村田製作所の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

値決めの通貨と生産の場所を、買い手ではなく村田製作所が決めてきた。1979年に輸出の96%を円建てへ統一し、翌1980年には米Erie Technological Productsを買収して、対米輸出への依存を北米・欧州・中南米の拠点網へ分散させた。1993年の円高局面でも輸出を円建てに保ったまま国内生産を維持し、材料費が製造原価の約4割を占める製品の原価を内製の工法で引き下げた。円建てが通ったのは、セラミックフィルタで世界シェア85%を持ち、顧客に代替となる供給元が無かったからである。

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