2003年3月、電通国際情報サービスが設立以来の祖業である国際遠隔情報処理サービスの提供を終了した。米国General Electric Companyのネットワーク設備に依存した事業をたたむ判断で、資本の側でも、2000年11月の上場時に23.6%を持っていたGE Information Services, Inc.が、2006年3月末の大株主から姿を消した。
社名に残った"Dentsu"だけが実態と一致し、"International Information Services"の由来であるGEのネットワーク事業は消えた。以後の同社は、電通1社を親会社に持つ国内システムインテグレータとして、プライム・コントラクターの地位を争う会社になった。
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考察:借りた技術で始めた会社が、返す先を失うとき
考察
考察:借りた技術で始めた会社が、返す先を失うとき
この会社は、他社の設備を売る代理人として生まれた。GEのネットワークと電通の顧客をつなぐ役どころで、社名の"International Information Services"はその役どころの説明にあたる。ゆえに祖業の終了は、単なる不採算事業の整理では済まない。売る商品を自分で作る会社に変わらなければ、存在の理由が残らなかった。2003年3月期の損失は、その組み替えの途中に出た数字と思われる。
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