リゾートトラスト:高級老人ホームへの参入と「ザ・カハラ・ホテル」の取得
2010年〜トラストガーデンの経営権取得と、サ高住のトラストグレイスで拡充したシニアライフ
2010年6月、リゾートトラストは東京都内で介護付の高級有料老人ホーム4施設を運営するトラストガーデンの経営権を取得した。旧商号をボンセジュールグランといい、取得後はメディカル事業の下に置かれた。当時の中期5カ年計画「エクセレント・ホスピタリティ計画」は、既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大に注力する方針を掲げていた。CEOの伊藤與朗会長とCOOの伊藤勝康社長は、同じ期の株主通信でシニアマーケットの攻略を重要な課題に挙げた。同年3月には東京ミッドタウンメディカルセンター内に、がん治療を担う先端医療研究所も設けていた。この期からトラストガーデンを含むシニアレジデンス子会社3社が連結に加わった。会員制ホテルで築いた富裕層との取引を、介護付の住まいへ延ばす狙いがあったとみられる。
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年3月(トラストガーデン経営権取得の頁)
- [1]2010年6月1日付で都内4施設の介護付高級有料老人ホーム「トラストガーデン」を運営する会社の経営権を取得
- [2]トラストガーデン株式会社の旧商号はボンセジュールグラン。メディカル事業の動きとして記載
- リゾートトラスト 株主通信 Vol.24(第38期中間期)
- [3]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [4]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [5]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [6]当期よりウェル・トラスト、ヒューマンライフサービス、トラストガーデンのシニアレジデンス事業子会社3社を連結化
リーマンショック後の消費不況が続くなか、2010年9月中間期の会員権事業の売上高は前年同期を46.9%上回った。東京ベイコート倶楽部とエクシブ有馬離宮の会員権販売が伸び、10月には業績予想を上方修正した。2011年3月期は前年3月に開いたエクシブ箱根離宮が通期で稼働し、ホテルレストラン等事業の収益を支えた。その3月に東日本大震災が起き、グランドエクシブ那須白河の営業停止などで約61億円の特別損失を計上した。2012年3月期の会員権事業の売上高は29,199百万円で、前期の41,727百万円から30.0%減った。減収は有馬離宮の不動産売上を前期に一括計上した反動によるもので、期中には軽井沢で次の物件の販売を始めた。
- リゾートトラスト 株主通信 Vol.24(第38期中間期)
- [7]2010年9月中間期、会員権事業売上高が前年同期比46.9%増。東京ベイコート倶楽部・エクシブ有馬離宮の販売が好調で10月に業績予想を上方修正
- [8]2010年9月中間期、会員権事業売上高が前年同期比46.9%増。東京ベイコート倶楽部・エクシブ有馬離宮の販売が好調で10月に業績予想を上方修正
- リゾートトラスト 第38期 事業報告書(株主通信 2011)
- [9]2011年3月期、エクシブ箱根離宮(2010年3月開業)が通期稼働。東日本大震災でグランドエクシブ那須白河が営業停止、約61億円の特別損失
- [10]2011年3月期、エクシブ箱根離宮(2010年3月開業)が通期稼働。東日本大震災でグランドエクシブ那須白河が営業停止、約61億円の特別損失
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年4月
- [11]会員権事業売上高 2012年3月期29,199百万円、2011年3月期41,727百万円(前期比△30.0%)
- リゾートトラスト 株主通信 2012
- [12]2012年3月期の会員権減収は有馬離宮の繰延売上の反動。期中にエクシブ軽井沢パセオ・サンクチュアリ・ヴィラ ムセオの会員権販売を開始
2012年3月期の株主通信で、リゾートトラストはシニアレジデンスを6施設438室から早期に1,000室へ広げる目標を示した。対象は富裕層からアッパーミドル層まで、健常者から要介護者までと広く取り、M&Aを含めて投資を続ける方針だった。中計の成長戦略も顧客ターゲットの拡大とシニアレジデンスの強化を並べ、従来よりやや安い価格帯の商品を増やしていた。2013年4月に中期5カ年計画「Next40」を始め、翌5月には神戸市灘区のトラストグレイスの経営権を取得した。トラストグレイスはサービス付高齢者向け住宅と介護付老人ホームを経営しており、健常な高齢者の住まいにも手が届いた。
- リゾートトラスト 株主通信 2012
- [13]シニアレジデンスは6施設438室。早期に1,000室への拡大を目指し、富裕層からアッパーミドル層、健常者から要介護者まで対象とし、M&Aを含め継続投資
- [14]シニアレジデンスは6施設438室。早期に1,000室への拡大を目指し、富裕層からアッパーミドル層、健常者から要介護者まで対象とし、M&Aを含め継続投資
- [15]中計の成長戦略は顧客ターゲットの拡大・シニアレジデンスの強化・メディカル事業・海外展開。従来物件よりやや安い価格帯の商品を拡充
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [16]2013年4月 中計「Next40」開始。2013年5月 神戸市灘区でサ高住・介護付老人ホームを経営するトラストグレイス(旧アンクラージュ)の経営権を取得
- [17]2013年4月 中計「Next40」開始。2013年5月 神戸市灘区でサ高住・介護付老人ホームを経営するトラストグレイス(旧アンクラージュ)の経営権を取得
参考文献[1]-[17]
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年3月(トラストガーデン経営権取得の頁)
- [1]2010年6月1日付で都内4施設の介護付高級有料老人ホーム「トラストガーデン」を運営する会社の経営権を取得
- [2]トラストガーデン株式会社の旧商号はボンセジュールグラン。メディカル事業の動きとして記載
- リゾートトラスト 株主通信 Vol.24(第38期中間期)
- [3]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [4]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [5]中計「エクセレント・ホスピタリティ計画」の柱は既存事業の強化・新規事業の成長・顧客ターゲットの拡大。シニアマーケットの攻略を重要課題とし、2010年3月に先端医療研究所設立、6月にトラストガーデンを傘下に(CEO伊藤與朗・COO伊藤勝康のトップインタビュー)
- [6]当期よりウェル・トラスト、ヒューマンライフサービス、トラストガーデンのシニアレジデンス事業子会社3社を連結化
- [7]2010年9月中間期、会員権事業売上高が前年同期比46.9%増。東京ベイコート倶楽部・エクシブ有馬離宮の販売が好調で10月に業績予想を上方修正
- [8]2010年9月中間期、会員権事業売上高が前年同期比46.9%増。東京ベイコート倶楽部・エクシブ有馬離宮の販売が好調で10月に業績予想を上方修正
- リゾートトラスト 第38期 事業報告書(株主通信 2011)
- [9]2011年3月期、エクシブ箱根離宮(2010年3月開業)が通期稼働。東日本大震災でグランドエクシブ那須白河が営業停止、約61億円の特別損失
- [10]2011年3月期、エクシブ箱根離宮(2010年3月開業)が通期稼働。東日本大震災でグランドエクシブ那須白河が営業停止、約61億円の特別損失
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年4月
- [11]会員権事業売上高 2012年3月期29,199百万円、2011年3月期41,727百万円(前期比△30.0%)
- リゾートトラスト 株主通信 2012
- [12]2012年3月期の会員権減収は有馬離宮の繰延売上の反動。期中にエクシブ軽井沢パセオ・サンクチュアリ・ヴィラ ムセオの会員権販売を開始
- [13]シニアレジデンスは6施設438室。早期に1,000室への拡大を目指し、富裕層からアッパーミドル層、健常者から要介護者まで対象とし、M&Aを含め継続投資
- [14]シニアレジデンスは6施設438室。早期に1,000室への拡大を目指し、富裕層からアッパーミドル層、健常者から要介護者まで対象とし、M&Aを含め継続投資
- [15]中計の成長戦略は顧客ターゲットの拡大・シニアレジデンスの強化・メディカル事業・海外展開。従来物件よりやや安い価格帯の商品を拡充
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- [16]2013年4月 中計「Next40」開始。2013年5月 神戸市灘区でサ高住・介護付老人ホームを経営するトラストグレイス(旧アンクラージュ)の経営権を取得
- [17]2013年4月 中計「Next40」開始。2013年5月 神戸市灘区でサ高住・介護付老人ホームを経営するトラストグレイス(旧アンクラージュ)の経営権を取得
2014年〜ザ・カハラ・ホテル&リゾートの取得と、生え抜きの伏見有貴社長
2014年7月31日、リゾートトラストは米国ハワイ州の高級リゾート「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」の停止条件付き売買契約を結んだ。10月14日(現地時間)に、現地法人のリゾートトラスト ハワイ, LLCを通じて取得を終えた。投じた額は約300億円で、翌年の株主通信は本格的な海外展開の第1号と位置づけた。経営陣は海外への本格進出を長年の課題としてきたとし、ここで得たノウハウを後の海外事業に生かす考えを示した。取得関連費用がかさみ、2015年3月期のホテルレストラン等事業は増収減益となった。2020年9月には横浜みなとみらいにザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜を開業し、同社初の一般向け高級ホテルとした。会員制の外に通用する高級ブランドを手にしたことが、取得のもう一つの成果だったのだろう。
- リゾートトラスト 決算説明資料 2014年12月期(第3四半期)
- [18]2014年7月31日 ザ・カハラ・ホテル&リゾートの停止条件付き売買契約を締結、10月14日(現地時間)現地法人リゾートトラスト ハワイ, LLCが固定資産を取得
- [19]2014年7月31日 ザ・カハラ・ホテル&リゾートの停止条件付き売買契約を締結、10月14日(現地時間)現地法人リゾートトラスト ハワイ, LLCが固定資産を取得
- リゾートトラスト 2015年3月期末 株主通信【第33号】
- [20]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- [21]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- [22]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- リゾートトラスト 第47回定時株主総会 質疑応答概要(2020年)
- [23]2020年9月23日 ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜開業。カハラの海外初進出で、リゾートトラスト初の一般ラグジュアリーホテル事業(取締役 荻野の説明)
2018年4月、リゾートトラストは経営体制を改め、1990年入社の伏見有貴氏が代表取締役社長COOに就任した。伊藤勝康氏は会長CEOへ、創業者の伊藤與朗氏はファウンダーグループCEOへ移った。伏見有貴氏は会員制本部や経営企画部を経て、直近はメディカル本部長を務めていた。前中計「Next40」の最終年度は売上高1,654億円となり、目標の1,500億円を上回っていた。新体制は中計「Connect 50」を始め、2023年3月期に売上高2,100億円と営業利益240億円を目標に置いた。伊藤勝康会長は翌年の統合報告書で、社外取締役を迎えた当時を『当社は過去46年間、会員制ビジネスというある意味で特殊な事業を通じて成功してきましたが、それゆえこの変化が激しい時代に取り残され、ガラパゴス的な状態に陥ってしまうことに対する危機感がありました。』と振り返った。
- リゾートトラスト 2018年3月期末 株主通信【第39号】
- [24]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [25]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [26]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [27]Next40最終年度の売上高1,654億円(策定時目標1,500億円)。Connect 50(2018年4月〜2023年3月)の目標は最終年度売上高2,100億円・営業利益240億円
- [28]Next40最終年度の売上高1,654億円(策定時目標1,500億円)。Connect 50(2018年4月〜2023年3月)の目標は最終年度売上高2,100億円・営業利益240億円
- リゾートトラスト 統合報告書 2019(全文)
- [29]会長CEO伊藤勝康が社外取締役(野中ともよ・寺澤朝子)との鼎談で、会員制ビジネスがガラパゴス化することへの危機感を語る
参考文献[18]-[29]
- リゾートトラスト 決算説明資料 2014年12月期(第3四半期)
- [18]2014年7月31日 ザ・カハラ・ホテル&リゾートの停止条件付き売買契約を締結、10月14日(現地時間)現地法人リゾートトラスト ハワイ, LLCが固定資産を取得
- [19]2014年7月31日 ザ・カハラ・ホテル&リゾートの停止条件付き売買契約を締結、10月14日(現地時間)現地法人リゾートトラスト ハワイ, LLCが固定資産を取得
- リゾートトラスト 2015年3月期末 株主通信【第33号】
- [20]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- [21]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- [22]カハラ取得は約300億円、海外展開第1号。海外への本格進出は長年の課題で、ノウハウを今後の海外事業に活用。取得関連費用でホテルレストラン等事業は増収減益、記念配当3円で年間43円
- リゾートトラスト 第47回定時株主総会 質疑応答概要(2020年)
- [23]2020年9月23日 ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜開業。カハラの海外初進出で、リゾートトラスト初の一般ラグジュアリーホテル事業(取締役 荻野の説明)
- リゾートトラスト 2018年3月期末 株主通信【第39号】
- [24]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [25]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [26]2018年4月 伊藤與朗が代表取締役ファウンダーグループCEO、伊藤勝康が代表取締役会長CEO、伏見有貴が代表取締役社長COOに就任。伏見は1990年入社、会員制本部・ホテルレストラン本部・経営企画部・広報部を経てメディカル本部長
- [27]Next40最終年度の売上高1,654億円(策定時目標1,500億円)。Connect 50(2018年4月〜2023年3月)の目標は最終年度売上高2,100億円・営業利益240億円
- [28]Next40最終年度の売上高1,654億円(策定時目標1,500億円)。Connect 50(2018年4月〜2023年3月)の目標は最終年度売上高2,100億円・営業利益240億円
- リゾートトラスト 統合報告書 2019(全文)
- [29]会長CEO伊藤勝康が社外取締役(野中ともよ・寺澤朝子)との鼎談で、会員制ビジネスがガラパゴス化することへの危機感を語る
2020年〜ホテルトラスティ6施設の譲渡と、会員制に集中した中計Sustainable Connect
2020年4月29日から5月6日まで、リゾートトラストはホテル全施設を臨時休館した。6月の株主総会で伏見有貴社長は減配を諮り、2021年3月期の業績予想を未定とした。運営収益の戻りについて、伏見有貴社長は『通常レベルの運営収益を取り戻すためには、相当程度の期間を要すると考えます』と見通しを述べた。9月に横浜ベイコート倶楽部が開業し、繰り延べていた不動産収益の一括計上が会員権事業を押し上げた。一方で国内外の一般向けホテルなどに約220億円の減損損失を計上し、最終赤字は10,213百万円に達した。翌年の株主通信で経営陣は、一般向けホテル事業の見通しが不透明になった『一方で会員制ビジネスの強みを認識する機会にもなりました』と記した。前受金で収入が先に立つ会員制と、稼働に依存する一般向けホテルとの差がこの1年で顕在化したと推察される。
- リゾートトラスト 第47回定時株主総会 質疑応答概要(2020年)
- [30]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- [31]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- [32]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- リゾートトラスト 2021年3月期末 株主通信【第45号】
- [33]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
- [34]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
- [35]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
2022年3月31日、リゾートトラストは一般向けの「ホテルトラスティ」9施設のうち6施設の営業を終え、他の事業者へ譲渡した。前年1月に閉館していたホテルトラスティ名古屋も、同年6月に売却を決めた。6月の株主総会で会社側は、コロナ禍に加えて市場が供給過多に陥り、厳しい状況が続くと見込んだと説明した。そのうえで、『当社が一般ホテル事業を展開する上での他社との差別化や、強みである会員制事業との相乗効果が十分に発揮できなかった』ことを決断の理由に挙げた。株主通信は、経営資源を会員制中心の事業に集中するための措置だと位置づけた。同じ期の会員権事業は年間契約高が過去最高を更新し、サンクチュアリコート高山は発売から9か月で390億円を契約した。一般向けホテルは東京・名古屋・大阪の各1施設、計3拠点の体制に絞られた。
- リゾートトラスト 第49回定時株主総会 質疑応答概要(2022年)
- [36]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [37]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [38]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [39]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [42]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- リゾートトラスト 2022年3月期末 株主通信【第47号】
- [40]経営資源を会員制中心のビジネスに集中するためホテルトラスティ6施設の営業を終了し事業の一部を売却。年間契約高は過去最高、サンクチュアリコート高山は発売9ヶ月で390億円の契約高
- [41]経営資源を会員制中心のビジネスに集中するためホテルトラスティ6施設の営業を終了し事業の一部を売却。年間契約高は過去最高、サンクチュアリコート高山は発売9ヶ月で390億円の契約高
2023年5月、リゾートトラストは中期5カ年計画「Sustainable Connect~To Wellbeing~」を公表した。期間は2028年3月までの5年で、会員増と利用増による成長に、顧客と人財が社会価値を創る型を重ねた。計画は2022年時点のエクシブ会員の平均年齢を64歳とし、会員の高齢化に合わせたサービスの拡充を掲げた。入会時の平均は50代前半で、その親世代の80代までを一生涯の対象と見ていた。2025年の統合報告書で伏見有貴社長は、計画3年目の目標値を2年目に達成したと報告した。そのうえで2025年4月からの5カ年計画「2.0」を策定し、営業利益の年平均成長率10%以上とROE15%を掲げた。ホテルで出会った会員を医療と住まいまで支える構想は、2010年の老人ホーム取得から続く線の上にあると思われる。
- リゾートトラスト 中期経営計画「Sustainable Connect ~to wellbeing~」(2023年5月15日公表)
- [43]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [44]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [45]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [46]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- リゾートトラスト 統合報告書 2025「会員様や社員の夢を具現化する仕組みのもとで 会員制ビジネスの可能性を拡げていく」(CEOメッセージ)
- [47]2024年度に計画3年目の目標値を1年前倒しで達成。新中計「Sustainable Connect〜to wellbeing〜2.0」(2025年4月〜2030年3月)を策定、営業利益CAGR10%以上・ROE15%
- [48]2024年度に計画3年目の目標値を1年前倒しで達成。新中計「Sustainable Connect〜to wellbeing〜2.0」(2025年4月〜2030年3月)を策定、営業利益CAGR10%以上・ROE15%
参考文献[30]-[48]
- リゾートトラスト 第47回定時株主総会 質疑応答概要(2020年)
- [30]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- [31]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- [32]2020年4月29日〜5月6日 ホテル全施設を臨時休館。第47回株主総会で議長の伏見社長が減配提案、2021年3月期業績予想は未定、通常の運営収益回復には相当期間を要すると説明
- リゾートトラスト 2021年3月期末 株主通信【第45号】
- [33]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
- [34]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
- [35]2020年9月 横浜ベイコート倶楽部開業で不動産収益を一括計上。2021年3月期、一般向けホテル等で減損損失約220億円、当期純損益△10,213百万円。コロナ禍は会員制ビジネスの強みを認識する機会になったと記載
- リゾートトラスト 第49回定時株主総会 質疑応答概要(2022年)
- [36]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [37]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [38]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [39]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- [42]ホテルトラスティ9施設のうち6施設を2022年3月31日で営業終了し譲渡、ホテルトラスティ名古屋も6月に売却決定。理由はコロナと供給過多、一般ホテル事業での差別化と会員制事業との相乗効果の不足。東京・名古屋・大阪の3拠点体制へ(会社側の説明)
- リゾートトラスト 2022年3月期末 株主通信【第47号】
- [40]経営資源を会員制中心のビジネスに集中するためホテルトラスティ6施設の営業を終了し事業の一部を売却。年間契約高は過去最高、サンクチュアリコート高山は発売9ヶ月で390億円の契約高
- [41]経営資源を会員制中心のビジネスに集中するためホテルトラスティ6施設の営業を終了し事業の一部を売却。年間契約高は過去最高、サンクチュアリコート高山は発売9ヶ月で390億円の契約高
- リゾートトラスト 中期経営計画「Sustainable Connect ~to wellbeing~」(2023年5月15日公表)
- [43]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [44]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [45]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- [46]Sustainable Connect(2023年4月〜2028年3月、2023年5月15日公表)。会員増×利用増の成長モデルに顧客と人財が社会価値を創るサステナブルモデルを加える。2022年時点エクシブ会員平均年齢64歳、入会時平均50代前半、50代〜80代の一生涯を対象
- リゾートトラスト 統合報告書 2025「会員様や社員の夢を具現化する仕組みのもとで 会員制ビジネスの可能性を拡げていく」(CEOメッセージ)
- [47]2024年度に計画3年目の目標値を1年前倒しで達成。新中計「Sustainable Connect〜to wellbeing〜2.0」(2025年4月〜2030年3月)を策定、営業利益CAGR10%以上・ROE15%
- [48]2024年度に計画3年目の目標値を1年前倒しで達成。新中計「Sustainable Connect〜to wellbeing〜2.0」(2025年4月〜2030年3月)を策定、営業利益CAGR10%以上・ROE15%
2010年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 利益率 | 億円 | 億円 | |||
| 2010年03月期 | 連結 | 1,036 | n/a | 112 | 10.8% | 109 | 42 | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 1,090 | +5.2% | 132 | 12.1% | 133 | 33 | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 999 | ▲8.3% | 99 | 9.9% | 94 | 54 | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 1,053 | +5.4% | 121 | 11.5% | 130 | 71 | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 1,168 | +10.9% | 151 | 12.9% | 168 | 87 | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 1,204 | +3.1% | 160 | 13.3% | 202 | 119 | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 1,422 | +18.1% | 186 | 13.1% | 194 | 130 | n/a |
| 2017年03月期 | 連結 | 1,435 | +0.9% | 135 | 9.4% | 148 | 110 | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 1,654 | +15.3% | 177 | 10.7% | 194 | 118 | n/a |
| 2019年03月期 | 連結 | 1,795 | +8.5% | 189 | 10.5% | 195 | 124 | n/a |
| 2020年03月期 | 連結 | 1,591 | ▲11.4% | 117 | 7.4% | 125 | 71 | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 1,675 | +5.3% | 147 | 8.8% | 176 | ▲102 | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 1,578 | ▲5.8% | 87 | 5.5% | 111 | 58 | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 1,698 | +7.6% | 123 | 7.2% | 132 | 169 | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 2,018 | +18.8% | 211 | 10.5% | 218 | 159 | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 2,493 | +23.5% | 264 | 10.6% | 268 | 201 | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 2,630 | +5.5% | 292 | 11.1% | 293 | 209 | n/a |
出典・参考
16件
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年3月(トラストガーデン経営権取得の頁)
- リゾートトラスト 決算説明資料 2011年4月
- リゾートトラスト 決算説明資料 2014年12月期(第3四半期)
- リゾートトラスト 統合報告書 2019(全文)
- リゾートトラスト 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)沿革
- リゾートトラスト 統合報告書 2025「会員様や社員の夢を具現化する仕組みのもとで 会員制ビジネスの可能性を拡げていく」(CEOメッセージ)
- リゾートトラスト 2015年3月期末 株主通信【第33号】
- リゾートトラスト 2018年3月期末 株主通信【第39号】
- リゾートトラスト 2021年3月期末 株主通信【第45号】
- リゾートトラスト 2022年3月期末 株主通信【第47号】
- リゾートトラスト 第38期 事業報告書(株主通信 2011)
- リゾートトラスト 株主通信 2012
- リゾートトラスト 第47回定時株主総会 質疑応答概要(2020年)
- リゾートトラスト 第49回定時株主総会 質疑応答概要(2022年)
- リゾートトラスト 中期経営計画「Sustainable Connect ~to wellbeing~」(2023年5月15日公表)
- リゾートトラスト 株主通信 Vol.24(第38期中間期)