古野電気の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

海で当てた技術を陸の商品へ転用した20年だけが、戻らなかった。1967年に舶用レーダーが米国と西独の型式検定に合格し、小型レーダーは輸出できないという業界の見立てを覆して輸出が伸びた。1990年代には機関制御と通信を船橋で統合するIBSを開発し、魚群探知機という計器を売る会社から、船橋そのものを組み上げる会社へ売り物を広げている。同じ超音波と電波の技術はETC車載器やカーナビゲーション用GPS受信機へも向けられたが、高速道路の料金割引制度が見直された2011年2月期に産業用電子機器は前年比33.2%減の150億円へ落ち、2015年8月には防衛省への過大請求をめぐって34億7,842万円を返納した。海で積み上げた技術は、陸では制度と発注者の側に業績を委ねることになった。

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