決断
事業を選ぶ基準を、107年目に初めて数値で置いた。1962年6月、青海工場田海地区で国産技術によるクロロプレンゴムの企業化に成功し、米デュポン・独バイエルに次ぐ世界3社目の量産化へ到達する。同じ年の11月にはデンカ石油化学工業を設立し、カーバイドと石油の二系統から品目を足す体制とした。1965年に肥料、1966年に機能・加工製品、1979年には東芝から東芝化学工業(のちのデンカ生研)を譲り受けて医薬・診断へ広げている。2022年10月にセメントの販売事業を太平洋セメントへ譲渡し、石灰石の自社採掘まで含めて祖業に連なる事業から撤退した。翌11月の中期経営計画Mission2030は3つ星事業以外を撤退・売却の対象と定め、WACC6%を最低ラインに製品ごとのROICを算出している。
2022年10月 太平洋セメントへ譲渡撤退
太平洋セメントへ譲渡撤退国内需要の低迷と設備更新・脱炭素投資、石炭価格の急騰に直面したセメント事業を単独で維持・成長させることは困難と判断し、販売事業を業界最大手へ譲渡し、石灰石の自社採掘まで含めて撤退した判断同じ経営論点に直面した企業 | 事業売却・撤退部門の売上高と利益率2022 2023 2026 外部顧客への売上高(億円) 1,069 1,238 976 セグメント利益率(%) -3.2 -0.9 0.1 2020年4月 コロナ検査キットの量産化
コロナ検査キットの量産化新型コロナウイルスのパンデミックという外部衝撃を受け、傍流だったヘルスケアの技術を、検査キットの量産へ着手して事業戦略の中心へ引き上げ、スペシャリティ化の柱に据えた判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移2019 2020 2025 売上高(億円) 4,131 3,808 4,002 営業利益率(%) 8.3 8.3 3.6 2015年 DuPont事業の譲受
のれんと無形固定資産2014 2015 2020 のれん(百万円) 0 0 7,544 のれん以外の無形固定資産(百万円) 1,299 1,509 4,264 1962年6月 青海工場でゴム国産化
業績の推移1961 1962 1967 売上高(億円) 162 178 362 純利益率(%) − − 2.4