リガクHDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

後継者を社内に置かないまま、株主を入れ替えて承継した。志村晶氏はマサチューセッツ工科大学の在学中に父・義博氏の急逝で社長を承継し、以後50年にわたり全株式を保有したまま経営した。親族への継承は内紛を、事業会社への完全売却は従業員の離散を招くと見て、2021年3月にカーライル・グループとの共同出資へ株式を譲渡した。カーライル・グループが約80%、志村氏が約20%を持つ持株会社がリガク株の過半を取得し、創業家は資本に残った。2024年10月には東京証券取引所プライム市場へ上場し、73年続いた非公開の会社が公開会社になっている。売り手が資本に残る形を選んだことが、事業の売却ではなく経営の交代として承継を成立させた。

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