三菱レイヨンの歴史

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沿革

1933年に新興毛織から分かれて設立された新興人絹が起源。

1982年にイソブチレン直接酸化法を世界に先がけて開発し、2009年に英ルーサイト・インターナショナルを買収した。MMAで世界首位に立ち、2017年に三菱化学・三菱樹脂と統合して三菱ケミカルを発足させた。

1933年1942年1944年1950年1952年1998年2010年2017年新興人絹1933年設立日本化成工業1942年新興人絹を合併旭硝子1944年日本化成と合併三菱化成工業1944年合併で発足新光レイヨン1950年3社分割で発足三菱レイヨン1952年商号変更日東化学工業1998年吸収合併三菱ケミカルHD2010年公開買付で子会社化三菱レイヨン2017年統合で消滅
三菱レイヨン
歴代社長と長期業績(敬称略)
2013年3月期
連結
売上高
4,569億円
売上高純利益率
0.3%
売上高75億円売上高263億円売上高1,587億円売上高1,984億円売上高3,006億円売上高4,569億円純利益率8%純利益率3%純利益率1.1%純利益率1.2%純利益率2%純利益率0.3%1953/31958/31963/31968/31973/31978/31983/31988/31993/31998/32003/32008/32013/32018/32023/32028/3
  1. 新興毛織の試験工場でのステープルファイバー研究を母体に、新興人絹を設立[1][2]
  2. レーヨンステープルの初紡糸に成功[3]
  3. 広島県大竹に大竹工場を新設[1][2]
  4. 紡機3万錘を持つ岐阜紡績工場を新設し操業を開始[1]
  5. 三菱が日本化成工業を通じて資本参加[1][4]
  6. 戦時企業整備のなかで日本化成工業に合併され、法人としての新興人絹が消滅[1][2]
  7. 大竹工場に有機ガラス工場を新設し操業開始[1][5]
  8. 日本化成工業と旭硝子が合併し三菱化成工業が発足[2]
  9. 岐阜工場が空襲で焼失[1]
  10. スフ糸の生産が途絶[1]
  11. 企業再建整備法により三菱化成工業が3社に分割され、新光レイヨンとして発足[6]創業
  12. アクリル樹脂成形材料「アクリペット」の生産を開始[3]
  13. 商号を三菱レイヨンに変更[2]商号変更
第1章羊毛会社の更生から分離されたレーヨンステープル専業
売上高
  • 売上高
三菱レイヨン売上高—
  1. セラニーズ社と業務提携し三菱アセテートを設立[2][4]
  2. モンサントと業務提携[2][4]
  3. アクリル繊維事業に参入[2][4]
  4. ジアセテート繊維「カロラン」の生産を開始[3]
  5. アクリル繊維「ボンネル」の生産を開始[3]
  6. モンテカチニ社からポリプロピレン繊維の製造技術を導入[4]
  7. シガレットフィルター用ジアセテート・トウ「カロラン」の生産を開始[3]
  8. ポリプロピレン繊維「三菱パイレン」の生産を開始[3]
  9. 豊橋工場を新設[2]
  10. 日東化学工業の経営に参加[2][4]
  11. ABS樹脂事業に参入[5]
  12. トリアセテート繊維「ソアロン」の生産を開始[3]
  13. エンカ・インターナショナルからポリエステル長繊維の製造技術を導入[2]
  14. ポリエステル繊維「ソルーナ」の生産を開始[3]
  15. ABS樹脂「ダイヤペット」の生産を開始[3]
  16. メタブレン(塩化ビニル樹脂の改質剤)事業に参入[3]
  17. 社内刷新運動「MR(Management Revolution)運動」を開始[7]
  18. 東洋紡とのトップ会談で全面的な事業提携に踏み切る[7]
  19. プラスチック光ファイバー「エスカ」の試販を開始[3]
  20. 炭素繊維プリプレグの生産を開始[3]
  21. 第1次石油危機後の合繊の構造不況で無配に転落[8]
  22. 東洋紡との共同出資によるアクリル繊維販売会社「ダイヤファイバーズ」が営業を開始[9]
第2章技術導入で並んだ総合化繊メーカー
売上高当期純利益率
  • 売上高
  • 当期純利益率
三菱レイヨン1979年3月期売上高1,467億円売上高当期純利益率-0.8%
  1. ポリオレフィン系多孔質中空糸膜の生産を開始[3]
  2. 減量経営により累積赤字を一掃[5]赤字転落
  3. 5年越しで6%復配[5]
  4. イソブチレン直接酸化法によるMMAモノマー工場を大竹に建設[8]
  5. 大竹工場でMMAモノマー新合成工場が本格稼働[3]
  6. 大竹工場で炭素繊維焼成工場が本格稼働[3]
  7. 家庭用「クリンスイ」を発売[3]
  8. デュポン社と合弁でエムアールシー・デュポンを設立[2]
  9. 永井彌太郎氏が社長に就任[10]社長交代
  10. 炭素繊維プリプレグを製造販売する米ニューポート・コンポジット社を50億円強で買収[10]買収
  11. コートルズ・グラフィル買収[10]高付加価値化・プレミアム
  12. 炭素繊維の設備能力を900トンに拡大[11]
  13. 広帯域プラスチック光ファイバー「エスカメガ」「エスカギガ」の市販を開始[3]
  14. ULプレナムグレードのプラスチック光ファイバーケーブルの市販を開始[3]
  15. セメンタイケミカルほか3社との合弁でタイ・エムエムエーを設立[6]
  16. 日東化学工業を合併[2]
第3章原料を確保するためのイソブチレン直酸法
売上高経常利益率
  • 売上高
  • 経常利益率
三菱レイヨン1985年3月期売上高2,210億円売上高経常利益率4.8%
転換期

2000年〜ルーサイト・インターナショナル買収と三菱ケミカルHDへの統合

  1. 皇芳之氏が社長に就任[8]社長交代
  2. MMA基軸へ経営資源集中[8]祖業・主力事業の転換
  3. 韓国湖南石油化学と合弁で大山MMAを設立[8]
  4. 世界的な金融危機で営業損失76億円・当期純損失290億円を計上[2]赤字転落
  5. 英ルーサイトを買収[12]クロスボーダーM&A(日本→海外)
  6. 三菱レイヨンの子会社化[13]垂直統合・内製化
  7. 三菱ケミカルHDとの株式交換により完全子会社となり上場廃止[2]上場廃止
  8. 三菱化学・三菱化学エンジニアリングから日本錬水を取得[2]
  9. 三菱樹脂・レイヨン統合[2]合併・経営統合
売上高経常利益率
  • 売上高
  • 経常利益率
三菱レイヨン2010年3月期売上高3,650億円売上高経常利益率-1.7%
出典・参考13件
出典・参考
  • [1]会社銀行八十年史(1955年)
  • [2]有価証券報告書
  • [3]三菱レイヨン 公式サイト「沿革」(2026年10月)
  • [4]企業の歴史 明治百年(1968年)
  • [5]証券アナリストジャーナル(1982年)
  • [6]有価証券報告書(2013年6月24日)
  • [7]証券アナリストジャーナル(1973年)
  • [8]証券アナリストジャーナル20巻4号「三菱レイヨン ハイテクノロジーを基礎に高付加価値事業展開——収益第一主義を徹底」(金澤脩三 三菱レイヨン社長 講演要旨)(1982年)
  • [9]日本産業史 第3巻(日本経済新聞社)「繊維-繊維不況からDCブームへ」
  • [10]日経ビジネス「三菱レイヨン 炭素繊維2位に躍進 川下作戦で東レを追う」(1991年7月8日)
  • [11]日経ビジネス(1991年7月8日号)
  • [12]有価証券報告書(2010年3月期)
  • [13]三菱レイヨン 有価証券報告書(2008年3月期・連結)(2008年3月)

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