SBIホールディングス の歴史

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北尾吉孝氏がソフトバンク傘下で興した金融

創業 1999年
創業者 北尾吉孝
創業地 東京都港区
創業
1999年7月、ソフトバンクが純粋持株会社へ移る再編に伴い、金融関連の事業会社を統括するソフトバンク・ファイナンスの子会社として、ソフトバンク・インベストメント株式会社が東京都千代田区に設立された。社長には、孫正義氏が野村證券から招いてソフトバンクの財務を託していた北尾吉孝氏が就任した。設立時の資本金は5,000万円、従業員は55人、連結子会社はゼロで売上高もなく、事業はベンチャー・キャピタル1本だった。同年11月に株式交換でグループのベンチャー投資4社を完全子会社とし、2000年12月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場へ上場した。投資先も親会社の内側にあり、元手も看板も借りものから始めている。
決断
借りていた看板と免許を、順に自前へ置き換えてきた。2003年6月、同じソフトバンク・ファイナンス傘下のイー・トレードを合併してオンライン証券を手にし、2006年から2008年にかけて証券会社をSBI証券1社へ集約した。2005年7月には商号をSBIホールディングスへ改め、翌2006年8月にソフトバンクとの資本関係を解消した。認可の要る機能も並べ、2007年8月に私設取引システムのSBIジャパンネクスト証券が運営を始め、同年9月には住友信託銀行との折半出資で住信SBIネット銀行を開業し、2008年には損害保険と生命保険も開業した。北尾吉孝氏は銀行と保険をグループ内の機関投資家と位置づけ、預金と保険料の運用を投資部隊へ委ねている。投資収益だけで動いていた損益に口座数へ比例する手数料と保険料が加わり、相場の振れを内側で吸収できるようになった。
現況
売買手数料を無料にした証券会社が、グループ最大の利益を生んでいる。2026年3月期の売上収益は1兆8,966億円、営業利益5,167億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,276億円だった。5事業のうち金融サービスが売上1兆5,825億円・利益4,250億円と大半を占める。SBI証券は2023年9月30日の発注分からオンライン取引の国内株式売買委託手数料を無料にしたが、逸失収益は2025年3月期で約380億円と試算された。それでも口座は開始から4か月で100万増え、2025年3月末のグループ証券口座数は国内で初めて1,400万に達している。2016年に始めた米リップルへの出資から広げた暗号資産事業は売上896億円・利益212億円を計上した。無料にした手数料の穴は、信用取引の金利や為替、投資信託、グループ他社への送客が埋めている。
競合
地方銀行とは意向に沿った提携を重ね、新生銀行だけは意向に反して買収した。2019年9月に地方銀行を集める「第4のメガバンク」構想を掲げ、島根銀行を第1号に2021年6月末までで8行と資本業務提携を結んだ。出資比率は相手の意向に沿って決め、出資を伴わない参加も認めている。一方、2021年9月には1株2,000円で公開買付けを実施し、買収防衛策をめぐる攻防の末に議決権47.77%で連結子会社とした。ネット証券では、2008年にイーバンク銀行へ200億円を出資して傘下に入れた楽天と、2023年にNTTドコモと共同持株会社を設立したマネックスが、いずれも他業種の資本で顧客の入口を確保している。新生銀行に残った公的資金約3,500億円を2025年7月に完済すると、同年9月には株式を売却して持分法適用会社へ移し、普通銀行を連結に抱えた4年が終わった。

創業ストーリー ソフトバンクの看板で始め、SBIの商号を手にするまで (1999年〜)

ソフトバンク・ファイナンスから分かれた55人の出発

1999年3月、ソフトバンクが純粋持株会社へ移る事業再編を受けて、同社管理本部がソフトバンク・ファイナンス株式会社として独立し、金融関連分野の事業会社を統括する事業持株会社となった[1]。同年7月、ベンチャー・キャピタル事業を営む目的で、ソフトバンク・ファイナンスの子会社としてソフトバンク・インベストメント株式会社が東京都千代田区に設立された[2]。社長に就いたのは、孫正義氏が野村證券から招きソフトバンクの財務を託していた北尾吉孝氏である[3]。創設時の資本金は5,000万円、純資産も5,000万円、従業員は55人、連結子会社はゼロ、株主は1社、売上高もゼロだった[4]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009「SBIグループ10周年 特集 ―10年の軌跡―」
    • [1]1999年3月、ソフトバンクの純粋持株会社化に伴う事業再編でソフトバンク管理本部がソフトバンク・ファイナンスとして独立し、金融関連分野の事業会社を統括する事業持株会社となった
    • [4]創設当時の1999年は資本金5,000万円、純資産5,000万円、連結子会社数0、従業員数55人、株主数1社、売上高0、未上場だった
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [2]1999年7月、ベンチャー・キャピタル事業を行うことを目的として、ソフトバンク・ファイナンス株式会社の子会社であるソフトバンク・インベストメント株式会社が東京都千代田区に設立された
  • 新潮社 Foresight 2006年9月号
    • [3]北尾吉孝氏はソフトバンクの孫正義氏が野村證券から招いた人物で、ソフトバンクの財務を長く支えていた

元手も看板も、親会社から借りていた。1999年11月、株式交換でソフトベンチャーキャピタル、ソフトバンクベンチャーズ、ソフトバンク・コンテンツ・パートナーズ、ソフトトレンドキャピタルの4社を完全子会社とし、ソフトバンクグループのベンチャー投資を担う運営会社を一手に集めた[5]。2000年3月から7月にかけては、自らを業務執行組合員とするソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド1号から3号を相次いで設立する[6]。当初出資金総額は1号が688億円、2号が1,152億円、3号が195億円にのぼった[7]。同年12月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場へ上場した[8]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [5]1999年11月、ソフトベンチャーキャピタル、ソフトバンクベンチャーズ、ソフトバンク・コンテンツ・パートナーズ、ソフトトレンドキャピタルの4社を完全子会社とする株式交換を実施した。4社はいずれもソフトバンクグループのファンド運営会社だった
    • [6]2000年3月・4月・7月に、ソフトバンク・インベストメントを業務執行組合員とするソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド1号から3号を設立した
    • [7]ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドの当初出資金総額は1号688億円、2号1,152億円、3号195億円だった
    • [8]2000年12月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場した

投資の妙味も親会社の内側にあった。ソフトバンク・インベストメントは、運用するベンチャー・キャピタルファンドから、親会社ソフトバンク・ファイナンスのグループ内で自ら育てた株式公開銘柄へ投資し、ほかのベンチャー・キャピタルでは得にくいキャピタルゲインの源泉を確保したことを、自社の仕組みの差別化の例に挙げた[9]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「トップインタビュー」
    • [9]同社は仕組みの差別化の例として、運用するベンチャーキャピタルファンドで親会社ソフトバンク・ファイナンスグループ内で自ら育成したIPO銘柄へ投資し、他のベンチャーキャピタルでは得難い独自のキャピタルゲインの源泉を確保している点を挙げた
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009「SBIグループ10周年 特集 ―10年の軌跡―」
    • [1]1999年3月、ソフトバンクの純粋持株会社化に伴う事業再編でソフトバンク管理本部がソフトバンク・ファイナンスとして独立し、金融関連分野の事業会社を統括する事業持株会社となった
    • [4]創設当時の1999年は資本金5,000万円、純資産5,000万円、連結子会社数0、従業員数55人、株主数1社、売上高0、未上場だった
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [2]1999年7月、ベンチャー・キャピタル事業を行うことを目的として、ソフトバンク・ファイナンス株式会社の子会社であるソフトバンク・インベストメント株式会社が東京都千代田区に設立された
    • [5]1999年11月、ソフトベンチャーキャピタル、ソフトバンクベンチャーズ、ソフトバンク・コンテンツ・パートナーズ、ソフトトレンドキャピタルの4社を完全子会社とする株式交換を実施した。4社はいずれもソフトバンクグループのファンド運営会社だった
    • [6]2000年3月・4月・7月に、ソフトバンク・インベストメントを業務執行組合員とするソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド1号から3号を設立した
    • [7]ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドの当初出資金総額は1号688億円、2号1,152億円、3号195億円だった
    • [8]2000年12月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場した
  • 新潮社 Foresight 2006年9月号
    • [3]北尾吉孝氏はソフトバンクの孫正義氏が野村證券から招いた人物で、ソフトバンクの財務を長く支えていた
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「トップインタビュー」
    • [9]同社は仕組みの差別化の例として、運用するベンチャーキャピタルファンドで親会社ソフトバンク・ファイナンスグループ内で自ら育成したIPO銘柄へ投資し、他のベンチャーキャピタルでは得難い独自のキャピタルゲインの源泉を確保している点を挙げた

イー・トレード合併で得たオンライン証券という中核

2002年2月に東京証券取引所市場第一部へ上場し、同年11月には大阪証券取引所市場第一部にも上場した[10]。2003年6月、ソフトバンク・インベストメントは同じソフトバンク・ファイナンス傘下のイー・トレード株式会社を合併し、イー・トレード証券、ソフトバンク・フロンティア証券、イー・コモディティ、エスエフ・リアルティを子会社に収める[11]。ここで手にしたオンライン証券もまた借りものだった。イー・トレード証券は1998年10月、ソフトバンクと米E*TRADE Groupが出資するイー・トレードが老舗の大沢証券を100%子会社とし、1999年10月にインターネット取引を始めた会社である[12]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [10]2002年2月に東京証券取引所市場第一部へ、同年11月に大阪証券取引所市場第一部へ上場した
    • [11]2003年6月、イー・トレード株式会社と合併し、イー・トレード証券株式会社、ソフトバンク・フロンティア証券株式会社、イー・コモディティ株式会社、エスエフ・リアルティ株式会社を子会社化した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009「SBIグループ10周年 特集 ―10年の軌跡―」
    • [12]イー・トレード証券は1998年10月にソフトバンクと米E*TRADE Groupが出資するイー・トレードの100%子会社となった大沢証券が前身で、1999年10月にインターネット取引を開始した

証券の窓口は買収で足していった[13]。2003年10月にワールド日栄証券、12月に日商岩井証券を子会社とし、後者は翌2004年3月にフィデス証券へ商号を改める[14]。2004年2月にはワールド日栄証券とソフトバンク・フロンティア証券が合併してワールド日栄フロンティア証券となり、大証ヘラクレス市場へ上場した[15]。同じ2004年2月、ファイナンス・オールの株式を取得してグッドローン、ウェブリース、ベリトランスなど6社を傘下に加え、7月にはモーニングスターとその子会社3社を傘下に収めた[16]。アセットマネジメント、ブローカレッジ&インベストメントバンキング、ファイナンシャル・サービスの3つが、ここでコアビジネスとして並んだ[17]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [13]2003年10月にワールド日栄証券、12月に日商岩井証券の株式を取得し子会社化した
    • [14]日商岩井証券は2004年3月にフィデス証券へ商号変更した
    • [15]2004年2月、ワールド日栄証券とソフトバンク・フロンティア証券が合併してワールド日栄フロンティア証券となり、大証ヘラクレス市場に上場した
    • [16]2004年2月にファイナンス・オールの株式を取得し同社とグッドローン、ウェブリース、ファイナンス・オール・サービス、イー・ローン・ダイレクト、テックタンク、ベリトランスを子会社化、同年7月にモーニングスターとその子会社3社を子会社化した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「プロファイル/グループ再編の方向性について」
    • [17]グループ再編と証券会社の買収により、アセットマネジメント、ブローカレッジ&インベストメントバンキング、ファイナンシャル・サービスの3つをコアビジネスとする総合金融グループとなった

再編は数字に表れた。連結売上高は2003年3月期の35億3,300万円から2004年3月期には353億6,400万円へ伸びた[18]。44億600万円の当期純損失も42億5,700万円の当期純利益へ転じる[19]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「財務ハイライト」
    • [18]連結売上高は2003年3月期の35億3,300万円から2004年3月期に353億6,400万円へ増えた
    • [19]当期純損益は2003年3月期の44億600万円の損失から2004年3月期は42億5,700万円の利益へ転じた
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [10]2002年2月に東京証券取引所市場第一部へ、同年11月に大阪証券取引所市場第一部へ上場した
    • [11]2003年6月、イー・トレード株式会社と合併し、イー・トレード証券株式会社、ソフトバンク・フロンティア証券株式会社、イー・コモディティ株式会社、エスエフ・リアルティ株式会社を子会社化した
    • [13]2003年10月にワールド日栄証券、12月に日商岩井証券の株式を取得し子会社化した
    • [14]日商岩井証券は2004年3月にフィデス証券へ商号変更した
    • [15]2004年2月、ワールド日栄証券とソフトバンク・フロンティア証券が合併してワールド日栄フロンティア証券となり、大証ヘラクレス市場に上場した
    • [16]2004年2月にファイナンス・オールの株式を取得し同社とグッドローン、ウェブリース、ファイナンス・オール・サービス、イー・ローン・ダイレクト、テックタンク、ベリトランスを子会社化、同年7月にモーニングスターとその子会社3社を子会社化した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009「SBIグループ10周年 特集 ―10年の軌跡―」
    • [12]イー・トレード証券は1998年10月にソフトバンクと米E*TRADE Groupが出資するイー・トレードの100%子会社となった大沢証券が前身で、1999年10月にインターネット取引を開始した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「プロファイル/グループ再編の方向性について」
    • [17]グループ再編と証券会社の買収により、アセットマネジメント、ブローカレッジ&インベストメントバンキング、ファイナンシャル・サービスの3つをコアビジネスとする総合金融グループとなった
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「財務ハイライト」
    • [18]連結売上高は2003年3月期の35億3,300万円から2004年3月期に353億6,400万円へ増えた
    • [19]当期純損益は2003年3月期の44億600万円の損失から2004年3月期は42億5,700万円の利益へ転じた

ソフトバンクの連結から外れた2005年の増資と商号変更

集約の向きは2004年の時点で示されていた[20]。ソフトバンク・インベストメントは、純粋持株会社である親会社ソフトバンク・ファイナンス直下の子会社を自らの傘下へ集め、事業持株会社として連結業績と企業価値を伸ばす方針を掲げた[21]。資本の側の手当ては翌年に来る。2005年3月15日、公募増資で普通株式1,250,000株を発行し、資本金と資本剰余金がそれぞれ224億1,400万円と224億1,300万円増えた[22]。同月23日には第三者割当増資で187,500株を発行し、資本金と資本剰余金へそれぞれ33億6,200万円を積み増す[23]。相次ぐ増資でソフトバンクの持株比率が下がり、同社の連結子会社から持分法適用関連会社へ移った[24]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「プロファイル/グループ再編の方向性について」
    • [20]同社は2004年時点で、純粋持株会社である親会社ソフトバンク・ファイナンス直下の子会社をソフトバンク・インベストメントの傘下へ集約する方針を示した
    • [21]同社はソフトバンク・インベストメントに事業持株会社としての性格を持たせ、連結業績の向上と企業価値の増大を図る方針を示した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「財務ハイライト」
    • [22]2005年3月15日の公募増資で普通株式1,250,000株を発行し、資本金と資本剰余金がそれぞれ224億1,400万円、224億1,300万円増加した
    • [23]2005年3月23日の第三者割当増資で普通株式187,500株を発行し、資本金と資本剰余金がそれぞれ33億6,200万円増加した
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [24]2005年3月、公募および第三者割当による増資を実施し、ソフトバンク株式会社の連結子会社から持分法適用関連会社に移行した

連結から外れた効き目は、信用の値付けにすぐ表れた[25]。2005年6月、日本格付研究所は同社にBBB、イー・トレード証券にはソフトバンクを上回るBBB+の格付を与え、同年7月25日には600億円の社債発行登録が完了した[26]。銀行与信の判断も、ソフトバンク・グループとしての総与信枠から、独立した企業集団としての評価へ移る[27]。2005年6月、同社は350億円を銀行から借り入れ、自己資金155億円と合わせた505億円で、親会社の名を冠して1999年から積み上げてきたソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドの出資口500口を買い取った[28]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「北尾CEOインタビュー」
    • [25]2005年6月、日本格付研究所はSBIホールディングスにBBB、イー・トレード証券にソフトバンクを上回るBBB+の格付を付与した
    • [26]2005年7月25日に600億円の社債発行登録が完了した
    • [27]銀行与信の判断がソフトバンク・グループとしての総与信枠から独立した企業集団としての評価へ移行した
    • [28]2005年6月、ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドの一部出資口の取得資金として350億円を銀行借入し、自己資金155億円と合わせて出資口500口を505億円で取得した

2005年7月1日、ソフトバンク・インベストメントはファンド運営事業を連結子会社のSBIベンチャーズへ分割承継させ、自らの商号をSBIホールディングス株式会社へ改めて持株会社へ移行した[29]。事業を受けたSBIベンチャーズは同じ月にソフトバンク・インベストメントへ商号を変更し、親会社が返した名を引き継ぐ[30]。北尾氏は移行の狙いに、金融業の統合化を先取りする総合金融グループの形成、グループシナジーを追う事業ポートフォリオの構築、そして金融を核としながら金融の枠を超える組織づくりの3つを挙げ、ソフトバンクの連結から外れて事業領域の制約が消えたことを非金融分野へ進む条件とした[31]。2005年3月期の連結売上高は815億1,200万円、当期純利益は256億3,100万円となった[32]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [29]2005年7月1日、ソフトバンク・インベストメントのファンド運営事業等を分割して連結子会社のSBIベンチャーズ株式会社に承継させるとともに、商号をSBIホールディングス株式会社へ変更し持株会社体制へ移行した
    • [30]ファンド運営事業を承継したSBIベンチャーズ株式会社は2005年7月にソフトバンク・インベストメント株式会社へ商号変更した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「北尾CEOインタビュー」
    • [31]北尾吉孝氏は持株会社体制への移行の狙いとして、金融業の統合化の流れを先取る総合金融グループ体制の構築、グループシナジーを徹底追求する事業ポートフォリオの構築、金融を核に金融を超えることを実践する組織体制の構築の3点を挙げ、ソフトバンクの連結から外れて事業領域の制約がなくなったことで非金融分野への進出を推進できるとした
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「財務ハイライト」
    • [32]2005年3月期の連結売上高は815億1,200万円、当期純利益は256億3,100万円だった
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「プロファイル/グループ再編の方向性について」
    • [20]同社は2004年時点で、純粋持株会社である親会社ソフトバンク・ファイナンス直下の子会社をソフトバンク・インベストメントの傘下へ集約する方針を示した
    • [21]同社はソフトバンク・インベストメントに事業持株会社としての性格を持たせ、連結業績の向上と企業価値の増大を図る方針を示した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「財務ハイライト」
    • [22]2005年3月15日の公募増資で普通株式1,250,000株を発行し、資本金と資本剰余金がそれぞれ224億1,400万円、224億1,300万円増加した
    • [23]2005年3月23日の第三者割当増資で普通株式187,500株を発行し、資本金と資本剰余金がそれぞれ33億6,200万円増加した
    • [32]2005年3月期の連結売上高は815億1,200万円、当期純利益は256億3,100万円だった
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [24]2005年3月、公募および第三者割当による増資を実施し、ソフトバンク株式会社の連結子会社から持分法適用関連会社に移行した
    • [29]2005年7月1日、ソフトバンク・インベストメントのファンド運営事業等を分割して連結子会社のSBIベンチャーズ株式会社に承継させるとともに、商号をSBIホールディングス株式会社へ変更し持株会社体制へ移行した
    • [30]ファンド運営事業を承継したSBIベンチャーズ株式会社は2005年7月にソフトバンク・インベストメント株式会社へ商号変更した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「北尾CEOインタビュー」
    • [25]2005年6月、日本格付研究所はSBIホールディングスにBBB、イー・トレード証券にソフトバンクを上回るBBB+の格付を付与した
    • [26]2005年7月25日に600億円の社債発行登録が完了した
    • [27]銀行与信の判断がソフトバンク・グループとしての総与信枠から独立した企業集団としての評価へ移行した
    • [28]2005年6月、ソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドの一部出資口の取得資金として350億円を銀行借入し、自己資金155億円と合わせて出資口500口を505億円で取得した
    • [31]北尾吉孝氏は持株会社体制への移行の狙いとして、金融業の統合化の流れを先取る総合金融グループ体制の構築、グループシナジーを徹底追求する事業ポートフォリオの構築、金融を核に金融を超えることを実践する組織体制の構築の3点を挙げ、ソフトバンクの連結から外れて事業領域の制約がなくなったことで非金融分野への進出を推進できるとした

ソフトバンクとの資本関係解消とSBI証券への一本化

SBIホールディングスは2006年8月、ソフトバンクグループとの資本関係を解消した[33]。SBIホールディングスの前身であるソフトバンク・インベストメントは1999年7月、ベンチャー・キャピタル事業を営むためにソフトバンク・ファイナンスの子会社として設立された[34]。2005年3月の公募増資と第三者割当増資でソフトバンクの連結範囲から外れ、同年7月にはファンド運営事業を分割してSBIホールディングスへ商号を改めていた[35]北尾吉孝氏は、完全な解消によって両社の株価の相関がなくなり、財務戦略と事業戦略をより柔軟に組めるようになると受け止め、折半出資の合弁会社を中核として事業上の友好な関係は維持する方針を示した[36]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2006年8月(平成18年8月)にソフトバンクグループとの資本関係が解消された
    • [34]ソフトバンク・インベストメントはベンチャー・キャピタル事業を行うため1999年7月にソフトバンク・ファイナンス株式会社の子会社として設立された
    • [35]2005年3月の公募及び第三者割当増資によりソフトバンク株式会社の連結範囲から除かれ、2005年7月にソフトバンク・インベストメントのファンド運営事業等を分割したうえで商号をSBIホールディングス株式会社へ変更した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2006「北尾CEOインタビュー」
    • [36]北尾CEOは2006年8月のソフトバンクとの資本関係の完全解消により株価の相関関係の解消とより柔軟な財務戦略・事業戦略の展開が可能になると述べ、双方折半出資による合弁会社を中核として事業上友好な関係を維持していく方針を示した

証券の看板も同じ年に替わり、中核のイー・トレード証券は2006年7月にSBIイー・トレード証券へ商号を改めた[37]。もとは米E*TRADEの名を冠したネット証券で、2003年6月のイー・トレードとの合併でソフトバンク・インベストメントの傘下に入っていた[38]。2006年3月に株式交換で旧SBI証券を完全子会社としたうえで、2007年10月にはSBIイー・トレード証券を存続会社として対面のSBI証券を吸収合併し、2008年7月に商号を株式会社SBI証券へ改め、翌8月に株式交換で完全子会社とした[39]。同年9月には韓国子会社E*TRADE Koreaの株式も手放す[40]

  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [37]2006年7月(平成18年7月)、イー・トレード証券株式会社はSBIイー・トレード証券株式会社に商号変更した
    • [38]ソフトバンク・インベストメントは2003年6月(平成15年6月)にイー・トレード株式会社と合併しイー・トレード証券株式会社他を子会社化した
    • [39]2006年3月に株式交換でSBI証券株式会社を完全子会社化、2007年10月にSBIイー・トレード証券株式会社を存続会社として同社とSBI証券株式会社が合併、2008年7月に株式会社SBI証券へ商号変更、2008年8月に株式交換で完全子会社化した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2008
    • [40]2008年9月、株式会社SBI証券の韓国における子会社E*TRADE Korea Co., Ltd.の株式を譲渡した

集約を支えたのは口座数と売買代金のシェアである。市況の良かった2006年3月期、旧イー・トレード証券と対面の旧SBI証券は合算で営業利益380億円を計上し、その時点の口座数は123万口座、個人株式委託売買代金シェアは23.1%だった[41]。2009年3月期には口座数が約186万口座、シェアは過去最高の38.7%となり、3年で63万口座と15.6ポイントを積み増した[42]。同期の個人信用取引委託売買代金シェアも過去最高の44.7%に達し、主要オンライン証券5社が個人株式委託売買代金の73.2%を占めるまで対面証券からの顧客移動が進んだ[43]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009
    • [41]2006年3月期に旧イー・トレード証券と対面証券の旧SBI証券は合算で営業利益380億円を計上し、その時点での口座数は123万口座、個人株式委託売買代金シェアは23.1%だった
    • [42]2009年3月現在の口座数は約186万口座、個人株式委託売買代金シェアは過去最高の38.7%で、2006年3月期比でそれぞれ63万口座、15.6ポイント増加した
    • [43]2009年3月期のSBI証券の個人信用取引委託売買代金シェアは過去最高の44.7%、主要オンライン証券5社の個人株式委託売買代金シェアは73.2%に伸長した
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2006年8月(平成18年8月)にソフトバンクグループとの資本関係が解消された
    • [34]ソフトバンク・インベストメントはベンチャー・キャピタル事業を行うため1999年7月にソフトバンク・ファイナンス株式会社の子会社として設立された
    • [35]2005年3月の公募及び第三者割当増資によりソフトバンク株式会社の連結範囲から除かれ、2005年7月にソフトバンク・インベストメントのファンド運営事業等を分割したうえで商号をSBIホールディングス株式会社へ変更した
    • [37]2006年7月(平成18年7月)、イー・トレード証券株式会社はSBIイー・トレード証券株式会社に商号変更した
    • [38]ソフトバンク・インベストメントは2003年6月(平成15年6月)にイー・トレード株式会社と合併しイー・トレード証券株式会社他を子会社化した
    • [39]2006年3月に株式交換でSBI証券株式会社を完全子会社化、2007年10月にSBIイー・トレード証券株式会社を存続会社として同社とSBI証券株式会社が合併、2008年7月に株式会社SBI証券へ商号変更、2008年8月に株式交換で完全子会社化した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2006「北尾CEOインタビュー」
    • [36]北尾CEOは2006年8月のソフトバンクとの資本関係の完全解消により株価の相関関係の解消とより柔軟な財務戦略・事業戦略の展開が可能になると述べ、双方折半出資による合弁会社を中核として事業上友好な関係を維持していく方針を示した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2008
    • [40]2008年9月、株式会社SBI証券の韓国における子会社E*TRADE Korea Co., Ltd.の株式を譲渡した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009
    • [41]2006年3月期に旧イー・トレード証券と対面証券の旧SBI証券は合算で営業利益380億円を計上し、その時点での口座数は123万口座、個人株式委託売買代金シェアは23.1%だった
    • [42]2009年3月現在の口座数は約186万口座、個人株式委託売買代金シェアは過去最高の38.7%で、2006年3月期比でそれぞれ63万口座、15.6ポイント増加した
    • [43]2009年3月期のSBI証券の個人信用取引委託売買代金シェアは過去最高の44.7%、主要オンライン証券5社の個人株式委託売買代金シェアは73.2%に伸長した

夜間PTSと住信SBIネット銀行という自前の免許

取引の場そのものを自前で持つ試みが2007年に動いた[44]。SBIジャパンネクスト証券は6月27日に金融庁からPTS(私設取引システム)の認可を受け、8月27日に運営業務を開始した[45]。資本はSBIホールディングスと米ゴールドマン・サックスが37.5%ずつを持ち、そこから証券各社へ2.5%ずつ計5.0%を譲渡して、楽天証券・オリックス証券・GMOインターネット証券が加わった[46]。取扱銘柄は国内の取引所上場銘柄から指定した約4,000、取引時間は19時から23時50分まで、売買は指値注文のみの顧客注文対当方式である[47]。北尾氏は自社だけで市場をつくらず複数の証券会社が参加してつくる市場を目指すとし、公共性と流動性の高い市場を狙いとした[48]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
    • [44]SBIジャパンネクスト証券は2007年6月27日に金融庁の認可を取得した
    • [45]SBIジャパンネクスト証券は2007年8月27日にPTS運営業務を開始した
    • [46]SBIジャパンネクスト証券はSBIホールディングスと米ゴールドマン・サックスが37.5%ずつ出資し、両者から証券各社へ2.5%ずつ計5.0%を株式譲渡、2007年9月末時点で楽天証券・オリックス証券・GMOインターネット証券などが参加した
    • [47]ジャパンネクストPTSの取扱銘柄は国内証券取引所上場銘柄のうち同社が指定した約4,000銘柄、取引時間は19時00分から23時50分、売買価格決定方式は顧客注文対当方式(指値注文のみ)である
    • [48]北尾CEOはジャパンネクストPTSについて、自社だけで市場をつくるのではなく複数の証券会社が参加して皆でつくる市場を目指し、顧客の利便性向上と公共性・流動性の高い市場を目指すとした

同じ2007年9月、免許が要るもう一つの機能が半分だけ自前になった[49]。住信SBIネット銀行は9月18日に金融庁から営業免許を取得し、24日に営業を始めた[50]。SBIホールディングスと住友信託銀行が125億円ずつを出し、持分は50%ずつである[51]。北尾氏は1999年のグループ設立当初から銀行業を総合金融事業グループに欠かせない中核業務とみていたが、80年代の米国と90年代の日本の銀行の状況から、どの時点で踏み切るかを課題としていた[52]。金融審議会で銀行と証券の垣根の見直しが議論され、ユニバーサルバンキングへ移行すれば銀行と証券のシナジーが十分に働くと判断したことを、この時期を選んだ理由に挙げた[53]。開業はゼロからの出発ではなく、2000年4月に開店したスルガ銀行ソフトバンク支店の顧客を案内する合意も結んでいた[54]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
    • [49]住信SBIネット銀行は2007年9月18日に金融庁より営業免許を取得した
    • [50]住信SBIネット銀行は2007年9月24日より営業を開始した
    • [51]住信SBIネット銀行にはSBIホールディングスと住友信託銀行が125億円ずつを出資し、持株比率は各50%である
    • [52]北尾CEOは銀行業を1999年のグループ設立当初から総合金融事業グループの中核的事業として不可欠とみていたが、80年代の米国や90年代の日本の銀行の状況から進出時期を課題としていた
    • [53]北尾CEOは金融審議会での銀行と証券の垣根の見直し議論とユニバーサルバンキングへの移行をにらみ、ネット銀行とネット証券のシナジーが発揮できることを設立に踏み切った理由に挙げた
    • [54]2000年4月に開店したスルガ銀行ソフトバンク支店は2007年3月末時点で総預金残高186億円、総口座数21万7,200口座に達し、その顧客に新ネット銀行を案内することでスルガ銀行と合意していた
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
    • [44]SBIジャパンネクスト証券は2007年6月27日に金融庁の認可を取得した
    • [45]SBIジャパンネクスト証券は2007年8月27日にPTS運営業務を開始した
    • [46]SBIジャパンネクスト証券はSBIホールディングスと米ゴールドマン・サックスが37.5%ずつ出資し、両者から証券各社へ2.5%ずつ計5.0%を株式譲渡、2007年9月末時点で楽天証券・オリックス証券・GMOインターネット証券などが参加した
    • [47]ジャパンネクストPTSの取扱銘柄は国内証券取引所上場銘柄のうち同社が指定した約4,000銘柄、取引時間は19時00分から23時50分、売買価格決定方式は顧客注文対当方式(指値注文のみ)である
    • [48]北尾CEOはジャパンネクストPTSについて、自社だけで市場をつくるのではなく複数の証券会社が参加して皆でつくる市場を目指し、顧客の利便性向上と公共性・流動性の高い市場を目指すとした
    • [49]住信SBIネット銀行は2007年9月18日に金融庁より営業免許を取得した
    • [50]住信SBIネット銀行は2007年9月24日より営業を開始した
    • [51]住信SBIネット銀行にはSBIホールディングスと住友信託銀行が125億円ずつを出資し、持株比率は各50%である
    • [52]北尾CEOは銀行業を1999年のグループ設立当初から総合金融事業グループの中核的事業として不可欠とみていたが、80年代の米国や90年代の日本の銀行の状況から進出時期を課題としていた
    • [53]北尾CEOは金融審議会での銀行と証券の垣根の見直し議論とユニバーサルバンキングへの移行をにらみ、ネット銀行とネット証券のシナジーが発揮できることを設立に踏み切った理由に挙げた
    • [54]2000年4月に開店したスルガ銀行ソフトバンク支店は2007年3月末時点で総預金残高186億円、総口座数21万7,200口座に達し、その顧客に新ネット銀行を案内することでスルガ銀行と合意していた

ネット専業の旗を降ろした対面網とSBI生命の再参入

銀行に続いて保険の免許も並んだ[55]。SBI損害保険は2008年1月16日に、SBIアクサ生命保険は同年4月7日に、それぞれ営業を開始した[56]。北尾氏は銀行・損保・生保の三社をグループ内の新たな機関投資家群と位置づけ、ベンチャーキャピタルやバイアウトを担う既存の運用部隊に資金の運用を委ね、預金金利や配当の形で顧客へ返す設計を描いた[57]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2008
    • [55]SBI損害保険株式会社は2008年1月16日に開業した
    • [56]SBIアクサ生命保険株式会社は2008年4月7日に日本初のインターネット専業生命保険会社として営業を開始した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
    • [57]北尾CEOはネット銀行・ネット損保・ネット生保をSBIグループ内の新たな三大機関投資家群と位置づけ、SBIインベストメントやSBIキャピタル等のグループ運用部隊に運用を委託して高い預金金利や大きな配当を可能にする体制を築く方針を示した

2009年7月には千葉県柏市に「SBIマネープラザ」1号店を、翌8月には東京・銀座に3号店を出し、証券・保険・銀行預金・住宅ローンを一つの窓口で扱うフランチャイジング方式の対面店を開いた[58]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009
    • [58]SBIグループはさまざまな金融商品をワンストップで扱う「SBIマネープラザ」を2009年7月に千葉県柏市へ1号店として出店し、翌8月に東京都銀座へ3号店を出店した

対面と海外の免許は、その後も積み上がった[59]。SBIマネープラザは2015年3月末で394店舗、預り資産は前年同月比38.2%増の5,605億円となり、2015年3月期の売上高は48億円、営業利益は16億円である[60]。韓国では2013年3月に現代スイス貯蓄銀行を子会社化し、2014年10月に傘下3行と合併して韓国最大の貯蓄銀行となり、2015年3月期はIFRSベースで営業収益416億円、税引前利益167億円を計上した[61]。生命保険には2015年2月、ピーシーエー生命保険を子会社化して再参入し、2010年2月から休止していた新規契約の募集を再開するべく人員と販売体制の整備に入った[62]

  • SBIホールディングス アニュアルレポート2015
    • [59]2013年3月に連結子会社化したSBI貯蓄銀行は2014年10月に3つの傘下銀行と合併して韓国最大の貯蓄銀行となった
    • [60]SBIマネープラザの2015年3月末現在の店舗数は394店舗、預り資産は前年同月比38.2%増の5,605億円、2015年3月期の売上高は前期比17.2%増の48億円、営業利益は同49.5%増の16億円だった
    • [61]SBI貯蓄銀行の2015年3月期の業績はIFRSベースで営業収益が前期比13.7%増の416億円、税引前利益が前期比約4.2倍の167億円だった
    • [62]SBI生命(旧ピーシーエー生命)が2015年2月に連結子会社化され生命保険事業へ再参入し、2010年2月から休止していた新規契約の取り扱いを再開するべく人員増員や販売体制の整備、新商品開発を進めた
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2008
    • [55]SBI損害保険株式会社は2008年1月16日に開業した
    • [56]SBIアクサ生命保険株式会社は2008年4月7日に日本初のインターネット専業生命保険会社として営業を開始した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
    • [57]北尾CEOはネット銀行・ネット損保・ネット生保をSBIグループ内の新たな三大機関投資家群と位置づけ、SBIインベストメントやSBIキャピタル等のグループ運用部隊に運用を委託して高い預金金利や大きな配当を可能にする体制を築く方針を示した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009
    • [58]SBIグループはさまざまな金融商品をワンストップで扱う「SBIマネープラザ」を2009年7月に千葉県柏市へ1号店として出店し、翌8月に東京都銀座へ3号店を出店した
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2015
    • [59]2013年3月に連結子会社化したSBI貯蓄銀行は2014年10月に3つの傘下銀行と合併して韓国最大の貯蓄銀行となった
    • [60]SBIマネープラザの2015年3月末現在の店舗数は394店舗、預り資産は前年同月比38.2%増の5,605億円、2015年3月期の売上高は前期比17.2%増の48億円、営業利益は同49.5%増の16億円だった
    • [61]SBI貯蓄銀行の2015年3月期の業績はIFRSベースで営業収益が前期比13.7%増の416億円、税引前利益が前期比約4.2倍の167億円だった
    • [62]SBI生命(旧ピーシーエー生命)が2015年2月に連結子会社化され生命保険事業へ再参入し、2010年2月から休止していた新規契約の取り扱いを再開するべく人員増員や販売体制の整備、新商品開発を進めた

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SBIホールディングスの沿革1999〜2023年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1999〜2005年ソフトバンクの看板で始め、SBIの商号を手にするまで北尾吉孝ソフトバンク・インベストメントを設立
北尾吉孝大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場
北尾吉孝イー・トレードと合併しオンライン証券・証券子会社を子会社化★★
北尾吉孝モーニングスターを子会社化
北尾吉孝ソフトバンクからの資本独立とSBIブランドの確立

2005年7月、ソフトバンク・インベストメントが商号を『SBIホールディングス』へ改め持株会社体制へ移行し、2006年8月に親会社ソフトバンクが保有株を売却して資本関係を解消、孫正義氏の傘下から北尾吉孝氏率いる独立した金融グループへ転じた経営判断。

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★★★
2006〜2015年ソフトバンクと資本で切れ、取引所と銀行を自前の免許にする北尾吉孝株式交換によりSBI証券を完全子会社化
北尾吉孝SBI損保設立準備を設立
北尾吉孝イー・トレード集約によるネット証券首位の確立

2006年7月、SBIホールディングスは中核のイー・トレード証券をSBIイー・トレード証券へ改称し、2007年10月に対面のSBI証券を吸収合併、2008年8月には株式交換で完全子会社化した。合弁出自のネット証券を『SBI証券』の一枚看板へ束ね、ネット証券首位の体制を固めた組織再編。

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★★★
北尾吉孝私設取引所(PTS)事業への参入——株式夜間取引から大阪デジタルエクスチェンジへ

2007年8月、SBIホールディングスは傘下のSBIジャパンネクスト証券で株式の夜間私設取引システム(PTS)を開業し、参入1カ月で先行2陣営を上回る売買代金を集めた。北尾吉孝氏は当初から昼間市場の開設を公言し、この構想は2022年開業の大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)まで15年かけて引き継がれた経営判断。

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★★★
北尾吉孝住信SBIネット銀行の設立とネット銀行への参入

2005年10月、SBIホールディングスは住友信託銀行と折半出資でインターネット専業銀行の設立を発表し、2007年9月に住信SBIネット銀行を開業した。ネット証券に続いて銀行業へ踏み出し、証券・銀行・保険を束ねる総合金融グループへの拡張を進めた経営判断。

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★★★
北尾吉孝SBIイー・トレード証券を存続会社として同社とSBI証券が合併
北尾吉孝普通株式を原株とする香港預託証券(HDR)を香港証券取引所メインボードに上場
北尾吉孝SBI AXESが韓国取引所KOSDAQ市場に上場
北尾吉孝現代スイス貯蓄銀行を子会社化★★
北尾吉孝香港証券取引所メインボードに上場していた香港預託証券(HDR)を上場廃止
北尾吉孝ピーシーエー生命保険を子会社化
2016〜2021年借りものを自前へ——リップル出資と新生銀行のTOB北尾吉孝暗号資産事業への参入と米リップルとの提携

2016年1月、SBIホールディングスは国際送金基盤を開発する米リップルへの出資と合弁会社設立の覚書を結び、同年5月にSBI Ripple Asiaを設立した。並行して仮想通貨交換業のSBIバーチャル・カレンシーズ(現SBI VCトレード)を立ち上げ、証券・銀行に続く第3の柱として暗号資産・ブロックチェーン事業へ踏み込んだ経営判断。

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★★★
北尾吉孝SBIインシュアランスグループが東京証券取引所マザーズに上場
北尾吉孝「第4のメガバンク」構想と地方銀行連合の形成

2019年9月、SBIホールディングスは島根銀行への出資を皮切りに、全国の地方銀行を資本で束ねる『第4のメガバンク』構想を打ち出した。共同の持株会社のもとにSBIのシステム・運用力と地銀の地域基盤を組み合わせ、三大メガバンクに次ぐ分散型の銀行連合を築く経営判断。

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★★★
北尾吉孝新生銀行の買収と子会社化——実質敵対的TOBと、未返済の公的資金

2021年9月、SBIホールディングスは新生銀行に1株2,000円のTOBを仕掛け、約1,100億円を投じて出資比率を約19%から最大48%へ引き上げると発表した。新生銀行は買収防衛策で対抗し、事実上の敵対的買収に発展したが、議決権の約2割を握る国が防衛策に賛成せず、11月24日に新生銀行は防衛策を撤回した。12月にSBIは47.8%を握り、新生銀行を連結子会社とした。

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北尾吉孝SBIホールディングスによる新生銀行への敵対的TOB(2021年成立)

2021年9月、SBIホールディングスが新生銀行に事前通知なしのTOBを仕掛けた、国内銀行業界で初の本格的な敵対的買収。新生銀行は買収防衛策で対抗したが、12月にSBIが議決権の47.77%を取得し連結子会社化した。

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★★★
2022〜2026年ゼロ革命で手数料を捨て、公的資金3,500億円を完済する北尾吉孝アルヒを子会社化
北尾吉孝住信SBIネット銀行が東京証券取引所スタンダード市場に上場
北尾吉孝SBI証券「ゼロ革命」による国内株式売買手数料の恒久無料化

2023年、SBI証券が国内株式の売買手数料を恒久的に無料化した『ゼロ革命』。9月30日の発注分から、約定代金や現物・信用の別を問わず手数料をゼロにし、委託手数料という最大級の収益源を自ら手放して、口座という顧客基盤の総合収益化へ収益モデルを組み替えた経営判断。

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★★★
出典・参考
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「トップインタビュー」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「プロファイル/グループ再編の方向性について」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2004「財務ハイライト」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「財務ハイライト」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2005「北尾CEOインタビュー」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2006「北尾CEOインタビュー」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2007「北尾CEOインタビュー」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2008
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009「SBIグループ10周年 特集 ―10年の軌跡―」
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2009
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2015
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2017
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2019
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2020
  • SBIホールディングス 決算説明会資料(2020年4月28日)
  • SBIホールディングス アニュアルレポート2021
  • SBIホールディングス 決算説明会資料(2021年4月28日)
  • SBIホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期)
  • SBIホールディングス 決算説明会資料(2022年5月27日)
  • SBIホールディングス 統合報告書2023
  • SBIホールディングス 統合報告書2024
  • SBIホールディングス 決算説明会資料(2024年5月10日)
  • SBIホールディングス 統合報告書2025
  • SBIホールディングス 有価証券報告書【沿革】
  • 新潮社 Foresight 2006年9月号
  • マールオンライン(2019年12月16日)(レコフデータ)

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