島津製作所の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

1950年代に並べた四つの事業を、150年たっても一つも手放していない。理化学器械から始まった会社は1919年に産業機器を加え、戦中の軍需品製造で計測と油圧の技術を蓄えたうえで、1956年10月の航空機器部門の新設によって航空機・防衛装備品へ入った。1989年6月には英KRATOSを買収して質量分析の技術と顧客基盤を取り込み、その延長で1992年のレーザーイオン化飛行時間型質量分析装置、2002年の田中耕一氏のノーベル化学賞へつながる。2022年5月の日水製薬の公開買付けによる取得では、装置と地続きにある試薬と培地を持つ会社を取り込んで体外診断薬・臨床検査へ入り、島津ダイアグノスティクスへ改めた。事業を減らさずに足す進み方が、市況の異なる四つの需要を同じ会社に置いている。

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