第4章 年〜年

SGホールディングス:C&FロジHD買収と東証一部上場

2017年〜創業60周年の東証一部上場と、上海虹迪物流の買収

町田公志社長のもと、SGホールディングスは2017年12月に東京証券取引所市場第一部へ株式を上場した。同年11月6日の取締役会が承認したのは新株の発行ではなく、既存株主による7,158万2,900株の売出しであった。売り手の大半はSGホールディングスグループ従業員持株会で、国内と海外を合わせて7,068万2,900株を放出した。同じ開示で、大型物流施設「Xフロンティア」の新設は自己資金とグループ内の投融資で賄う計画と示した。利益配分では連結配当性向30%を目標とし、自己株式の取得も組み合わせる方針を掲げた。会社が上場で手にしたのは資金ではなく、従業員が持つ株の換金の場と、資本市場での評価だったとみられる。

  • SGホールディングス 有価証券報告書【表紙】【沿革】(2018年3月期)
    • [1]2017年12月、町田公志社長のもとで東京証券取引所市場第一部に上場した
  • SGホールディングス プレスリリース「株式売出し等に関する取締役会決議のお知らせ」(2017年11月6日)
    • [2]2017年11月6日の取締役会で、上場に伴う普通株式71,582,900株の売出しを承認した(新株発行ではない)
    • [3]売出人の大半は従業員持株会で、国内47,050,300株・海外23,632,600株を売り出した
    • [4]Xフロンティアプロジェクトの設備計画の資金調達方法は自己資金及び当社からの投融資資金とされた
    • [5]連結配当性向30%を目標に継続的な配当と自己株式の取得を組み合わせる利益還元方針を示した

SGホールディングスは2019年4月、佐川急便の社長を務めていた荒木秀夫氏を代表取締役社長に就けた。荒木秀夫氏は1982年に東京佐川急便へ入社し、2013年2月から佐川急便の社長として宅配の事業会社を率いてきた。交代の時期は、2016年に定めた9か年の中長期経営計画が第2段階へ移る節目と重なった。第1段階が経営資源の拡充を主題としたのに対し、2020年3月期からの第2段階は経営基盤の強化を掲げた。その中核に据えた次世代型の大規模物流センター「Xフロンティア」は2020年1月末に竣工し、同年10月に中継センターが動き出した。宅配の運営を知る社長に、計画の切り替えと大型拠点の立ち上げを託した人選と思われる。

  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期)
    • [6]荒木秀夫は2019年4月にSGホールディングス代表取締役社長に就いた
    • [7]荒木秀夫は1982年10月に東京佐川急便へ入社し、2013年2月に佐川急便代表取締役社長となった
  • SGホールディングス 統合報告書2020「社長メッセージ」
    • [8]SGホールディングスは2016年に9か年の中長期経営計画を策定した
    • [9]First Stage 2018はリソースの拡充、2020年3月期からのSecond Stage 2021は経営基盤の強化をテーマとした
    • [10]Xフロンティアは2020年1月末に竣工し、中継センターは2020年10月から稼働した

佐川急便グループで3PLを担う佐川グローバルロジスティクスは、2020年3月に上海虹迪物流科技を子会社にした。買収の目的は、東アジアと中国でのロジスティクス事業の拡大だった。同社は中国全域に網を持つ虹迪を取り込み、中国国内の物流と日中間の国際物流を広げる方針も併せて掲げた。当時の国際事業の軸は2014年に買収したスリランカのEXPOLANKAで、世界規模の貨物フォワーディング網を担っていた。統合報告書2020は国内の事業ノウハウを海外に移す例として虹迪を挙げ、越境ECも事業拡大の手段に数えた。国際輸送はEXPOLANKA、中国内の倉庫と配送は虹迪という分担で、日中を結ぶ一貫物流を描いたと推察される。

  • SGホールディングス 統合報告書2020「社長メッセージ」
    • [11]2020年3月、佐川グローバルロジスティクスが上海虹迪物流科技を子会社化した
    • [15]グローバル展開はEXPOLANKAを中心としたフォワーディング網の拡大や越境EC等で事業拡大を目指すとし、国内ノウハウを活かした海外展開として虹迪の子会社化を挙げた
  • SGホールディングス 有価証券報告書【沿革】【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2020年3月期)
    • [12]2020年3月、東アジア及び中国におけるロジスティクス事業の拡大を目的として上海虹迪物流科技有限公司を買収した
    • [13]中国全域をカバーする上海虹迪物流科技をグループ化し、中国国内の物流と中国・日本間の国際物流の拡大に取り組むとした
    • [14]2014年6月、国際貨物事業の拡大を目的としスリランカのEXPOLANKA HOLDINGS PLCを買収した
参考文献[1]-[15]
  • SGホールディングス 有価証券報告書【表紙】【沿革】(2018年3月期)
    • [1]2017年12月、町田公志社長のもとで東京証券取引所市場第一部に上場した
  • SGホールディングス プレスリリース「株式売出し等に関する取締役会決議のお知らせ」(2017年11月6日)
    • [2]2017年11月6日の取締役会で、上場に伴う普通株式71,582,900株の売出しを承認した(新株発行ではない)
    • [3]売出人の大半は従業員持株会で、国内47,050,300株・海外23,632,600株を売り出した
    • [4]Xフロンティアプロジェクトの設備計画の資金調達方法は自己資金及び当社からの投融資資金とされた
    • [5]連結配当性向30%を目標に継続的な配当と自己株式の取得を組み合わせる利益還元方針を示した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期)
    • [6]荒木秀夫は2019年4月にSGホールディングス代表取締役社長に就いた
    • [7]荒木秀夫は1982年10月に東京佐川急便へ入社し、2013年2月に佐川急便代表取締役社長となった
  • SGホールディングス 統合報告書2020「社長メッセージ」
    • [8]SGホールディングスは2016年に9か年の中長期経営計画を策定した
    • [9]First Stage 2018はリソースの拡充、2020年3月期からのSecond Stage 2021は経営基盤の強化をテーマとした
    • [10]Xフロンティアは2020年1月末に竣工し、中継センターは2020年10月から稼働した
    • [11]2020年3月、佐川グローバルロジスティクスが上海虹迪物流科技を子会社化した
    • [15]グローバル展開はEXPOLANKAを中心としたフォワーディング網の拡大や越境EC等で事業拡大を目指すとし、国内ノウハウを活かした海外展開として虹迪の子会社化を挙げた
  • SGホールディングス 有価証券報告書【沿革】【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2020年3月期)
    • [12]2020年3月、東アジア及び中国におけるロジスティクス事業の拡大を目的として上海虹迪物流科技有限公司を買収した
    • [13]中国全域をカバーする上海虹迪物流科技をグループ化し、中国国内の物流と中国・日本間の国際物流の拡大に取り組むとした
    • [14]2014年6月、国際貨物事業の拡大を目的としスリランカのEXPOLANKA HOLDINGS PLCを買収した

2020年〜コロナ禍の宅配需要と、栗和田榮一会長の社長兼務・日立物流株の売却

2020年からの感染症の広がりで購買が通信販売へ移り、宅配便の届け先は企業向けが6%減り、個人宅向けが21%増えた。統合報告書2022は『当社グループの2021年3月期の年間取扱個数は、当初計画の13億個から1億個増加し、14億個となりました』と総括した。この増加に対し、Xフロンティアの本稼働を半年早め、集配の要員を配置し直して処理能力を広げた。2021年3月期の営業収益は1,312,085百万円、営業利益は101,726百万円に達した。翌期はEXPOLANKAが逼迫した海上コンテナの枠を押さえ、2022年3月期の営業利益は1,557億円と前期から53.1%増えた。次期計画の目標を前倒しで満たし、2022年3月に2030年までの長期ビジョンと中期経営計画「SGH Story 2024」を公表した。

  • SGホールディングス 統合報告書2022「トップメッセージ」
    • [16]2021年3月期、企業向けの荷物は6%減少し、個人宅向けは21%増加した
    • [17]2021年3月期の年間取扱個数は当初計画の13億個から1億個増え14億個となった
    • [18]荷物の急増に対し、Xフロンティアの本稼働を半年早め、ドライバーの再配置やラストワンマイルの集配戦力の増強を行った
    • [20]エクスポランカが安定的にコンテナスペースを確保し、2022年3月期の営業利益は1,557億円(前期比53.1%増)となった
    • [21]Third Stage 2024の経営目標を前倒しで達成し、2022年3月に2030年に向けた長期ビジョンと中期経営計画「SGH Story 2024」を発表した
  • SGホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期)
    • [19]2021年3月期の連結営業収益は1,312,085百万円、営業利益は101,726百万円

2021年6月、栗和田榮一会長が代表取締役会長兼社長となり、社長職を兼ねた。栗和田榮一会長は1992年に佐川急便の社長に就任し、2006年から2015年まではSGホールディングスの会長兼社長を務めていた。荒木秀夫氏の社長在任は、2019年4月からの約2年にとどまった。兼務に先立つ2021年3月期は、営業収益と営業利益がともに過去最高だった。会長兼社長として出した2022年の統合報告書では、新計画の重点に「ガバナンスの更なる高度化」を置いた。その対象として挙げたのは、近年大きく伸びた海外事業の統治の仕組みづくりであった。業績の悪化による交代ではなく、膨らんだ海外事業を創業期から知る経営者の目で締め直す体制だったのだろう。

  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
    • [22]栗和田榮一は2021年6月に当社代表取締役会長兼社長に就いた
    • [23]栗和田榮一は1992年5月に佐川急便代表取締役社長、2006年6月に当社代表取締役会長兼社長、2015年3月に当社代表取締役会長となった
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期) / SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
    • [24]荒木秀夫は2019年4月に代表取締役社長に就き、2021年6月に栗和田榮一が会長兼社長に就いた
  • SGホールディングス 統合報告書2021「トップメッセージ」
    • [25]2021年3月期の連結業績は営業収益1兆3,120億円、営業利益1,017億円といずれも過去最高となった
  • SGホールディングス 統合報告書2022「トップメッセージ」
    • [26]中期経営計画「SGH Story 2024」の重点戦略に「ガバナンスの更なる高度化」を掲げた(代表取締役会長兼社長のメッセージ)
    • [27]近年飛躍的な成長を遂げた海外事業のガバナンス構築に注力するとした

2016年の資本業務提携で互いに持ち合った株を、SGホールディングスは2020年9月から段階的に解いた。まず日立物流が持つ佐川急便株20%を買い取り、自らが持つ日立物流株のうち1,953万9,100株を売った。2022年3月期に460万株を売り、残る821万600株も2022年11月のHTSKによる公開買付けへの応募などで手放した。この売却で、2023年3月期に497億87百万円の投資有価証券売却益を計上した。2023年6月には管理・統制担当の代表取締役だった松本秀一氏が社長に就任し、栗和田榮一氏は会長に戻った。松本秀一社長は最初の統合報告書で、インフレのもとで『更なるローコストオペレーションの実現によるコスト構造の抜本的な変革が不可欠です』と記した。

  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2021年3月期)
    • [28]2016年3月30日に日立物流と資本業務提携契約を締結し、2020年9月24日に資本関係を見直した
    • [29]日立物流が保有する佐川急便株式10,655,240株(20%)を全株取得し、保有する日立物流株式32,349,700株(29%)のうち19,539,100株を売却した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2022年3月期)
    • [30]2022年3月期に日立物流株式12,810,600株のうち4,600,000株を売却した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業等のリスク】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2023年3月期)
    • [31]残る8,210,600株を2022年11月のHTSK株式会社による公開買付けへの応募等で全て売却し、2023年3月期に投資有価証券売却益497億87百万円を計上した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2024年3月期)
    • [32]松本秀一は2021年6月に代表取締役管理・統制担当、2023年6月に代表取締役社長に就き、栗和田榮一は同月代表取締役会長となった
  • SGホールディングス 統合報告書2023「社長メッセージ」
    • [33]社長メッセージで、継続的なコスト上昇下ではローコストオペレーションによるコスト構造の変革が不可欠とした
参考文献[16]-[33]
  • SGホールディングス 統合報告書2022「トップメッセージ」
    • [16]2021年3月期、企業向けの荷物は6%減少し、個人宅向けは21%増加した
    • [17]2021年3月期の年間取扱個数は当初計画の13億個から1億個増え14億個となった
    • [18]荷物の急増に対し、Xフロンティアの本稼働を半年早め、ドライバーの再配置やラストワンマイルの集配戦力の増強を行った
    • [20]エクスポランカが安定的にコンテナスペースを確保し、2022年3月期の営業利益は1,557億円(前期比53.1%増)となった
    • [21]Third Stage 2024の経営目標を前倒しで達成し、2022年3月に2030年に向けた長期ビジョンと中期経営計画「SGH Story 2024」を発表した
    • [26]中期経営計画「SGH Story 2024」の重点戦略に「ガバナンスの更なる高度化」を掲げた(代表取締役会長兼社長のメッセージ)
    • [27]近年飛躍的な成長を遂げた海外事業のガバナンス構築に注力するとした
  • SGホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期)
    • [19]2021年3月期の連結営業収益は1,312,085百万円、営業利益は101,726百万円
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
    • [22]栗和田榮一は2021年6月に当社代表取締役会長兼社長に就いた
    • [23]栗和田榮一は1992年5月に佐川急便代表取締役社長、2006年6月に当社代表取締役会長兼社長、2015年3月に当社代表取締役会長となった
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期) / SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
    • [24]荒木秀夫は2019年4月に代表取締役社長に就き、2021年6月に栗和田榮一が会長兼社長に就いた
  • SGホールディングス 統合報告書2021「トップメッセージ」
    • [25]2021年3月期の連結業績は営業収益1兆3,120億円、営業利益1,017億円といずれも過去最高となった
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2021年3月期)
    • [28]2016年3月30日に日立物流と資本業務提携契約を締結し、2020年9月24日に資本関係を見直した
    • [29]日立物流が保有する佐川急便株式10,655,240株(20%)を全株取得し、保有する日立物流株式32,349,700株(29%)のうち19,539,100株を売却した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2022年3月期)
    • [30]2022年3月期に日立物流株式12,810,600株のうち4,600,000株を売却した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業等のリスク】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2023年3月期)
    • [31]残る8,210,600株を2022年11月のHTSK株式会社による公開買付けへの応募等で全て売却し、2023年3月期に投資有価証券売却益497億87百万円を計上した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2024年3月期)
    • [32]松本秀一は2021年6月に代表取締役管理・統制担当、2023年6月に代表取締役社長に就き、栗和田榮一は同月代表取締役会長となった
  • SGホールディングス 統合報告書2023「社長メッセージ」
    • [33]社長メッセージで、継続的なコスト上昇下ではローコストオペレーションによるコスト構造の変革が不可欠とした

2024年〜AZ-COM丸和と競ったC&FロジHDの買収と、中期経営計画「SGH Story 2027」

栗和田榮一会長は2024年の統合報告書で、『現在、宅配便以外の事業の競争力は十分とは言い難く』と自社の弱点を認めた。そのうえでTMSや3PLを伸ばす一環に、低温物流のC&Fロジホールディングスのグループ化を位置づけた。C&Fには先にAZ-COM丸和ホールディングスが1株3,000円で公開買付けを始めていた。丸和への応募は72万8,900株にとどまり、下限に届かず買付けは行われなかった。SGホールディングスは1株5,740円で対抗し、84.83%の応募を得て2024年7月22日にC&Fを連結子会社とした。取得原価は124,386百万円、のれんは59,734百万円に上り、資金には85,000百万円の借入れを充てた。

  • SGホールディングス 統合報告書2024「トップメッセージ」
    • [34]宅配便以外の事業の競争力は十分とは言い難いとした(代表取締役会長のメッセージ)
    • [35]TMS・3PLなど宅配便以外の高付加価値サービス拡大の一環として、低温物流のノウハウを持つC&Fロジホールディングスのグループ化を挙げた
  • AZ-COM丸和ホールディングス 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【重要な後発事象】
    • [36]AZ-COM丸和ホールディングスはC&Fロジホールディングスに1株3,000円の公開買付けを実施した
    • [37]AZ-COM丸和の公開買付けへの応募は728,900株で下限に満たず、買付けは行われなかった
  • SGホールディングス 公開買付届出書(2024年6月3日) / SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
    • [38]1株5,740円の公開買付けに18,287,006株(株券等所有割合84.83%)が応募し、2024年7月22日に連結子会社とした
  • SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
    • [39]取得原価124,386百万円、のれん59,734百万円。買収資金として85,000百万円を借り入れた

SGホールディングスは2025年3月27日、次の中期経営計画「SGH Story 2027」を公表した。前計画の3年間は、エクスポランカの物量と運賃の下落が想定を超え、宅配便の個数も減って、収益と利益がともに計画を下回った。新計画は市場の成長性と資本収益性で事業を区分し、重点・育成から撤退検討までの方向を割り振った。松本秀一社長は統合報告書2025で『目標としては2030年度のROE水準15%を掲げました』と記し、経営の尺度を資本効率に移した。株主還元は累進配当と3カ年累計の総還元性向60%以上を掲げ、自己株式の市場買付けに600億円程度を見込んだ。同じ計画のもと、2025年5月20日に台湾のフォワーダーMorrison Express Worldwideの全株式を取得した。

  • SGホールディングス 中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年3月27日)
    • [40]2025年3月27日に中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年度-2027年度)を公表した
    • [41]SGH Story 2024はエクスポランカの物量・運賃下落と宅配便取扱個数の減少により、営業収益・営業利益ともに計画を下回った
    • [42]市場成長性と資本収益性の観点から事業領域を重点・育成・改善・成熟・撤退検討に区分し戦略の方向性を設定した
    • [44]累進配当、自己株式取得の機動的実施、3ヵ年累計総還元性向60%以上とし、市場からの自己株式取得は3ヵ年で600億円程度を想定した
  • SGホールディングス 統合報告書2025「社長メッセージ」
    • [43]2030年度のROE水準15%を目標に掲げた
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2025年3月期)
    • [45]2025年5月20日、台湾に拠点を置くMorrison Express Worldwide Corporationの全株式を取得した

松本秀一社長は大型の成長投資について、『大型の成長投資については、2025年3月期に実施した2社のM&Aで一段落と考えています』と区切りを付けた。中期経営計画は3カ年で740億円の資産売却を見込み、政策保有株式の持ち合いを解く際には自己株式の取得も検討するとした。2025年11月、佐川グローバルロジスティクスは上海虹迪物流科技の出資持分を売り、虹迪は連結の範囲から外れた。2026年3月期には持分の譲渡損などで55億45百万円の特別損失を計上し、政策保有株式の売却益などで55億72百万円の特別利益を得た。この期のROEは10.5%と前期から0.5ポイント上がり、非中核子会社の持分譲渡や不稼働資産の売却も寄与した。2020年に中国での足場として買った虹迪は、資本効率の尺度のもとで非中核に分けられたと考えられる。

  • SGホールディングス 統合報告書2025「社長メッセージ」
    • [46]大型の成長投資は2025年3月期に実施した2社のM&Aで一段落とした
  • SGホールディングス 中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年3月27日)
    • [47]3ヵ年キャッシュアロケーションで資産売却740億円を見込み、政策保有株式の持ち合い解消にあたって自己株式の取得を検討するとした
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業の内容】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2026年3月期)
    • [48]2025年11月、佐川グローバルロジスティクスが保有する上海虹迪物流科技有限公司の出資持分を売却し、虹迪は連結範囲から外れた
    • [49]2026年3月期の特別損失は上海虹迪物流科技の出資持分譲渡損や減損損失等で55億45百万円、特別利益は政策保有株式の売却益等で55億72百万円
    • [50]2026年3月期のROEは10.5%(前期比0.5ポイント上昇)で、非中核子会社の出資持分譲渡・不稼働資産や政策保有株式の売却も寄与した
参考文献[34]-[50]
  • SGホールディングス 統合報告書2024「トップメッセージ」
    • [34]宅配便以外の事業の競争力は十分とは言い難いとした(代表取締役会長のメッセージ)
    • [35]TMS・3PLなど宅配便以外の高付加価値サービス拡大の一環として、低温物流のノウハウを持つC&Fロジホールディングスのグループ化を挙げた
  • AZ-COM丸和ホールディングス 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【重要な後発事象】
    • [36]AZ-COM丸和ホールディングスはC&Fロジホールディングスに1株3,000円の公開買付けを実施した
    • [37]AZ-COM丸和の公開買付けへの応募は728,900株で下限に満たず、買付けは行われなかった
  • SGホールディングス 公開買付届出書(2024年6月3日) / SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
    • [38]1株5,740円の公開買付けに18,287,006株(株券等所有割合84.83%)が応募し、2024年7月22日に連結子会社とした
  • SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
    • [39]取得原価124,386百万円、のれん59,734百万円。買収資金として85,000百万円を借り入れた
  • SGホールディングス 中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年3月27日)
    • [40]2025年3月27日に中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年度-2027年度)を公表した
    • [41]SGH Story 2024はエクスポランカの物量・運賃下落と宅配便取扱個数の減少により、営業収益・営業利益ともに計画を下回った
    • [42]市場成長性と資本収益性の観点から事業領域を重点・育成・改善・成熟・撤退検討に区分し戦略の方向性を設定した
    • [44]累進配当、自己株式取得の機動的実施、3ヵ年累計総還元性向60%以上とし、市場からの自己株式取得は3ヵ年で600億円程度を想定した
    • [47]3ヵ年キャッシュアロケーションで資産売却740億円を見込み、政策保有株式の持ち合い解消にあたって自己株式の取得を検討するとした
  • SGホールディングス 統合報告書2025「社長メッセージ」
    • [43]2030年度のROE水準15%を目標に掲げた
    • [46]大型の成長投資は2025年3月期に実施した2社のM&Aで一段落とした
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2025年3月期)
    • [45]2025年5月20日、台湾に拠点を置くMorrison Express Worldwide Corporationの全株式を取得した
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業の内容】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2026年3月期)
    • [48]2025年11月、佐川グローバルロジスティクスが保有する上海虹迪物流科技有限公司の出資持分を売却し、虹迪は連結範囲から外れた
    • [49]2026年3月期の特別損失は上海虹迪物流科技の出資持分譲渡損や減損損失等で55億45百万円、特別利益は政策保有株式の売却益等で55億72百万円
    • [50]2026年3月期のROEは10.5%(前期比0.5ポイント上昇)で、非中核子会社の出資持分譲渡・不稼働資産や政策保有株式の売却も寄与した

2017年〜2026年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 利益率 億円
2017年03月期 連結 9,303 n/a 495 512 5.5% 285 n/a
2018年03月期 連結 10,450 +12.3% 627 649 6.2% 360 n/a
2019年03月期 連結 11,181 +7.0% 704 748 6.7% 435 n/a
2020年03月期 連結 11,735 +5.0% 754 805 6.9% 473 n/a
2021年03月期 連結 13,121 +11.8% 1,017 1,037 7.9% 743 n/a
2022年03月期 連結 15,884 +21.1% 1,557 1,603 10.1% 1,067 n/a
2023年03月期 連結 14,346 ▲9.7% 1,353 1,379 9.6% 1,265 n/a
2024年03月期 連結 13,169 ▲8.2% 892 908 6.9% 583 n/a
2025年03月期 連結 14,792 +12.3% 878 889 6.0% 581 n/a
2026年03月期 連結 16,448 +11.2% 902 918 5.6% 591 n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

23件
出典・参考
  • SGホールディングス プレスリリース「株式売出し等に関する取締役会決議のお知らせ」(2017年11月6日)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【表紙】【沿革】(2018年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期)
  • SGホールディングス 統合報告書2020「社長メッセージ」
  • SGホールディングス 有価証券報告書【沿革】【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2020年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2020年3月期) / SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期)
  • SGホールディングス 統合報告書2021「トップメッセージ」
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2021年3月期)
  • SGホールディングス 統合報告書2022「トップメッセージ」
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2022年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営上の重要な契約等】(2022年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業等のリスク】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2023年3月期)
  • SGホールディングス 統合報告書2023「社長メッセージ」
  • SGホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】(2024年3月期)
  • SGホールディングス 統合報告書2024「トップメッセージ」
  • AZ-COM丸和ホールディングス 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【重要な後発事象】
  • SGホールディングス 公開買付届出書(2024年6月3日) / SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
  • SGホールディングス 有価証券報告書 第19期(2025年3月期)【企業結合等関係】【重要な契約等】
  • SGホールディングス 統合報告書2025「社長メッセージ」
  • SGホールディングス 有価証券報告書【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(2025年3月期)
  • SGホールディングス 有価証券報告書【事業の内容】【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(2026年3月期)
  • SGホールディングス 中期経営計画「SGH Story 2027」(2025年3月27日)

免責事項およびポリシー