1894年〜 馬車鉄道に始まり、合併で築いた中京圏の私鉄網
- 1921年 名古屋鉄道設立 (1921年6月13日設立、資本金12百万円)
- 1921年 名古屋電気鉄道の郡部線事業を譲受け
- 1928年 バス営業の開始
- 1930年 商号を名岐鉄道に変更
- 1935年 新一宮・新笠松間開通により押切町・新岐阜間全通
- 1935年 愛知電気鉄道を吸収合併
- 1935年 名古屋鉄道に商号変更
電気軌道への転換で開いた都市交通
名鉄グループが創業の年とするのは、1894年6月に名古屋市内で馬車鉄道を敷く目的で設立された愛知馬車鉄道である。ところが日清戦争下の警戒感もあって資本が十分に集まらず、計画は当初の馬車鉄道から電気鉄道へと切り替わった。改組を経た名古屋電気鉄道が1898年に開業した路面電車は、日本で2番目の電気軌道とされる。名古屋の市街を走る都市交通として出発した点に、後の中京圏私鉄最大手の原型がある。名古屋鉄道はこの1894年を創業の年と位置づけ、2024年に創業130周年を迎えている。 [1][2][3]
- 名鉄グループ統合報告書2024
- [1]1894年6月 愛知馬車鉄道として創業(名鉄グループの起点)
- [2]1898年 名古屋電気鉄道が日本で2番目の電気軌道を開業
- [3]2024年に創業130周年(1894年起点)
市内電車を足がかりに、名古屋電気鉄道は郊外へ路線を伸ばした。都市の内と外を鉄道で結ぶという発想は、沿線人口の増加とともに輸送需要を押し上げ、鉄道を軸に地域を開発する後年の事業モデルへとつながる。市街地の路面電車で得た足場を、郊外へ延びる電車の建設へと広げていく形である。統合報告書は近代化に伴う鉄道建設への需要の高まりを背景に「地域の足を支える交通網の構築」を進めた時期と整理している。名古屋という地方中枢都市を母市場に持ったことが、この会社の成長を長く支える条件になった。 [4]
- 名鉄グループ統合報告書2024
- [4]近代化に伴う鉄道需要を背景に郊外交通網を整備(創業〜1940年代)
- 名鉄グループ統合報告書2024
- [1]1894年6月 愛知馬車鉄道として創業(名鉄グループの起点)
- [2]1898年 名古屋電気鉄道が日本で2番目の電気軌道を開業
- [3]2024年に創業130周年(1894年起点)
- [4]近代化に伴う鉄道需要を背景に郊外交通網を整備(創業〜1940年代)
相次ぐ合併がつくった現・名古屋鉄道
現在の法人につながる名古屋鉄道は、1921年6月に資本金12百万円で設立され、翌7月に名古屋電気鉄道の郡部線事業を譲り受けた。以後は近隣鉄道の合併で路線網を広げた。1925年に尾西鉄道、1929年に城北電気鉄道と尾北鉄道の事業を譲受し、1930年8月には美濃電気軌道を合併して同年9月に商号を名岐鉄道へ改めた。周辺の中小鉄道を一つずつ束ねながら、名古屋を中心とする路線網を組み上げていく過程だった。岐阜方面を押さえた名岐鉄道は、1935年に押切町から新岐阜までを全通させ、名古屋と岐阜を結ぶ幹線を手にした。 [5][6][7]
- 名古屋鉄道 有価証券報告書【沿革】
- [5]1921年6月 名古屋鉄道株式会社設立(資本金12百万円)、7月に郡部線事業を譲受
- [6]1930年8月 美濃電気軌道を合併、9月 商号を名岐鉄道に変更
- [7]1925年 尾西鉄道、1929年 城北電気鉄道・尾北鉄道の事業を譲受
決定的だったのは1935年8月、豊橋方面に強い愛知電気鉄道を合併し、商号を名古屋鉄道へ改めた統合である。これにより名岐系と愛電系の路線がひとつの会社に束ねられ、現在の名鉄が成立した。会社はその後も瀬戸電気鉄道を1939年、三河鉄道を1941年、知多鉄道を1943年に合併し、中京圏の中小私鉄を吸収した。1944年には神宮前と新名古屋の間が開通して東西の路線が連絡し、1948年には豊橋から岐阜までの直通電車が走り出した。合併の積み重ねが、中京圏を東西南北に結ぶ路線網の骨格を形づくった。 [8][9][10]
- 名古屋鉄道 有価証券報告書【沿革】
- [8]1935年8月 愛知電気鉄道を合併し商号を名古屋鉄道に変更(現・名鉄の成立)
- [9]瀬戸電気鉄道(1939)・三河鉄道(1941)・知多鉄道(1943)を合併
- [10]1944年 神宮前〜新名古屋間開通で東西線連絡、1948年 豊橋〜岐阜間の直通運転
- 名古屋鉄道 有価証券報告書【沿革】
- [5]1921年6月 名古屋鉄道株式会社設立(資本金12百万円)、7月に郡部線事業を譲受
- [6]1930年8月 美濃電気軌道を合併、9月 商号を名岐鉄道に変更
- [7]1925年 尾西鉄道、1929年 城北電気鉄道・尾北鉄道の事業を譲受
- [8]1935年8月 愛知電気鉄道を合併し商号を名古屋鉄道に変更(現・名鉄の成立)
- [9]瀬戸電気鉄道(1939)・三河鉄道(1941)・知多鉄道(1943)を合併
- [10]1944年 神宮前〜新名古屋間開通で東西線連絡、1948年 豊橋〜岐阜間の直通運転