決断
新薬を自前で生むより、売る組織を北米で買い足してきた。2009年9月に米セプラコールを約26億ドルで買収して米国の販売組織を確保し、住友製薬由来の抗精神病薬ラツーダを翌年から米国で自ら売った。FY17の営業利益881億円は最高益にあたるが、収益はこの単剤へ寄っていく。米国での独占販売の終了を先回りするため、2019年9月には英ロイバントと提携してスミトバントを子会社化し、後継候補と創薬の基盤をまとめて取り込んだ。ところがオルゴビクス・マイフェンブリー・ジェムテサの3品はいずれも計画に達せず、買い足した資産は取得額のまま評価損へ振り替わった。
2023年4月 ラツーダ特許切れで北米半減
ラツーダ特許切れで北米半減主力品の独占販売終了で収益が消え、後継製品の計画も崩れたことから、減損を一度に出し、北米の人員とパイプラインを圧縮して固定費を落とす財務主導の再建同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2022 2023 2026 売上高(億円) 5,600 5,555 4,533 営業利益率(%) 10.8 -13.9 23.7 2019年9月 英ロイバントとの提携
業績の推移2018 2019 2024 売上高(億円) 4,668 4,592 3,145 営業利益率(%) 18.9 12.6 -112.8 2009年9月 米セプラコールの買収
のれんと無形固定資産2009 2010 2015 のれん(百万円) − 83,564 88,075 のれん以外の無形固定資産(億円) 64 1,159 858 2005年 住友製薬との合併
業績の推移2004 2005 2010 売上高(億円) 1,708 1,738 2,962 経常利益率(%) 6.0 6.4 11.4