近鉄グループホールディングス:あべのハルカスの開業と持株会社体制への移行
2005年〜けいはんな線と阪神なんば線への乗り入れ、小林哲也社長の有利子負債削減
近鉄は2005年4月、子会社の近鉄ホテルシステムズを合併し、ホテル事業を本体の直営に切り替えた。2010年の時点でも、各ホテルは本体のホテル事業本部の下で運営されていた。一方で連結の借入金・社債残高は2008年3月末に1,261,008百万円あり、自己資本比率は9.8%にとどまった。同じ期には阿部野橋ターミナルビルの土地建物を取得し、建替えに伴う店舗建替損失引当金も計上した。この残高の削減は、のちに2010年からの経営計画の重点目標となり、目標を2年前倒しで達成した。借入の重い本体へ子会社を寄せたのは、管理の階層を一段減らして費用を抑える狙いだったとみられる。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [1]2005年(平成17年)4月、㈱近鉄ホテルシステムズを合併しホテル事業を直営化
- 近鉄グループ CSR報告書2010
- [2]2010年時点で近畿日本鉄道の社内にホテル事業本部があり、各ホテルの客の要望を集めて共有していた
- 近畿日本鉄道 平成20年3月期 決算短信(2008年5月)
- [3]2008年3月末の借入金・社債残高1,261,008百万円、自己資本比率9.8%。阿部野橋ターミナルビルの土地建物を取得し、建替えに係る店舗建替損失引当金を計上
- [4]2008年3月末の借入金・社債残高1,261,008百万円、自己資本比率9.8%。阿部野橋ターミナルビルの土地建物を取得し、建替えに係る店舗建替損失引当金を計上
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [5]前回経営計画の総括で、重点目標の有利子負債削減を2年前倒しで達成したと記載
近鉄は2006年3月、生駒・学研奈良登美ヶ丘間でけいはんな線の営業を始め、東大阪線の線名もけいはんな線に改めた。終点の学研奈良登美ヶ丘では住宅地の開発を進め、のちの経営計画では省CO2などの価値を加えた沿線開発として実施した。2010年に定めた経営計画は、鉄道業を中心に沿線深耕へ力を注ぎ、沿線の利便性と魅力を高める方針を掲げた。その一方で2008年3月期には伊賀鉄道と養老鉄道を新たに連結の範囲へ入れ、経営計画でも支線対策を構造改革の一つに数えた。新線と住宅地を同時に開き、自社の線路沿いに住む人を増やす従来の沿線開発を、投資先を絞りながら続けたと推察される。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [6]2006年(平成18年)3月、けいはんな線(生駒・学研奈良登美ヶ丘間)の運輸営業を開始し、東大阪線をけいはんな線に線名変更
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [7]前回計画の実施施策として、住宅地開発(あやめ池・近鉄学研奈良登美ヶ丘)を省CO2等の価値を付加した沿線開発とし、構造改革に鉄道省人化・ダイヤ変更・支線対策を挙げた
- [10]前回計画の実施施策として、住宅地開発(あやめ池・近鉄学研奈良登美ヶ丘)を省CO2等の価値を付加した沿線開発とし、構造改革に鉄道省人化・ダイヤ変更・支線対策を挙げた
- 近鉄グループ CSR報告書2010「ごあいさつ」
- [8]2010年度からの経営計画で、鉄道業を中心に沿線深耕に注力し、沿線の利便性・魅力度の向上を図るとした
- 近畿日本鉄道 平成20年3月期 決算短信(2008年5月)
- [9]連結の範囲の異動で新規4社に伊賀鉄道㈱、養老鉄道㈱、㈱けいはんなバスホールディングスを含む
2007年6月、小林哲也氏が近畿日本鉄道の社長に就任した。2009年3月、近鉄は阪神電気鉄道と近鉄奈良・三宮間で相互直通運転を始めた。この線路のつながりを使い、2014年3月からは神戸三宮発伊勢志摩行きの臨時列車を近鉄の特急車両で走らせた。小林哲也社長はCSR報告書2014で、これにより阪神沿線の客にも自社沿線の観光地を身近に感じてもらえるようになったと記した。2013年の決算説明では、伊勢神宮の式年遷宮を機にグループ総出で伊勢志摩へ送客する施策と、観光特急「しまかぜ」の運行開始を並べていた。直通運転は通勤の便だけでなく、沿線の外に住む客を観光地へ運ぶ販路として使われただろう。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】
- [11]小林哲也が2007年6月に取締役社長に就任
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [12]2009年(平成21年)3月、近鉄奈良・三宮間で阪神電気鉄道㈱と相互直通運転を開始
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- [13]2014年3月から神戸三宮発伊勢志摩行きの近鉄特急車両による臨時列車を運行し、阪神沿線の客にも沿線の観光地を身近に感じてもらえるようになったと小林社長が記載
- [14]2014年3月から神戸三宮発伊勢志摩行きの近鉄特急車両による臨時列車を運行し、阪神沿線の客にも沿線の観光地を身近に感じてもらえるようになったと小林社長が記載
- 近畿日本鉄道 決算説明資料(2013年5月)
- [15]伊勢志摩での増収施策として、伊勢神宮式年遷宮を契機としたグループ総合力による送客と観光特急「しまかぜ」の運行開始を挙げた
参考文献[1]-[15]
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [1]2005年(平成17年)4月、㈱近鉄ホテルシステムズを合併しホテル事業を直営化
- [6]2006年(平成18年)3月、けいはんな線(生駒・学研奈良登美ヶ丘間)の運輸営業を開始し、東大阪線をけいはんな線に線名変更
- [12]2009年(平成21年)3月、近鉄奈良・三宮間で阪神電気鉄道㈱と相互直通運転を開始
- 近鉄グループ CSR報告書2010
- [2]2010年時点で近畿日本鉄道の社内にホテル事業本部があり、各ホテルの客の要望を集めて共有していた
- 近畿日本鉄道 平成20年3月期 決算短信(2008年5月)
- [3]2008年3月末の借入金・社債残高1,261,008百万円、自己資本比率9.8%。阿部野橋ターミナルビルの土地建物を取得し、建替えに係る店舗建替損失引当金を計上
- [4]2008年3月末の借入金・社債残高1,261,008百万円、自己資本比率9.8%。阿部野橋ターミナルビルの土地建物を取得し、建替えに係る店舗建替損失引当金を計上
- [9]連結の範囲の異動で新規4社に伊賀鉄道㈱、養老鉄道㈱、㈱けいはんなバスホールディングスを含む
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [5]前回経営計画の総括で、重点目標の有利子負債削減を2年前倒しで達成したと記載
- [7]前回計画の実施施策として、住宅地開発(あやめ池・近鉄学研奈良登美ヶ丘)を省CO2等の価値を付加した沿線開発とし、構造改革に鉄道省人化・ダイヤ変更・支線対策を挙げた
- [10]前回計画の実施施策として、住宅地開発(あやめ池・近鉄学研奈良登美ヶ丘)を省CO2等の価値を付加した沿線開発とし、構造改革に鉄道省人化・ダイヤ変更・支線対策を挙げた
- 近鉄グループ CSR報告書2010「ごあいさつ」
- [8]2010年度からの経営計画で、鉄道業を中心に沿線深耕に注力し、沿線の利便性・魅力度の向上を図るとした
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】
- [11]小林哲也が2007年6月に取締役社長に就任
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- [13]2014年3月から神戸三宮発伊勢志摩行きの近鉄特急車両による臨時列車を運行し、阪神沿線の客にも沿線の観光地を身近に感じてもらえるようになったと小林社長が記載
- [14]2014年3月から神戸三宮発伊勢志摩行きの近鉄特急車両による臨時列車を運行し、阪神沿線の客にも沿線の観光地を身近に感じてもらえるようになったと小林社長が記載
- 近畿日本鉄道 決算説明資料(2013年5月)
- [15]伊勢志摩での増収施策として、伊勢神宮式年遷宮を契機としたグループ総合力による送客と観光特急「しまかぜ」の運行開始を挙げた
2010年〜KNT-CTホールディングスの発足とあべのハルカス、純粋持株会社への移行
2013年1月、近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが経営統合し、純粋持株会社のKNT-CTホールディングスが発足した。統合は旧近畿日本ツーリストを親とする株式交換で、クラブツーリズム1株に8,500株を割り当てた。近鉄の議決権比率は39.9%から71.4%に上がり、持分法適用会社だった旧近畿日本ツーリストは連結子会社になった。統合で生じたのれん3,396百万円は、同じ期に全額を減損処理した。2013年5月の決算説明で近鉄は、グループの統括機能を強める施策の一つにこの再編を挙げた。2015年の計画の総括でも、旅行・バス・タクシーの再編を効率的なグループ経営を進める施策として整理した。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [16]2013年(平成25年)1月、近畿日本ツーリスト㈱とクラブツーリズム㈱が経営統合し純粋持株会社KNT-CTホールディングス㈱が発足(グループ旅行事業の再編)
- 近畿日本鉄道 有価証券報告書 第102期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- [17]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- [18]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- [19]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- 近畿日本鉄道 決算説明資料(2013年5月)
- [20]グループの統括機能を強化し、外部流通企業との提携や旅行事業の再編を実施。2013年1月にKNTとCTを統合し持株会社体制へ移行
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [21]前回計画の実施施策に、旅行・バス・タクシー事業等再編を効率的なグループ経営の推進として挙げた
2014年3月7日、地上60階・高さ300メートルの「あべのハルカス」が全面開業した。ビルにはあべのハルカス近鉄本店、大阪マリオット都ホテル、展望台「ハルカス300」が入った。2010年の経営計画は、このビルが稼働する2014年度までを基盤強化期とし、阿部野橋・上本町・京都の三大ターミナルを整える方針を示していた。小林哲也社長は、展望台からホテル、オフィス、美術館、百貨店までをグループがすべて運営し、相互に連携できる点を強みに挙げた。開業の翌年に定めた経営計画でも、ハルカスの収益基盤の強化を三つの重点テーマの筆頭に置いた。床を外に貸すのではなく各事業の売上を一棟で重ねて取る設計を選んだと考えられる。
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- [22]2014年3月7日、地上60階・高さ300メートルのあべのハルカスがグランドオープン。展望台・ホテル・オフィス・美術館・百貨店を近鉄グループがすべて運営し相互連携できる点を強みとした
- [25]2014年3月7日、地上60階・高さ300メートルのあべのハルカスがグランドオープン。展望台・ホテル・オフィス・美術館・百貨店を近鉄グループがすべて運営し相互連携できる点を強みとした
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [23]2014年(平成26年)3月、あべのハルカス全面開業(あべのハルカス近鉄本店、大阪マリオット都ホテル、展望台「ハルカス300」)
- 近鉄グループ CSR報告書2010「ごあいさつ」
- [24]2010年度からの経営計画で、阿部野橋ターミナルビルが稼働する2014年度までを基盤強化期とし、阿部野橋・上本町・京都の三大ターミナルプロジェクトを掲げた
- 近鉄グループ CSR報告書2015「ごあいさつ」
- [26]2015年5月の経営計画の重点テーマの1つ目を「あべのハルカス」の収益基盤強化とした
2015年4月、近鉄は会社分割で鉄軌道・不動産・ホテル・流通の各事業を4社に承継させ、近鉄グループホールディングスに商号を改めた。同じ日に吉田昌功氏が社長に就任し、約8年社長を務めた小林哲也氏は会長に移った。移行の前年、小林哲也社長は業種ごとに異なる企業風土を鉄道会社一社の風土で統括する方式をやめると記した。鉄道は安全を第一に、不動産・ホテル・流通は市場を重んじる風土で動かし、グループ経営機能の強化と『各事業会社の自立的経営』を両立させるとした。直前の経営計画では、営業利益目標は電力料金の値上げなどで届かなかったが、有利子負債の削減目標は2年前倒しで達した。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [27]2015年(平成27年)4月、会社分割で鉄軌道・不動産・ホテル・流通の各事業を近畿日本鉄道・近鉄不動産・近鉄・都ホテルズ・近鉄リテーリングに承継させ、近鉄グループホールディングスに商号変更
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】【経営上の重要な契約等】
- [28]2015年4月の会社分割効力発生日に吉田昌功が取締役社長、小林哲也(2007年6月社長就任)が取締役会長に就任
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- [29]2015年4月の純粋持株会社移行について、多様な業種を鉄道会社一つの企業風土でまとめず、鉄道は安全・安心第一、不動産・ホテル・流通は市場重視の風土とし、グループ経営機能の強化と各事業会社の自立的経営の二つを同時に達成するとした
- [30]2015年4月の純粋持株会社移行について、多様な業種を鉄道会社一つの企業風土でまとめず、鉄道は安全・安心第一、不動産・ホテル・流通は市場重視の風土とし、グループ経営機能の強化と各事業会社の自立的経営の二つを同時に達成するとした
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [31]前回計画の営業利益目標は電力料金値上げ等の影響で未達成。重点目標の有利子負債削減は2年前倒しで達成
参考文献[16]-[31]
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [16]2013年(平成25年)1月、近畿日本ツーリスト㈱とクラブツーリズム㈱が経営統合し純粋持株会社KNT-CTホールディングス㈱が発足(グループ旅行事業の再編)
- [23]2014年(平成26年)3月、あべのハルカス全面開業(あべのハルカス近鉄本店、大阪マリオット都ホテル、展望台「ハルカス300」)
- [27]2015年(平成27年)4月、会社分割で鉄軌道・不動産・ホテル・流通の各事業を近畿日本鉄道・近鉄不動産・近鉄・都ホテルズ・近鉄リテーリングに承継させ、近鉄グループホールディングスに商号変更
- 近畿日本鉄道 有価証券報告書 第102期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- [17]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- [18]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- [19]旧近畿日本ツーリストを完全親会社とする株式交換(クラブツーリズム1株に8,500株)。議決権比率39.9%→71.4%、のれん3,396百万円を同期に全額減損
- 近畿日本鉄道 決算説明資料(2013年5月)
- [20]グループの統括機能を強化し、外部流通企業との提携や旅行事業の再編を実施。2013年1月にKNTとCTを統合し持株会社体制へ移行
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- [21]前回計画の実施施策に、旅行・バス・タクシー事業等再編を効率的なグループ経営の推進として挙げた
- [31]前回計画の営業利益目標は電力料金値上げ等の影響で未達成。重点目標の有利子負債削減は2年前倒しで達成
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- [22]2014年3月7日、地上60階・高さ300メートルのあべのハルカスがグランドオープン。展望台・ホテル・オフィス・美術館・百貨店を近鉄グループがすべて運営し相互連携できる点を強みとした
- [25]2014年3月7日、地上60階・高さ300メートルのあべのハルカスがグランドオープン。展望台・ホテル・オフィス・美術館・百貨店を近鉄グループがすべて運営し相互連携できる点を強みとした
- [29]2015年4月の純粋持株会社移行について、多様な業種を鉄道会社一つの企業風土でまとめず、鉄道は安全・安心第一、不動産・ホテル・流通は市場重視の風土とし、グループ経営機能の強化と各事業会社の自立的経営の二つを同時に達成するとした
- [30]2015年4月の純粋持株会社移行について、多様な業種を鉄道会社一つの企業風土でまとめず、鉄道は安全・安心第一、不動産・ホテル・流通は市場重視の風土とし、グループ経営機能の強化と各事業会社の自立的経営の二つを同時に達成するとした
- 近鉄グループ CSR報告書2010「ごあいさつ」
- [24]2010年度からの経営計画で、阿部野橋ターミナルビルが稼働する2014年度までを基盤強化期とし、阿部野橋・上本町・京都の三大ターミナルプロジェクトを掲げた
- 近鉄グループ CSR報告書2015「ごあいさつ」
- [26]2015年5月の経営計画の重点テーマの1つ目を「あべのハルカス」の収益基盤強化とした
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】【経営上の重要な契約等】
- [28]2015年4月の会社分割効力発生日に吉田昌功が取締役社長、小林哲也(2007年6月社長就任)が取締役会長に就任
2016年〜コロナ禍の営業損失621億円とホテル8施設の譲渡、近鉄エクスプレスの子会社化
2021年3月期、近鉄グループホールディングスの連結営業損益は62,115百万円の損失となった。小倉敏秀社長は統合報告書2021で、『人流をベースにしたB2C事業にポートフォリオが大きく偏っていたことを実感しています。』と振り返った。2021年5月の中期経営計画2024は、持つ資産を入れ替えて財務の健全性を取り戻す方向を示し、重点施策に資産のオフバランス化を入れた。ホテルについては運営会社としての地位の確立を目標に置き、ブラックストーンとの提携を示した。同年10月、近鉄は都ホテル京都八条など国内8ホテルの資産を譲渡し、運営を受託する方式に移った。2026年3月の説明では、この運営受託で業績とノウハウを得たとして、中計2028の期間に広げる方針を示した。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第110期(2021年3月期)
- [32]2021年3月期の連結営業利益は△62,115百万円
- 近鉄グループ統合報告書2021「グループCEOメッセージ」「社長メッセージ」
- [33]小倉敏秀社長が、2020年度に過去最大の600億円の連結最終損失を計上し無配となったこと、人流ベースのB2C事業にポートフォリオが偏っていたことを記載
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第109期(2020年3月期)【役員の状況】
- [34]小倉敏秀が2020年6月に取締役社長に就任
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ中期経営計画2024(2021年5月)
- [35]見直しの方向性にコスト構造の見直しと保有資産の入れ替えによる財務健全性の改善を掲げ、重点施策に保有資産のオフバランス化とノンコア資産の処分を置いた。ホテルはホテル運営会社としてのステータス確立を目指し、ブラックストーンとの提携を示した
- [36]見直しの方向性にコスト構造の見直しと保有資産の入れ替えによる財務健全性の改善を掲げ、重点施策に保有資産のオフバランス化とノンコア資産の処分を置いた。ホテルはホテル運営会社としてのステータス確立を目指し、ブラックストーンとの提携を示した
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [37]2021年10月、都ホテル京都八条など国内8ホテルの資産を譲渡し、同ホテルの運営受託を開始
- 近鉄グループホールディングス スモールミーティング 主な質疑応答(2026年3月)
- [38]ホテルではブラックストーンと初めて本格的な運営受託を始め、業績へのインパクトとノウハウの蓄積ができたので中計2028期間で拡大を図ると回答
2022年5月、近鉄グループホールディングスは近鉄エクスプレス株式の公開買付けを始めると公表した。近鉄は2003年10月と2004年7月・8月に、財務の強化のため同社株の一部を野村證券などへ売っていた。発表文は背景に中期経営計画2024を挙げ、重点施策の一つを『Improve risk resilience of business portfolio by business expansion leveraging M&A, etc.』(訳:M&Aなどによる事業拡大で、事業ポートフォリオのリスク耐性を高める)と記した。買付けを経て、近鉄エクスプレスは連結子会社となった。2025年11月の説明では、特需後の正常化を前提にした収支が、在庫の滞留などで想定を少し下回ったと述べた。
- 近鉄グループホールディングス プレスリリース「Announcement Regarding Commencement of the Tender Offer for Shares of Kintetsu World Express, Inc.」(2022年5月13日)
- [39]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- [40]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- [41]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [42]株式公開買付けにより㈱近鉄エクスプレスを連結子会社化
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2025年11月)
- [43]2022年5月のTOB時は特需下で、2023年度以降はコロナ前の水準に戻る前提で事業収支を想定したが、荷主の在庫積み増しの解消が進まず運賃高騰の転嫁にも時間を要し、想定を少し下回って推移と回答
2023年6月に都司尚氏が社長に就任し、2024年6月には都司尚氏が会長へ移って若井敬氏が社長となった。2024年11月の説明会で近鉄は、沿線人口の減少を見込み、『不動産セグメントが当社グループにおける中心事業となっていくと考えている』と答えた。2025年3月の中期経営計画2028は、国際物流の営業利益を2028年度に240億円とする計画を置いた。長期ビジョン2035では、2035年度に300億〜400億円を目指すとした。2026年3月には、国際物流の営業利益見込みが171億円程度から133億円へ下がった点を問われた。近鉄は、拠点の統廃合と人員の適正化で利益を確保すると答えた。同年6月には監査等委員会設置会社へ移り、株主総会では業務執行を速めることを目的の一つに挙げた。
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第112期(2023年3月期)・第113期(2024年3月期)【役員の状況】
- [44]2023年6月に都司尚が取締役社長。2024年6月に都司尚が取締役会長、若井敬が取締役社長
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2024年11月)
- [45]沿線人口の減少が見込まれる中で不動産セグメントが中心事業になると回答
- 近鉄グループホールディングス 近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028 説明会における主な質疑応答(2025年3月)
- [46]国際物流事業の営業利益計画は2028年度240億円、2035年度目標300億~400億円
- [47]国際物流事業の営業利益計画は2028年度240億円、2035年度目標300億~400億円
- 近鉄グループホールディングス スモールミーティング 主な質疑応答(2026年3月)
- [48]国際物流セグメントの営業利益が当初171億円程度から133億円に下方修正された点を問われ、粗利増と営業・倉庫拠点の統廃合、人員数の適正化で利益確保を目指すと回答
- [49]国際物流セグメントの営業利益が当初171億円程度から133億円に下方修正された点を問われ、粗利増と営業・倉庫拠点の統廃合、人員数の適正化で利益確保を目指すと回答
- 近鉄グループホールディングス 第115期定時株主総会における主な質疑応答など(2026年7月)
- [50]監査等委員会設置会社への移行の大きな目的の1つは業務執行のスピードを上げることと回答
参考文献[32]-[50]
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第110期(2021年3月期)
- [32]2021年3月期の連結営業利益は△62,115百万円
- 近鉄グループ統合報告書2021「グループCEOメッセージ」「社長メッセージ」
- [33]小倉敏秀社長が、2020年度に過去最大の600億円の連結最終損失を計上し無配となったこと、人流ベースのB2C事業にポートフォリオが偏っていたことを記載
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第109期(2020年3月期)【役員の状況】
- [34]小倉敏秀が2020年6月に取締役社長に就任
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ中期経営計画2024(2021年5月)
- [35]見直しの方向性にコスト構造の見直しと保有資産の入れ替えによる財務健全性の改善を掲げ、重点施策に保有資産のオフバランス化とノンコア資産の処分を置いた。ホテルはホテル運営会社としてのステータス確立を目指し、ブラックストーンとの提携を示した
- [36]見直しの方向性にコスト構造の見直しと保有資産の入れ替えによる財務健全性の改善を掲げ、重点施策に保有資産のオフバランス化とノンコア資産の処分を置いた。ホテルはホテル運営会社としてのステータス確立を目指し、ブラックストーンとの提携を示した
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- [37]2021年10月、都ホテル京都八条など国内8ホテルの資産を譲渡し、同ホテルの運営受託を開始
- [42]株式公開買付けにより㈱近鉄エクスプレスを連結子会社化
- 近鉄グループホールディングス スモールミーティング 主な質疑応答(2026年3月)
- [38]ホテルではブラックストーンと初めて本格的な運営受託を始め、業績へのインパクトとノウハウの蓄積ができたので中計2028期間で拡大を図ると回答
- [48]国際物流セグメントの営業利益が当初171億円程度から133億円に下方修正された点を問われ、粗利増と営業・倉庫拠点の統廃合、人員数の適正化で利益確保を目指すと回答
- [49]国際物流セグメントの営業利益が当初171億円程度から133億円に下方修正された点を問われ、粗利増と営業・倉庫拠点の統廃合、人員数の適正化で利益確保を目指すと回答
- 近鉄グループホールディングス プレスリリース「Announcement Regarding Commencement of the Tender Offer for Shares of Kintetsu World Express, Inc.」(2022年5月13日)
- [39]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- [40]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- [41]近鉄エクスプレス株式の公開買付け開始を公表。2003年10月・2004年7月・8月に財務強化のため株式の一部を野村證券等へ売却。中計2024の重点施策(4)にM&A等による事業ポートフォリオのリスク耐性強化を記載
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2025年11月)
- [43]2022年5月のTOB時は特需下で、2023年度以降はコロナ前の水準に戻る前提で事業収支を想定したが、荷主の在庫積み増しの解消が進まず運賃高騰の転嫁にも時間を要し、想定を少し下回って推移と回答
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第112期(2023年3月期)・第113期(2024年3月期)【役員の状況】
- [44]2023年6月に都司尚が取締役社長。2024年6月に都司尚が取締役会長、若井敬が取締役社長
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2024年11月)
- [45]沿線人口の減少が見込まれる中で不動産セグメントが中心事業になると回答
- 近鉄グループホールディングス 近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028 説明会における主な質疑応答(2025年3月)
- [46]国際物流事業の営業利益計画は2028年度240億円、2035年度目標300億~400億円
- [47]国際物流事業の営業利益計画は2028年度240億円、2035年度目標300億~400億円
- 近鉄グループホールディングス 第115期定時株主総会における主な質疑応答など(2026年7月)
- [50]監査等委員会設置会社への移行の大きな目的の1つは業務執行のスピードを上げることと回答
2005年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | 億円 | |||
| 2005年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2006年03月期 | 連結 | 9,484 | n/a | 675 | 487 | 5.1% | 178 | n/a |
| 2007年03月期 | 連結 | 9,173 | ▲3.3% | 687 | 531 | 5.8% | 232 | n/a |
| 2008年03月期 | 連結 | 9,253 | +0.9% | 572 | 419 | 4.5% | 233 | n/a |
| 2009年03月期 | 連結 | 9,676 | +4.6% | 432 | 234 | 2.4% | 161 | n/a |
| 2010年03月期 | 連結 | 9,607 | ▲0.7% | 358 | 174 | 1.8% | 37 | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 9,600 | ▲0.1% | 399 | 252 | 2.6% | 144 | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 9,428 | ▲1.8% | 402 | 272 | 2.9% | 87 | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 9,322 | ▲1.1% | 475 | 351 | 3.8% | 200 | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 12,464 | +33.7% | 546 | 468 | 3.8% | 246 | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 12,338 | ▲1.0% | 564 | 522 | 4.2% | 279 | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 12,180 | ▲1.3% | 647 | 611 | 5.0% | 290 | n/a |
| 2017年03月期 | 連結 | 12,049 | ▲1.1% | 648 | 567 | 4.7% | 262 | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 12,228 | +1.5% | 646 | 613 | 5.0% | 296 | n/a |
| 2019年03月期 | 連結 | 12,369 | +1.2% | 678 | 671 | 5.4% | 360 | n/a |
| 2020年03月期 | 連結 | 11,942 | ▲3.5% | 494 | 472 | 4.0% | 206 | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 6,972 | ▲41.6% | ▲621 | ▲420 | ▲6.0% | ▲602 | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 6,915 | ▲0.8% | 39 | 307 | 4.4% | 428 | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 15,610 | +125.7% | 671 | 746 | 4.8% | 916 | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 16,295 | +4.4% | 874 | 846 | 5.2% | 478 | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 17,418 | +6.9% | 844 | 815 | 4.7% | 467 | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 17,503 | +0.5% | 894 | 846 | 4.8% | 538 | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
22件
- 近畿日本鉄道 平成20年3月期 決算短信(2008年5月)
- 近畿日本鉄道 決算説明資料(2013年5月)
- 近畿日本鉄道 有価証券報告書 第102期(2013年3月期)【企業結合等関係】
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ経営計画(2015年度~2018年度)(2015年5月)
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第104期(2015年3月期)【役員の状況】【経営上の重要な契約等】
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第109期(2020年3月期)【役員の状況】
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第110期(2021年3月期)
- 近鉄グループ統合報告書2021「グループCEOメッセージ」「社長メッセージ」
- 近鉄グループホールディングス プレスリリース「Announcement Regarding Commencement of the Tender Offer for Shares of Kintetsu World Express, Inc.」(2022年5月13日)
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第112期(2023年3月期)・第113期(2024年3月期)【役員の状況】
- 近鉄グループホールディングス 決算説明資料・近鉄グループ中期経営計画2024(2021年5月)
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2024年11月)
- 近鉄グループホールディングス 有価証券報告書 第114期(2025年3月期)【沿革】
- 近鉄グループホールディングス 第2四半期決算説明会 質疑応答(2025年11月)
- 近鉄グループ CSR報告書2010
- 近鉄グループ CSR報告書2010「ごあいさつ」
- 近鉄グループ CSR報告書2014「トップメッセージ」
- 近鉄グループ CSR報告書2015「ごあいさつ」
- 近鉄グループホールディングス スモールミーティング 主な質疑応答(2026年3月)
- 近鉄グループホールディングス 第115期定時株主総会における主な質疑応答など(2026年7月)
- 近鉄グループホールディングス 近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028 説明会における主な質疑応答(2025年3月)