決断
海外は自分で建てず、顧客基盤ごと取得することだけで広げてきた。2001年3月期に売上高8,000億円で業界首位に立ったが、業界全体に占める比率は8%にとどまり、国内に伸びしろがない。そこで海外で事業を立ち上げる手立てを持たない前提から、連続買収を海外進出の唯一の手段に定めた。2007年の独itelligenceを皮切りに、Cirquent、米Keane、伊Value Team、スペインのeverisを取得し、2016年からは米Dell Servicesの事業を譲り受けた。取得先の優良顧客がそのまま加わる一方、地域ごとに法人が分かれ、国別の規模には届かない。2022年5月に親会社NTT傘下のNTT Ltd.を統合して規模を倍増させると、、海外セグメントの売上高は1兆398億円から1兆8,804億円へ跳ねたが、同時に引き受けた有利子負債1.7兆円が、単独で資金を調達する会社としての限界を露わにした。
2022年5月 NTT Ltd.との海外事業統合
NTT Ltd.との海外事業統合単独の買収では届かなかった国別シェアと事業規模を、親会社のITインフラ事業を抱き込むことで一気に引き上げる統合同じ経営論点に直面した企業 | 経営統合・合併のれんと有利子負債比率2022 2023 2025 のれん(億円) 4,938 11,336 13,511 有利子負債率(%) 16.1 28.1 33.4 2005年 itelligence社買収
業績の推移2004 2005 2010 売上高(兆円) 0.8 0.9 1.1 経常利益率(%) 5.9 3.8 6.6 1988年5月 NTTからの分社独立