ワコールHDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

値段を下げない理由を、女性の体を測り続けることで作ってきた。1960年代前半、量販店が現金を持って買い付けに来ても塚本幸一社長はすべて断っている。安売りで流せば積み上げてきた商いが2〜3年で崩れると見たためで、1974年1月には価格凍結宣言を出し、1975年8月まで主力商品をほとんど値上げしなかった。1964年に東京・浅草橋へ置いた製品研究部では18歳から50歳の女性の人体を1980年まで毎年計測し、1978年春の前開きブラは初年度計画70万枚に対し半年で140万枚が売れた。測って作った商品が売れたことが、値引かない売り方を成り立たせた。

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