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ビール・飲料

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日本のビール・飲料産業は、明治初期の官営ビール醸造所を起点とする。キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーの4社が長らく寡占体制を維持してきたが、その勢力図は経営判断によって劇的に変化した。1987年にアサヒが「スーパードライ」を発売し、万年3位からシェア首位に躍進。これに対しキリンは「ラガー」の味覚変更で失策を犯し、王座を明け渡した。2000年代以降は国内ビール市場の縮小を受け、各社が海外M&Aと非アルコール事業への多角化を加速。サントリーは2014年に約1.6兆円でビーム社(米ウイスキー)を買収し、蒸留酒で世界3位に浮上した。アサヒもSABミラー系の欧州・豪州ビール事業を約2兆円で取得。一方、健康志向の高まりでノンアルコール飲料や機能性飲料が成長分野となり、「酒類メーカー」から「総合飲料企業」への転換が進む。

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