三陽商会の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

借りた名前を失ったあと、この会社は売上規模のほうを3分の1へ縮めた。1965年に英国バーバリーの国内独占ライセンスを取得し、日本専用のブラックレーベルとブルーレーベルを百貨店紳士服売場の中核に据えて、2000年代には連結売上1,400億円前後を保った。2015年6月に契約は延長されず、自社企画ブランドで売場を埋め直す。後継ブランドは規模を代替できず、2016年12月期の営業損失84億円を皮切りに6期連続の営業赤字となる。2020年5月に外部から迎えた大江伸治社長は不採算ブランドと遊休資産を整理し、粗利率を最重要の指標に据えた。規模を守ろうとした4年が赤字を長引かせ、規模を捨てた2年が営業黒字を取り戻した。

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