決断
広げた供給区域を、地域ごとの別会社へ自ら切り分けてきた会社である。1923年、東邦瓦斯は東邦電力の依頼で、業績不振に陥った九州の西部合同瓦斯の立て直しに着手した。設備の欠陥から一段と強い再建策が求められ、1926年12月1日に同社を合併して福岡・佐世保・熊本・長崎の4市を供給区域に加えた。一方で、ガス事業は地域社会に密着して経営すべきだという経営理念から、経営が安定した1930年に四日市を合同瓦斯へ、九州4市を西部瓦斯へ譲渡した。いずれも自社から分離して設けた会社である。九州を抱えた4年間を経て、東邦瓦斯は名古屋圏の需要開拓に経営資源を集中した。