部出身 | 取締役社長 | |
| 千田憲三 | 1954〜1961年 | 7年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | |
| 土川元夫 | 1961〜1971年 | 10年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | 決断1965年名鉄百貨店・明治村・バスターミナルを核とする多角化とグループ経営の構築 |
| 竹田弘太郎 | 1971〜1981年 | 10年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | |
| 梶井健一 | 1981〜1987年 | 6年 | 退任 | 外部出身 | 取締役社長 | |
| 谷口清太郎 | 1987〜1993年 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 取締役社長 | |
| 箕浦宗吉 | 1993〜1998年 | 5年 | 退任 | 外部出身 | 取締役社長 | |
| 木村操 | 1998〜2005年 | 7年 | 退任 | 外部出身 | 取締役社長 | 決断1999年不採算路線・多角化事業の見直しと分社化、中部圏への経営資源集中 |
| 木下栄一郎 | 2005〜2009年 | 4年 | 退任 | 外部出身 | 取締役社長 | 決断2005年中部国際空港開港に合わせた空港線(常滑〜中部国際空港間)の新設 |
| 山本亜土 | 2009〜2015年 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | |
| 安藤隆司 | 2015〜2021年 | 6年 | 退任 | 生え抜き | 代表取締役社長 | |
| 髙﨑裕樹 | 2021年〜現任 | 6年 | 現任 | 生え抜き | 代表取締役社長 社長執行役員 | 決断2025年名古屋駅地区再開発計画の事業化決定と、施工難による再検証・見直しへの着手2026年名鉄百貨店本店の営業終了と名古屋駅地区再開発 |