決断
保管の倉庫を、港の移動と銀行の金融に合わせて広げてきた会社である。前身は、銀行が品物を担保に貸す業務を支える倉庫であった。1899年に銀行から分離独立したのち、1902年に日本倉庫を買収して大阪南部へ足がかりを得た。大阪港の中心が富島町から築港へ南下すると、1914年に海上業務を始め、1915年に築港事務所を設けた。さらに1917年から1918年には大阪港と神戸港で港湾運送に着手し、30余りの航路の荷役を引き受けた。並行して1916年には、銀行が手がけていた米穀金融の担保を預かるため東京へ進出している。荷を待つ倉庫から、荷の揚げ降ろしと金融の担保までを扱う事業へ移ったことが、大阪・神戸・東京の3拠点をつくった。