アシックス:フィットネスキーパー買収とホグロフス売却
2016年〜FitnessKeeperの取得と、203億円の最終赤字
2015年12月期の純利益を10,237百万円で終えたアシックスは、翌年にデジタル分野への投資を決めた。2016年2月12日、中期経営計画「AGP2020」の発表と同じ日に、米FitnessKeeper, Inc.の全株式の取得を決議した。FitnessKeeperは運動を記録するアプリ「Runkeeper」を運営し、登録会員は全世界で3,300万人を超えていた。取得の理由には、女性や若年層の取り込みと、DTCを起点とする顧客との直接の対話の強化を挙げた。取得価額は約85百万米ドル(約102億円)で、運動データに基づくOne-to-Oneマーケティングの確立を見込んだ。靴を販売した後のランナーの行動を自社で把握する手段を、アプリの取得で得ようとした判断と読める。
- アシックス 有価証券報告書(2015年12月期)
- [1]2015年12月期 親会社株主に帰属する当期純利益 10,237百万円
- アシックス「米国FitnessKeeper, Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2016年2月12日)
- [2]2016年2月12日の取締役会でFitnessKeeper社の全株式取得(子会社化)を決議。同日にAGP2020を発表
- [3]FitnessKeeper社は2008年設立、アプリ「Runkeeper」を運用し登録会員は全世界で3,300万人超
- [4]取得理由:デジタルマーケティングによる女性・若年層の取り込み強化とDTC起点の顧客との直接的コミュニケーション強化
- [5]取得価額 約85百万米ドル(約102億円、1米ドル=120円)。運動情報を含むユーザーデータに依拠したOne-to-Oneマーケティング手法の確立とデジタル技術のリーダーシップチーム・開発拠点の獲得
AGP2020は2020年度に売上高7,500億円以上、営業利益率10%以上、ROE15%以上を掲げた。しかし売上高は2016年12月期に399,107百万円、2017年12月期に400,157百万円で横ばいとなった。営業利益は2017年12月期に19,571百万円となり、前期の25,472百万円から減少した。アシックスは2018年2月14日、消費者の嗜好と販売チャネルの変化への対応の遅れを理由に計画を修正した。修正後の目標は売上高5,000億円以上、営業利益率7%以上、ROE10%以上とした。方針は選択と集中とし、米国のランニングシューズ、中国市場、デジタルに資源を重点配分した。
- アシックス「中期経営計画の修正に関するお知らせ」(2018年2月14日)
- [6]AGP2020(2015年に掲げた)の当初目標:2020年度に売上高7,500億円以上・営業利益率10%以上・ROE15%以上
- [9]2018年2月14日、代表取締役会長兼社長CEO尾山基名で修正を公表。理由は消費者の嗜好や販売チャネルの変化の速さへの対応の遅れで、2017年度までの売上高が4,000億円程度にとどまったこと
- [10]修正計画:2020年12月期 売上高5,000億円以上・営業利益率7%以上・ROE10%以上
- [11]方針「選択と集中による持続的成長」。成長分野への重点配分はアメリカ市場のランニングシューズ、中国市場、デジタルコマース&マーケティング
- アシックス 有価証券報告書(2017年12月期)
- [7]売上高 2016年12月期 399,107百万円、2017年12月期 400,157百万円
- [8]営業利益 2016年12月期 25,472百万円、2017年12月期 19,571百万円
修正の翌月の2018年3月、三菱商事出身の廣田康人氏が代表取締役社長COOに就任した。廣田康人氏は同年1月にアシックスの顧問となったばかりで、尾山基氏は代表取締役会長CEOとなった。2018年12月期の第4四半期、アシックスは事業構造改革の一環として国内外の資産を見直した。特別損失は24,370百万円に達し、純損益は20,327百万円の赤字となった。年報2018のトップメッセージは、海外人員の適正化による損失を除けば現金の流出を伴わないと説明した。同じメッセージは、オニツカタイガー事業部の独立をカテゴリー別経営への第一歩と位置づけた。
- アシックス 有価証券報告書 第65期(2018年12月期)【役員の状況】
- [12]廣田康人 平成30年3月 当社代表取締役社長COO。三菱商事で代表取締役常務執行役員などを歴任
- [13]廣田康人 平成30年1月 当社顧問。尾山基 平成30年3月 当社代表取締役会長CEO
- ASICS ANNUAL REPORT 2018(MESSAGE FROM THE TOP MANAGEMENT)
- [14]FY2018第4四半期に事業構造改革の一環として国内外の資産を見直し、特別利益約13億円・特別損失約240億円を計上
- [16]海外人員の適正化に伴う特別損失を除き、構造改革の特別損失は現金の流出を伴わず財政状態に影響しない
- [17]好調なオニツカタイガー事業部を社内カンパニー的な独立事業部とし、生産と販売を統合したカテゴリー別経営への最初の一歩とした
- アシックス 有価証券報告書(2018年12月期)
- [15]2018年12月期 特別損失24,370百万円、親会社株主に帰属する当期純損失20,327百万円
参考文献[1]-[17]
- アシックス 有価証券報告書(2015年12月期)
- [1]2015年12月期 親会社株主に帰属する当期純利益 10,237百万円
- アシックス「米国FitnessKeeper, Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2016年2月12日)
- [2]2016年2月12日の取締役会でFitnessKeeper社の全株式取得(子会社化)を決議。同日にAGP2020を発表
- [3]FitnessKeeper社は2008年設立、アプリ「Runkeeper」を運用し登録会員は全世界で3,300万人超
- [4]取得理由:デジタルマーケティングによる女性・若年層の取り込み強化とDTC起点の顧客との直接的コミュニケーション強化
- [5]取得価額 約85百万米ドル(約102億円、1米ドル=120円)。運動情報を含むユーザーデータに依拠したOne-to-Oneマーケティング手法の確立とデジタル技術のリーダーシップチーム・開発拠点の獲得
- アシックス「中期経営計画の修正に関するお知らせ」(2018年2月14日)
- [6]AGP2020(2015年に掲げた)の当初目標:2020年度に売上高7,500億円以上・営業利益率10%以上・ROE15%以上
- [9]2018年2月14日、代表取締役会長兼社長CEO尾山基名で修正を公表。理由は消費者の嗜好や販売チャネルの変化の速さへの対応の遅れで、2017年度までの売上高が4,000億円程度にとどまったこと
- [10]修正計画:2020年12月期 売上高5,000億円以上・営業利益率7%以上・ROE10%以上
- [11]方針「選択と集中による持続的成長」。成長分野への重点配分はアメリカ市場のランニングシューズ、中国市場、デジタルコマース&マーケティング
- アシックス 有価証券報告書(2017年12月期)
- [7]売上高 2016年12月期 399,107百万円、2017年12月期 400,157百万円
- [8]営業利益 2016年12月期 25,472百万円、2017年12月期 19,571百万円
- アシックス 有価証券報告書 第65期(2018年12月期)【役員の状況】
- [12]廣田康人 平成30年3月 当社代表取締役社長COO。三菱商事で代表取締役常務執行役員などを歴任
- [13]廣田康人 平成30年1月 当社顧問。尾山基 平成30年3月 当社代表取締役会長CEO
- ASICS ANNUAL REPORT 2018(MESSAGE FROM THE TOP MANAGEMENT)
- [14]FY2018第4四半期に事業構造改革の一環として国内外の資産を見直し、特別利益約13億円・特別損失約240億円を計上
- [16]海外人員の適正化に伴う特別損失を除き、構造改革の特別損失は現金の流出を伴わず財政状態に影響しない
- [17]好調なオニツカタイガー事業部を社内カンパニー的な独立事業部とし、生産と販売を統合したカテゴリー別経営への最初の一歩とした
- アシックス 有価証券報告書(2018年12月期)
- [15]2018年12月期 特別損失24,370百万円、親会社株主に帰属する当期純損失20,327百万円
2019年〜中期経営計画2023と、Registration Logic・アールビーズの取得
2020年12月期の売上高は328,784百万円に減少し、純損益は16,126百万円の赤字となった。修正後のAGP2020に対し、2020年度の実績は売上高3,287億円、営業利益率マイナス1.2%で終わった。廣田康人氏(代表取締役社長COO)のもと、アシックスは2021年2月12日に中期経営計画2023を発表した。アシックスは『Focus on profit to build a strong financial foundation for sustainable growth』(訳:持続的成長に向けて財務を強くするため、利益に注力する)を方針に掲げた。2023年12月期の目標は営業利益250億円、営業利益率6.0%以上、ROA4.0%とした。重点戦略の筆頭には『To be No.1 Performance Running and Racing brand』(訳:パフォーマンスランニングとレーシングでNo.1のブランドになる)を置き、オニツカタイガーを高収益事業と位置づけた。
- アシックス 有価証券報告書(2020年12月期)
- [18]2020年12月期 売上高328,784百万円、営業損失3,953百万円、親会社株主に帰属する当期純損失16,126百万円
- アシックス「中期経営計画2023」(2021年)
- [19]AGP2020修正後目標(売上高5,000億円以上・営業利益率7%以上・ROE10%以上)に対しFY2020実績は売上高3,287億円・営業利益率-1.2%・ROE-11.6%
- [22]経営指標 FY23:営業利益250億円・営業利益率6.0%以上・ROA4.0%
- [23]カテゴリーポートフォリオ:パフォーマンスランニングに経営資源を集中しNo.1奪回、オニツカタイガーは高収益事業として着実な成長
- アシックス 英文のお知らせ「Notice unveiling new Three-Year Strategic Plan, “Mid-Term Plan 2023”」(2021年2月12日)
- [20]2021年2月12日、President and COO 廣田康人名で3か年計画「Mid-Term Plan 2023」(2021年1月〜2023年12月)を公表
- [21]Management Direction:Focus on profit to build a strong financial foundation for sustainable growth
中期経営計画2023は、戦略目標の一つに『Transformation to digital driven company』(訳:デジタルを軸とする会社への転換)を掲げた。アシックスは2019年10月に、北米のレース登録サイト「Race Roster」の事業を譲り受けていた。2021年11月17日には、オーストラリアのレース登録サイト「Register Now」の運営会社の取得を発表した。取得の理由は、消費者との接点の拡大とアシックス製品の売上の向上にあった。オーストラリアはパフォーマンスランニングでアシックスが首位の市場で、取得価額は500万豪ドルを予定した。大会の申込サイトを会員制度「OneASICS」やRunkeeperと連携させ、ランナーとの接点を増やす計画とした。
- アシックス 英文のお知らせ「Notice unveiling new Three-Year Strategic Plan, “Mid-Term Plan 2023”」(2021年2月12日)
- [24]Strategic Objectives:Transformation to digital driven company
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- [25]2019年10月 米国等でレース登録サイト「Race Roster」を運営するFast North Corporation社から事業を譲受
- アシックス「Registration Logic Pty Ltd.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2021年11月17日)
- [26]2021年11月17日公表。Register Nowを運営するRegistration Logic Pty Ltd.(メルボルン)の全株式を取得し子会社化
- [27]取得理由:中期経営計画2023の「デジタルを軸にした経営への転換」の観点から、消費者のタッチポイント拡大とアシックス製品の売上向上
- [28]オーストラリアはパフォーマンスランニングで第1位のマーケットポジション。取得価額500万オーストラリアドル(予定)
- [29]OneASICSを軸に asics.com・Runkeeper と連携し、ランナーがアシックスブランドに接する機会を拡大
国内では2022年8月18日、日本テレビホールディングスとアールビーズの株式を共同で取得する契約を結んだ。出資比率はアシックスが65%、日本テレビホールディングスが35%とした。アールビーズはランナー向けサイト「RUNNET」を運営し、登録者は350万人超、国内大会のエントリーシェアは65%だった。取得の理由は、中期経営計画2023の重点戦略「ランニングでNo.1」の下でランナーとの接点を広げることにあった。OneASICS会員を大会へ、RUNNET会員を自社製品へ相互に送客する計画を示した。同年11月には欧州のnjuko SASも連結子会社化し、レース登録の拠点は北米・豪州・日本・欧州に広がった。
- アシックス「株式会社アールビーズの株式の取得(グループ会社化)に関するお知らせ」(2022年8月18日)
- [30]2022年8月18日、創業者の橋本治朗氏らと株式譲渡契約を締結し、日本テレビHDと共同でアールビーズの発行済株式(自己株式を除く)の全てを取得
- [31]アシックスが65%、日本テレビHDが35%を取得
- [32]アールビーズは登録者数350万人超のポータル「RUNNET」を運営、国内大会エントリーシェア65%
- [33]取得理由:中期経営計画2023の重点戦略「ランニングでNo.1」の下、ランナーとの接点拡大とランニングエコシステムの強化
- [34]OneASICS会員・Runkeeperユーザーをアールビーズのイベントへ、RUNNET会員をアシックス製品・サービスへ相互送客
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- [35]2022年11月 欧州でのランナーとの接点拡大のためnjuko SASの株式を取得し連結子会社化
参考文献[18]-[35]
- アシックス 有価証券報告書(2020年12月期)
- [18]2020年12月期 売上高328,784百万円、営業損失3,953百万円、親会社株主に帰属する当期純損失16,126百万円
- アシックス「中期経営計画2023」(2021年)
- [19]AGP2020修正後目標(売上高5,000億円以上・営業利益率7%以上・ROE10%以上)に対しFY2020実績は売上高3,287億円・営業利益率-1.2%・ROE-11.6%
- [22]経営指標 FY23:営業利益250億円・営業利益率6.0%以上・ROA4.0%
- [23]カテゴリーポートフォリオ:パフォーマンスランニングに経営資源を集中しNo.1奪回、オニツカタイガーは高収益事業として着実な成長
- アシックス 英文のお知らせ「Notice unveiling new Three-Year Strategic Plan, “Mid-Term Plan 2023”」(2021年2月12日)
- [20]2021年2月12日、President and COO 廣田康人名で3か年計画「Mid-Term Plan 2023」(2021年1月〜2023年12月)を公表
- [21]Management Direction:Focus on profit to build a strong financial foundation for sustainable growth
- [24]Strategic Objectives:Transformation to digital driven company
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- [25]2019年10月 米国等でレース登録サイト「Race Roster」を運営するFast North Corporation社から事業を譲受
- [35]2022年11月 欧州でのランナーとの接点拡大のためnjuko SASの株式を取得し連結子会社化
- アシックス「Registration Logic Pty Ltd.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2021年11月17日)
- [26]2021年11月17日公表。Register Nowを運営するRegistration Logic Pty Ltd.(メルボルン)の全株式を取得し子会社化
- [27]取得理由:中期経営計画2023の「デジタルを軸にした経営への転換」の観点から、消費者のタッチポイント拡大とアシックス製品の売上向上
- [28]オーストラリアはパフォーマンスランニングで第1位のマーケットポジション。取得価額500万オーストラリアドル(予定)
- [29]OneASICSを軸に asics.com・Runkeeper と連携し、ランナーがアシックスブランドに接する機会を拡大
- アシックス「株式会社アールビーズの株式の取得(グループ会社化)に関するお知らせ」(2022年8月18日)
- [30]2022年8月18日、創業者の橋本治朗氏らと株式譲渡契約を締結し、日本テレビHDと共同でアールビーズの発行済株式(自己株式を除く)の全てを取得
- [31]アシックスが65%、日本テレビHDが35%を取得
- [32]アールビーズは登録者数350万人超のポータル「RUNNET」を運営、国内大会エントリーシェア65%
- [33]取得理由:中期経営計画2023の重点戦略「ランニングでNo.1」の下、ランナーとの接点拡大とランニングエコシステムの強化
- [34]OneASICS会員・Runkeeperユーザーをアールビーズのイベントへ、RUNNET会員をアシックス製品・サービスへ相互送客
2023年〜ホグロフスの譲渡と、富永満之社長と営業利益1425億円
アシックスは2023年12月18日、スウェーデンのHaglöfs ABの全株式を譲渡した。譲渡先は、LionRock Capitalが管理するファンドの香港の特別目的会社である。Haglöfsは1914年設立のアウトドアウェア・用品メーカーで、アシックスが2010年に買収した。譲渡の背景には、中期経営計画2023の下でランニング関連領域に投資を集中してきた経緯を挙げた。Haglöfsの成長には、新たなパートナーのもとで成長投資を強めることが重要だと判断した。譲渡後はグループの経営資源をコア事業に集中し、中期経営計画2026の目標達成に向けた投資を加速するとした。
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- [36]2023年12月 グループリソースのコア事業への集中のため、ホグロフスABの株式譲渡を実行
- アシックス「Haglöfs AB の株式譲渡に関するお知らせ」(2023年12月18日)
- [37]譲渡先 LionRock Capital Aspire (HK) Limited(LionRock Capital GP Limitedが最終的に管理・運営するファンドの特別目的会社)
- [38]Haglöfsは1914年設立のスウェーデンのアウトドアウェア・用品メーカー。2010年にアシックスが買収
- [39]背景:中期経営計画2023の重点戦略「ランニングでNo.1」の下、レース登録プラットフォーム企業の買収などでランニング関連領域に投資を集中
- [40]Haglöfsのさらなる成長には新たなパートナーのもとで成長投資を強化することが重要と判断
- [41]グループリソースをコア事業に集中させ、中期経営計画2026で掲げる目標達成に向けて投資を加速
2023年12月期の営業利益は54,215百万円となった。中期経営計画2023が最終年度に掲げた営業利益250億円の2倍を上回った。これに先立つ2023年9月15日、アシックスは代表取締役の異動を内定した。2024年1月1日付で常務執行役員CDO・CIOの富永満之氏が社長COOに、廣田康人氏が代表取締役会長CEOに就任した。富永満之氏は日本IBMやSAPジャパンを経て2018年にアシックスへ入社し、デジタル担当(CDO)を務めていた。デジタル投資を率いた人物を社長に置き、2016年以来のランナーとの接点づくりを経営の中心に据えた人事となった。
- アシックス 有価証券報告書(2023年12月期)
- [42]2023年12月期 営業利益54,215百万円(売上高570,463百万円)
- アシックス「中期経営計画2023」(2021年)
- [43]経営指標 FY23:営業利益250億円
- アシックス「代表取締役、取締役及び執行役員の異動に関するお知らせ」(2023年9月15日)
- [44]2023年9月15日の取締役会で代表取締役・取締役・執行役員の異動を内定。異動の理由は経営体制の変更のため
- [45]2024年1月1日付 富永満之(常務執行役員CDO・CIO)→社長COO、廣田康人→代表取締役会長CEO。2024年3月22日付で富永満之は代表取締役社長COO
- [46]富永満之:アンダーセン・コンサルティング、日本IBM、SAPジャパンなどを経て2018年アシックス入社。2020年常務執行役員IT統括部長兼デジタル担当(CDO)
2024年12月期の売上高は678,526百万円、営業利益は100,111百万円となった。2025年12月期は売上高810,916百万円、営業利益142,519百万円、純利益98,719百万円を計上した。廣田康人氏(代表取締役会長CEO)は統合報告書2025で、『売上高は8,000億円を超え、営業利益は1,400億円超、営業利益率も17.6%となり、いずれも過去最高を更新しました。』と記した。スポーツスタイルとオニツカタイガーは、売上高がそれぞれ初めて1,000億円を超えた。同じメッセージは『アシックスはこれまで、集中と選択に取り組むことで利益率を引き上げてきました。』としつつ、今後は利益額の拡大が必要だとし、人財の確保とイノベーションの継続を課題に挙げた。中期経営計画2026の下でアシックスが抱える条件は、利益率を保ったまま利益額を積み増すことにある。
- アシックス 有価証券報告書(2024年12月期)
- [47]2024年12月期 売上高678,526百万円、営業利益100,111百万円
- アシックス 有価証券報告書(2025年12月期)
- [48]2025年12月期 売上高810,916百万円、営業利益142,519百万円、親会社株主に帰属する当期純利益98,719百万円
- アシックス 統合報告書2025(トップメッセージ)
- [49]2025年は5年連続の増収増益。売上高8,000億円超・営業利益1,400億円超・営業利益率17.6%はいずれも過去最高
- [50]スポーツスタイルとオニツカタイガーの売上高がそれぞれ初めて1,000億円を突破
- [51]集中と選択で利益率を引き上げてきた。今後は高い利益率を保ちつつ利益額の拡大が必要で、課題は人財の確保とイノベーションの継続
参考文献[36]-[51]
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- [36]2023年12月 グループリソースのコア事業への集中のため、ホグロフスABの株式譲渡を実行
- アシックス「Haglöfs AB の株式譲渡に関するお知らせ」(2023年12月18日)
- [37]譲渡先 LionRock Capital Aspire (HK) Limited(LionRock Capital GP Limitedが最終的に管理・運営するファンドの特別目的会社)
- [38]Haglöfsは1914年設立のスウェーデンのアウトドアウェア・用品メーカー。2010年にアシックスが買収
- [39]背景:中期経営計画2023の重点戦略「ランニングでNo.1」の下、レース登録プラットフォーム企業の買収などでランニング関連領域に投資を集中
- [40]Haglöfsのさらなる成長には新たなパートナーのもとで成長投資を強化することが重要と判断
- [41]グループリソースをコア事業に集中させ、中期経営計画2026で掲げる目標達成に向けて投資を加速
- アシックス 有価証券報告書(2023年12月期)
- [42]2023年12月期 営業利益54,215百万円(売上高570,463百万円)
- アシックス「中期経営計画2023」(2021年)
- [43]経営指標 FY23:営業利益250億円
- アシックス「代表取締役、取締役及び執行役員の異動に関するお知らせ」(2023年9月15日)
- [44]2023年9月15日の取締役会で代表取締役・取締役・執行役員の異動を内定。異動の理由は経営体制の変更のため
- [45]2024年1月1日付 富永満之(常務執行役員CDO・CIO)→社長COO、廣田康人→代表取締役会長CEO。2024年3月22日付で富永満之は代表取締役社長COO
- [46]富永満之:アンダーセン・コンサルティング、日本IBM、SAPジャパンなどを経て2018年アシックス入社。2020年常務執行役員IT統括部長兼デジタル担当(CDO)
- アシックス 有価証券報告書(2024年12月期)
- [47]2024年12月期 売上高678,526百万円、営業利益100,111百万円
- アシックス 有価証券報告書(2025年12月期)
- [48]2025年12月期 売上高810,916百万円、営業利益142,519百万円、親会社株主に帰属する当期純利益98,719百万円
- アシックス 統合報告書2025(トップメッセージ)
- [49]2025年は5年連続の増収増益。売上高8,000億円超・営業利益1,400億円超・営業利益率17.6%はいずれも過去最高
- [50]スポーツスタイルとオニツカタイガーの売上高がそれぞれ初めて1,000億円を突破
- [51]集中と選択で利益率を引き上げてきた。今後は高い利益率を保ちつつ利益額の拡大が必要で、課題は人財の確保とイノベーションの継続
2016年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | 億円 | |||
| 2016年12月期 | 連結 | 3,991 | n/a | 255 | 234 | 5.9% | 156 | n/a |
| 2017年12月期 | 連結 | 4,002 | +0.3% | 196 | 217 | 5.4% | 130 | n/a |
| 2018年12月期 | 連結 | 3,867 | ▲3.4% | 105 | 88 | 2.3% | ▲203 | n/a |
| 2019年12月期 | 連結 | 3,780 | ▲2.2% | 106 | 101 | 2.7% | 71 | n/a |
| 2020年12月期 | 連結 | 3,288 | ▲13.0% | ▲40 | ▲69 | ▲2.1% | ▲161 | n/a |
| 2021年12月期 | 連結 | 4,041 | +22.9% | 219 | 222 | 5.5% | 94 | n/a |
| 2022年12月期 | 連結 | 4,846 | +19.9% | 340 | 309 | 6.4% | 199 | n/a |
| 2023年12月期 | 連結 | 5,705 | +17.7% | 542 | 507 | 8.9% | 353 | n/a |
| 2024年12月期 | 連結 | 6,785 | +18.9% | 1,001 | 926 | 13.6% | 638 | n/a |
| 2025年12月期 | 連結 | 8,109 | +19.5% | 1,425 | 1,393 | 17.2% | 987 | n/a |
| 2026年 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
出典・参考
19件
- アシックス 有価証券報告書(2015年12月期)
- アシックス 有価証券報告書(2017年12月期)
- アシックス 有価証券報告書 第65期(2018年12月期)【役員の状況】
- アシックス 有価証券報告書(2018年12月期)
- アシックス 有価証券報告書(2020年12月期)
- アシックス 有価証券報告書(2023年12月期)
- アシックス 有価証券報告書(2024年12月期)
- アシックス 有価証券報告書 第72期(2025年12月期)【沿革】
- アシックス 有価証券報告書(2025年12月期)
- アシックス 統合報告書2025(トップメッセージ)
- アシックス「米国FitnessKeeper, Inc.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2016年2月12日)
- アシックス「中期経営計画の修正に関するお知らせ」(2018年2月14日)
- ASICS ANNUAL REPORT 2018(MESSAGE FROM THE TOP MANAGEMENT)
- アシックス「Registration Logic Pty Ltd.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」(2021年11月17日)
- アシックス「株式会社アールビーズの株式の取得(グループ会社化)に関するお知らせ」(2022年8月18日)
- アシックス「中期経営計画2023」(2021年)
- アシックス 英文のお知らせ「Notice unveiling new Three-Year Strategic Plan, “Mid-Term Plan 2023”」(2021年2月12日)
- アシックス「Haglöfs AB の株式譲渡に関するお知らせ」(2023年12月18日)
- アシックス「代表取締役、取締役及び執行役員の異動に関するお知らせ」(2023年9月15日)