上組の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

請け負うために設備を先に取得する会社へ、1960年代に移った。港の作業を人手で請け負ってきた上組は、製鉄所の位置に合わせて拠点を開設し、1964年に福山、1969年に東海・八幡・大分の各支店を開設した。重量物を扱うため天井クレーンに約3億6,000万円、岸壁の船積み用起重機に約5億円を投じ、1970年10月期の設備投資額は20億6,500万円に達する。同じ期には兼業事業の作業収入151億7,671万円が、港湾運送部門の151億5,777万円を初めて上回った。1971年3月の上場で約20億円を得たため、下半期に予定した15億円余りの設備資金は全額を自己資本で賄っている。大手メーカーが受注の条件に設備の格を求めたことが、人夫を出す請負を、資本を先に置く会社へ変えた。

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