リゾートトラスト:ゴルフ場事業への参入と東京ミッドタウンメディカルセンター
1997年〜店頭公開とゴルフ場4社の子会社化、伊藤勝康社長の5カ年計画
1997年9月、リゾートトラストは日本証券業協会に株式を店頭登録した。伊藤與朗社長は、この公開を東証二部、さらに一部へ進むための最初の段階と位置づけていた。会員制事業を主とする企業の公開は初めてで、リゾートクラブ協会の会長を兼ねる伊藤與朗社長は業界の評判を底上げする効果も見込んだ。公開の意味を問われた伊藤與朗社長は『株式の公開によってディスクロージャすれば、当社の成長がよくわかるでしょう。』と答えた。背景には6年続けて業界の売上首位を保った実績があり、伊藤與朗社長はそれを業界の牽引役を名乗る根拠に挙げた。公開初値は1,570円で、伊藤與朗社長は当日の相場の下げに引かれて指標の割に低いと受け止めた。会員から高額の代金を前もって預かる商売にとって、公開は信用の裏書きを得る手段でもあったとみられる。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [1]1997年9月、日本証券業協会へ株式を店頭登録
- 中部財界 40(11) 1997年11月号「店頭公開したリゾートトラスト伊藤與朗社長に聞く――小さく生んで大きく育てたい」
- [2]伊藤與朗社長は店頭公開を第一のステップとし、早期の東証二部上場、次いで一部上場を目指すとした
- [3]伊藤はリゾートクラブ協会会長で、会員制事業中心の企業として初の上場が業界のイメージアップにつながるとした
- [4]株式公開でディスクロージャすれば成長がよくわかるとの発言
- [5]6年連続で業界トップの売上を上げ、業界のリーディングカンパニーと自負
- [6]店頭公開初値は1,570円。当日はダウ平均が400円下落し、PER・ROEからみて低いと伊藤は評した
1998年6月、リゾートトラストはゴルフ事業に参入するため多治見クラシックを子会社化した。翌7月にはジャパンクラシック、岡崎クラシック、オークモントゴルフクラブの3社も傘下に収めた。2001年の年次報告で経営陣は、リゾートの魅力を高め総合的な提案力を築く関連事業としてゴルフを位置づけた。一方、ゴルフ場の会員から無利息で預かる保証金は負債の部に積み上がっていた。オークモントゴルフクラブでは会員の8割の賛同を得て、預託金の3分の2にあたる8,602百万円を優先株に替えた。岡三経済研究所は2000年、破綻したゴルフ場を買い取って敷地にホテルを建てる「鳴門」の型に、次の物件の余地を見た。ゴルフ場は単独の事業である以上に、総合リゾートへ組み込む付帯施設の手持ちとして働いたと推察される。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [7]1998年6月、ゴルフ事業への参入を目的に多治見クラシックを子会社化
- [8]1998年7月、ゴルフ事業強化のためジャパンクラシック・岡崎クラシック・オークモントゴルフクラブの3社を子会社化
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2001
- [9]総合的な提案力の構築を目指し、リゾートをより魅力的にするためゴルフ事業などリゾート関連ビジネスに取り組むとした
- [10]2001年3月期末の預り保証金123,003百万円は、エクシブ・ハイメディック・ゴルフ場などの会員から無利息で預かった資金
- [11]全会員の8割の賛同を得て、オークモントゴルフクラブの預託金の2/3に相当する8,602百万円を無額面優先株に転換
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- [12]破綻したゴルフ場を買い取り敷地内にホテルを建てる「鳴門」型の総合リゾート物件は比較的多くありそうだと評価
1999年4月1日、伊藤勝康氏が社長に就任し、伊藤與朗氏は会長に回った。1973年の設立以来、伊藤勝康氏が計画を、伊藤與朗氏が実行を受け持つ分担で経営してきた。1996年には伊藤與朗氏をCEO、伊藤勝康氏をCOOと定めており、交代は肩書きを実際の役割に合わせる措置だった。伊藤勝康社長は権限を委ねて意思決定を速め、社内の活性化を形で示す狙いを挙げた。前年に策定した五カ年計画について伊藤勝康社長は『この五カ年計画を実行することが執行責任者の命題。』と語り、2年刻みで東証二部、一部へ進む道筋を描いた。同じ年の別のインタビューでは、会員制は爆発的には伸びないが積み重ねで増益できる商売だと説明した。計画を担ってきた人物を執行の頂点に置いたことで、上場までの工程表そのものが経営の目標になったと思われる。
- 中部財界 42(5) 1999年5月号「新しい顔――リゾートトラスト社長 伊藤勝康氏」
- [13]1999年4月1日、伊藤勝康が代表取締役社長に就任し、伊藤與朗は会長となった
- [14]1973年の設立時から勝康が「計画型」、與朗が「実行型」と仕事を分担
- [15]1996年に與朗をCEO、勝康をCOOと位置づけ、社長交代で役職を実体に近づけた
- [16]責任権限の委譲で意思決定が早くなり、社内活性化を形で示せるとした
- [17]前年に五カ年計画を策定。2年刻みで東証二部・一部と進み、完遂年次に一部上場を果たしたいとした
- あさひ銀総研レポート 8(12) 1999年12月号 トップインタビュー「リゾートトラスト(株)代表取締役社長 伊藤勝康氏――21世紀に向けて豊かなライフスタイルを創造する」
- [18]会員制は爆発的な発展はできないが、地道な積み重ねで増益できる強みがあるとした
参考文献[1]-[18]
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [1]1997年9月、日本証券業協会へ株式を店頭登録
- [7]1998年6月、ゴルフ事業への参入を目的に多治見クラシックを子会社化
- [8]1998年7月、ゴルフ事業強化のためジャパンクラシック・岡崎クラシック・オークモントゴルフクラブの3社を子会社化
- 中部財界 40(11) 1997年11月号「店頭公開したリゾートトラスト伊藤與朗社長に聞く――小さく生んで大きく育てたい」
- [2]伊藤與朗社長は店頭公開を第一のステップとし、早期の東証二部上場、次いで一部上場を目指すとした
- [3]伊藤はリゾートクラブ協会会長で、会員制事業中心の企業として初の上場が業界のイメージアップにつながるとした
- [4]株式公開でディスクロージャすれば成長がよくわかるとの発言
- [5]6年連続で業界トップの売上を上げ、業界のリーディングカンパニーと自負
- [6]店頭公開初値は1,570円。当日はダウ平均が400円下落し、PER・ROEからみて低いと伊藤は評した
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2001
- [9]総合的な提案力の構築を目指し、リゾートをより魅力的にするためゴルフ事業などリゾート関連ビジネスに取り組むとした
- [10]2001年3月期末の預り保証金123,003百万円は、エクシブ・ハイメディック・ゴルフ場などの会員から無利息で預かった資金
- [11]全会員の8割の賛同を得て、オークモントゴルフクラブの預託金の2/3に相当する8,602百万円を無額面優先株に転換
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- [12]破綻したゴルフ場を買い取り敷地内にホテルを建てる「鳴門」型の総合リゾート物件は比較的多くありそうだと評価
- 中部財界 42(5) 1999年5月号「新しい顔――リゾートトラスト社長 伊藤勝康氏」
- [13]1999年4月1日、伊藤勝康が代表取締役社長に就任し、伊藤與朗は会長となった
- [14]1973年の設立時から勝康が「計画型」、與朗が「実行型」と仕事を分担
- [15]1996年に與朗をCEO、勝康をCOOと位置づけ、社長交代で役職を実体に近づけた
- [16]責任権限の委譲で意思決定が早くなり、社内活性化を形で示せるとした
- [17]前年に五カ年計画を策定。2年刻みで東証二部・一部と進み、完遂年次に一部上場を果たしたいとした
- あさひ銀総研レポート 8(12) 1999年12月号 トップインタビュー「リゾートトラスト(株)代表取締役社長 伊藤勝康氏――21世紀に向けて豊かなライフスタイルを創造する」
- [18]会員制は爆発的な発展はできないが、地道な積み重ねで増益できる強みがあるとした
2000年〜グランドエクシブ初島の総合リゾートと、三井不動産と組んだ東京ミッドタウンメディスン
2000年6月、リゾートトラストは静岡県熱海市の初島に「グランドエクシブ初島クラブマリン&タラソリゾート」を開業した。客室は200室で、タラソハウスやプール、4つのレストラン、マリーナを備えた。破綻した企業の既存施設に追加投資して仕上げた物件で、原価率は低く抑えられた。2001年3月には徳島県鳴門市に、ゴルフ場を併せ持つ「グランドエクシブ鳴門ゴルフ&スパリゾート」が続いた。五カ年計画「VALUE Plan 21」はエクシブの競争優位を固める中核に総合リゾート化を据え、初島と鳴門をその成果に数えた。2000年11月27日、リゾートトラストは東証と名証の市場第一部に上場した。伊藤勝康社長が1999年に描いた二部経由の段取りを踏まず、計画の最終目標に一度で届いた。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [19]2000年6月、熱海市に総合リゾート「グランドエクシブ初島クラブマリン&タラソリゾート」を開業
- [22]2001年3月、徳島県鳴門市に総合リゾート「グランドエクシブ鳴門ゴルフ&スパリゾート」を開業
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- [20]エクシブ初島クラブは客室数200、タラソハウス・プール・レストラン4か所・マリーナなどの付帯施設を持つ
- [21]初島は破綻した企業の既存施設に追加投資して完成した物件で原価率が低い
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [23]前中期5ヵ年経営計画「VALUE Plan 21」はエクシブの圧倒的競争優位の確立を目指し、総合リゾート化を初島・鳴門で成功させたと総括
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2001
- [24]2000年11月27日、東証・名証第一部に上場
- 中部財界 42(5) 1999年5月号「新しい顔――リゾートトラスト社長 伊藤勝康氏」
- [25]1999年時点の五カ年計画は2年刻みで東証二部・一部と進む想定だった
岡三経済研究所は2000年11月、リゾートトラストを単独で6期連続の経常増益を続ける業界の売上首位企業と評した。同研究所は、ホテルを小口に分けて売るため建設資金を早く回収できる点を一般ホテルに対する強みに挙げた。例えば蓼科は総投資187億円で、着工から約6年で投下資金を回収する見込みとされた。新規会員の約8割は既存会員の紹介で、他社が募集に苦しんだ時期にも契約を積み上げた。2003年3月末の会員数は99,800人に達し、5年で経常利益は35億円から71億円に増えた。この実績を受けて経営陣は、『当社が業界における会員権分譲型リゾートビジネスモデルの事実上の標準になったと考えています』と記した。
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- [26]6期連続の経常増益(単独)で、会員制リゾートクラブ業界で売上高トップを維持
- [27]会員制はホテルを小口化して分譲するため早期に建設資金を回収できる
- [28]蓼科は総投資額187億円、着工から約6年・完成から約4年で投下資金を回収する見込み
- [29]新規会員の8割程度が既存会員からの紹介。景気停滞や1998年のエイペックス倒産で他社が募集難のなか売上を伸ばした
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [30]2003年3月末の会員数99,800人(5年で38.9%増)。5年で経常利益は35億円から71億円
- [31]会員権分譲型リゾートビジネスモデルの事実上の標準になったと経営陣が評価
2005年9月、リゾートトラストは三井不動産と共同で、医療施設の経営コンサルティングを担う東京ミッドタウンメディスンを設立した。医療事業の起点は会員の加齢にあり、伊藤勝康社長は1999年に『今後の需要を見越すと、メディカル分野のサポートは不可欠です。』と語っていた。山中湖のハイメディックは開業から11年で、PETによるがん検査を約3万例重ねた。2003年の中期計画は、この検診を大阪と東京の都心部に広げて3拠点体制とする方針を掲げた。2005年には東大病院の「22世紀医療センター」に機器を置き、同病院の医師による会員向け検診を2006年秋から始める計画も示した。富士山麓で積んだ検診の実績を都心へ移す足場として、不動産会社との合弁を選んだのだろう。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [32]2005年9月、医療施設経営のコンサルティングを行う東京ミッドタウンメディスンを三井不動産と共同で設立
- あさひ銀総研レポート 8(12) 1999年12月号 トップインタビュー「リゾートトラスト(株)代表取締役社長 伊藤勝康氏――21世紀に向けて豊かなライフスタイルを創造する」
- [33]会員の加齢で健康への関心が高まり、今後の需要を見越すとメディカル分野のサポートは不可欠と伊藤勝康が発言
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- [34]ハイメディック山中湖クリニックはサービス開始から11年で約3万例のPETによるがん検査を実施
- [36]東大病院の22世紀医療センターにPET/CT等を設置し、東大病院の医師による会員向け検診を2006年秋から提供する計画
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [35]パワー・ブランド計画でメディカル事業を大阪・東京の都心部でも展開し3拠点体制とする方針
参考文献[19]-[36]
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [19]2000年6月、熱海市に総合リゾート「グランドエクシブ初島クラブマリン&タラソリゾート」を開業
- [22]2001年3月、徳島県鳴門市に総合リゾート「グランドエクシブ鳴門ゴルフ&スパリゾート」を開業
- [32]2005年9月、医療施設経営のコンサルティングを行う東京ミッドタウンメディスンを三井不動産と共同で設立
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- [20]エクシブ初島クラブは客室数200、タラソハウス・プール・レストラン4か所・マリーナなどの付帯施設を持つ
- [21]初島は破綻した企業の既存施設に追加投資して完成した物件で原価率が低い
- [26]6期連続の経常増益(単独)で、会員制リゾートクラブ業界で売上高トップを維持
- [27]会員制はホテルを小口化して分譲するため早期に建設資金を回収できる
- [28]蓼科は総投資額187億円、着工から約6年・完成から約4年で投下資金を回収する見込み
- [29]新規会員の8割程度が既存会員からの紹介。景気停滞や1998年のエイペックス倒産で他社が募集難のなか売上を伸ばした
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [23]前中期5ヵ年経営計画「VALUE Plan 21」はエクシブの圧倒的競争優位の確立を目指し、総合リゾート化を初島・鳴門で成功させたと総括
- [30]2003年3月末の会員数99,800人(5年で38.9%増)。5年で経常利益は35億円から71億円
- [31]会員権分譲型リゾートビジネスモデルの事実上の標準になったと経営陣が評価
- [35]パワー・ブランド計画でメディカル事業を大阪・東京の都心部でも展開し3拠点体制とする方針
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2001
- [24]2000年11月27日、東証・名証第一部に上場
- 中部財界 42(5) 1999年5月号「新しい顔――リゾートトラスト社長 伊藤勝康氏」
- [25]1999年時点の五カ年計画は2年刻みで東証二部・一部と進む想定だった
- あさひ銀総研レポート 8(12) 1999年12月号 トップインタビュー「リゾートトラスト(株)代表取締役社長 伊藤勝康氏――21世紀に向けて豊かなライフスタイルを創造する」
- [33]会員の加齢で健康への関心が高まり、今後の需要を見越すとメディカル分野のサポートは不可欠と伊藤勝康が発言
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- [34]ハイメディック山中湖クリニックはサービス開始から11年で約3万例のPETによるがん検査を実施
- [36]東大病院の22世紀医療センターにPET/CT等を設置し、東大病院の医師による会員向け検診を2006年秋から提供する計画
2006年〜ジョンズ・ホプキンスと組んだ東京ミッドタウンメディカルセンターと、東京ベイコート倶楽部
2007年3月、リゾートトラストは東京都港区に東京ミッドタウンメディカルセンターを開設した。その際、、ジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナルと業務提携を結んだ。提携先は、米ジョンズ・ホプキンス病院の国際部門にあたる組織だった。これに先立つ2006年11月には、東京都文京区で「ハイメディック・東大病院」の検診を始めていた。2009年の投資家向け資料は、先端医療とホテルのもてなしを合わせた施設の例としてこのセンターを挙げた。同じ資料は、初期費用を抑えた医療会員権が顧客に受け入れられたと報告した。海外の名門病院の名は、会員制の外にいる都心の顧客にも検診の質を伝える看板にもなったと考えられる。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [37]2007年3月、東京都港区に東京ミッドタウンメディカルセンターを開設
- [38]ジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナルと業務提携した施設
- [40]2006年11月、東京都文京区で「ハイメディック・東大病院」の検診を開始
- リゾートトラスト Investors Guide 2009(英語版インベスターズガイド)
- [39]Johns Hopkins Medicine International は Johns Hopkins Hospital の国際部門
- [41]先端医療と優れたホスピタリティを組み合わせた施設として東京ミッドタウンメディカルセンターを挙げた
- [42]2009年3月期、メディカル事業で初期費用を抑えた新しい会員権を投入し好評を得た
2006年7月、リゾートトラストは株式会員制を導入したメイプルポイントゴルフクラブを設立し、ゴルフ場経営の安定を図った。この形の下地は、2003年の中期計画が掲げた、ゴルフ場の所有と運営を切り分けて資産を守りつつ運営を効率化する方針にあった。2004年4月には運営受託会社のリゾートトラストゴルフ事業が始動し、株主会員制を入れた保有会社からコースの運営を引き受けた。そのうえで2007年2月、滋賀県甲賀市の「ザ・カントリークラブ」を運営するエス・アイ・アールの経営権を取得した。2008年4月には長野県御代田町で「グランディ軽井沢ゴルフクラブ」を開業した。2009年3月期のゴルフ事業は、前期に取得した2施設の改修費で減益となったものの、黒字を保った。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [43]2006年7月、株式会員制を導入しゴルフ場経営の安定化を図るためメイプルポイントゴルフクラブを設立
- [46]2007年2月、「ザ・カントリークラブ」(滋賀県甲賀市)を運営するエス・アイ・アールの経営権を取得
- [47]2008年4月、長野県北佐久郡御代田町に「グランディ軽井沢ゴルフクラブ」を開業
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [44]パワー・ブランド計画で、ホテル運営やゴルフ事業の資産の所有と運営を分離し、資産保全と効率的なオペレーションを図る方針
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- [45]2004年4月、ゴルフ場運営受託会社リゾートトラストゴルフ事業が始動し、株主会員制を導入したゴルフ場資産保有会社から運営を受託
- リゾートトラスト Investors Guide 2009(英語版インベスターズガイド)
- [48]2009年3月期、ゴルフ事業は前期に取得した2施設を改修・開業し、改修費で減益となったが黒字を維持
2008年3月、リゾートトラストは東京都江東区有明に「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」を開業した。2005年の計画では、約11万人の会員基盤を生かして郊外型の会員制を都市部に移す最重要の事業とされた。総事業費は420億円と見込まれ、中期計画は2008年3月期に売上高1,000億円を目標に置いた。開業で繰り延べていた収益が計上され、同期の売上高は104,708百万円に達した。しかし翌期は大型開業がなく、景気後退で会員権契約が細り、営業利益は62.0%減の5,407百万円に減少した。7年ぶりの減収減益を受け、伊藤勝康社長は大型案件について『we have decided that business conditions in the current fiscal year are not conducive to such undertakings.』(訳:今期の事業環境はそうした取り組みに適さないと判断した)と述べた。
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [49]2008年3月、東京都江東区有明に「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」を開業
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- [50]東京ベイコート倶楽部は「ビジネスモデル革新」の最重要テーマで、約11万人の会員資産を活かし郊外型リゾートビジネスモデルを都市部に再現する
- [51]東京ベイコート倶楽部の総事業費420億円。パワー・ブランド計画最終期の2008年3月期に売上規模1,000億円を目標
- リゾートトラスト Investors Guide 2009(英語版インベスターズガイド)
- [52]前期(2008年3月期)は東京ベイコート倶楽部の開業に伴う繰延収益を計上。売上高推移で104,708百万円
- [53]2009年3月期は大型施設の開業がなく、景気後退で会員権契約が減少。営業利益は62.0%減の5,407百万円
- [54]7年ぶりの減収減益。大型プロジェクトは今期の事業環境に適さないと判断し、新規の大型投資を抑える方針
参考文献[37]-[54]
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [37]2007年3月、東京都港区に東京ミッドタウンメディカルセンターを開設
- [38]ジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナルと業務提携した施設
- [40]2006年11月、東京都文京区で「ハイメディック・東大病院」の検診を開始
- [43]2006年7月、株式会員制を導入しゴルフ場経営の安定化を図るためメイプルポイントゴルフクラブを設立
- [46]2007年2月、「ザ・カントリークラブ」(滋賀県甲賀市)を運営するエス・アイ・アールの経営権を取得
- [47]2008年4月、長野県北佐久郡御代田町に「グランディ軽井沢ゴルフクラブ」を開業
- [49]2008年3月、東京都江東区有明に「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」を開業
- リゾートトラスト Investors Guide 2009(英語版インベスターズガイド)
- [39]Johns Hopkins Medicine International は Johns Hopkins Hospital の国際部門
- [41]先端医療と優れたホスピタリティを組み合わせた施設として東京ミッドタウンメディカルセンターを挙げた
- [42]2009年3月期、メディカル事業で初期費用を抑えた新しい会員権を投入し好評を得た
- [48]2009年3月期、ゴルフ事業は前期に取得した2施設を改修・開業し、改修費で減益となったが黒字を維持
- [52]前期(2008年3月期)は東京ベイコート倶楽部の開業に伴う繰延収益を計上。売上高推移で104,708百万円
- [53]2009年3月期は大型施設の開業がなく、景気後退で会員権契約が減少。営業利益は62.0%減の5,407百万円
- [54]7年ぶりの減収減益。大型プロジェクトは今期の事業環境に適さないと判断し、新規の大型投資を抑える方針
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- [44]パワー・ブランド計画で、ホテル運営やゴルフ事業の資産の所有と運営を分離し、資産保全と効率的なオペレーションを図る方針
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- [45]2004年4月、ゴルフ場運営受託会社リゾートトラストゴルフ事業が始動し、株主会員制を導入したゴルフ場資産保有会社から運営を受託
- [50]東京ベイコート倶楽部は「ビジネスモデル革新」の最重要テーマで、約11万人の会員資産を活かし郊外型リゾートビジネスモデルを都市部に再現する
- [51]東京ベイコート倶楽部の総事業費420億円。パワー・ブランド計画最終期の2008年3月期に売上規模1,000億円を目標
1997年〜2009年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 利益率 | 億円 | 億円 | |||
| 1997年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 1998年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 1999年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2000年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2001年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2002年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2003年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2004年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2005年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2006年03月期 | 連結 | 826 | n/a | 109 | 13.2% | 109 | 48 | n/a |
| 2007年03月期 | 連結 | 970 | +17.4% | 138 | 14.2% | 138 | 67 | n/a |
| 2008年03月期 | 連結 | 1,047 | +7.9% | 142 | 13.6% | 144 | 74 | n/a |
| 2009年03月期 | 連結 | 873 | ▲16.6% | 54 | 6.2% | 54 | 5 | n/a |
出典・参考
9件
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2001
- リゾートトラスト アニュアルレポート 2003
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- 中部財界 40(11) 1997年11月号「店頭公開したリゾートトラスト伊藤與朗社長に聞く――小さく生んで大きく育てたい」
- 中部財界 42(5) 1999年5月号「新しい顔――リゾートトラスト社長 伊藤勝康氏」
- あさひ銀総研レポート 8(12) 1999年12月号 トップインタビュー「リゾートトラスト(株)代表取締役社長 伊藤勝康氏――21世紀に向けて豊かなライフスタイルを創造する」
- 証券調査月報 (59) 2000年11月号「圧倒的な競争優位性を背景に成長続けるリゾートトラスト」(岡三経済研究所)
- リゾートトラスト インベスターズガイド 2005
- リゾートトラスト Investors Guide 2009(英語版インベスターズガイド)