第1章 年〜年

ニチアス:日本アスベストの設立とジョイントシートパッキングの国産化

1896年〜海軍の要望から起こした石綿製品の製造と国産の密封材

日本アスベストは1896年4月9日に設立された石綿製品の会社で、国内の同業で最も古い歴史を持つ。国内で石綿製品の工業が始まったきっかけは海軍の要望にあり、会社もその需要に沿って起こされた。同年4月に大阪の本社で石綿製品の取り扱いを始め、8月には大阪工場を建てて製造へ移った。1906年4月の増資で資本金は25万円となり、1909年3月には本社を大阪から東京へ移している。取り扱いから4か月で製造へ踏み込めたのは、軍の需要が量として見込めたためとみられる。

  • 株式会社年鑑 1962年版「日本アスベスト」
    • [1]日本アスベストの設立は明治29年4月9日
  • 日本経済新報 11(25) 1958年
    • [2]日本アスベストは石綿製品業界で日本最古の歴史を持つ
    • [3]明治期に国内で石綿製品工業が始まったのは海軍の要望がきっかけで、日本アスベストもその線に沿って設立された
  • 経済春秋社『企業の歴史 : 明治百年』(経済春秋社, 1968年)
    • [4]1896年4月に大阪の本社で石綿製品の取り扱いを始め、同年8月に大阪工場を建設して製造を開始した
    • [5]1906年4月の増資で資本金25万円となった
    • [6]1909年3月に本社を大阪から東京へ移した

1916年9月には東京・品川に東京工場を建て、大阪と東京の2か所で製造する体制を組んだ。1927年には、東京大学機械科で助手を務めていた渡辺常正氏が入社し、以後は技術部門を一貫して担った。1930年4月、東京工場は国産で最初のジョイントシートパッキングを完成させた。ジョイントシートは石綿繊維にゴムなどを加えて加硫したシート状の密封材であり、配管や容器の接合部に挟んで漏れを防ぐ。軍と重工業が使う密封材を自社の工場で作れるようになり、その後の製品群の土台が据えられたのだろう。

  • 経済春秋社『企業の歴史 : 明治百年』(経済春秋社, 1968年)
    • [7]1916年9月、東京品川に東京工場を建設した
    • [9]1930年4月、東京工場で国産最初のジョイントシートパッキングを完成した
  • 日本経済新報 11(25) 1958年
    • [8]渡辺常正は1926年に東京工大機械科を卒業、1927年まで東大機械で助手を務め、1927年に入社して技術畑を歩いた
  • 化学機械及製品展覧講演会講演要録並展示品概説 第5回 1938年「日本アスベスト株式會社」
    • [10]ジョイントシートはクリソタイル石綿繊維を主材にゴムなどを加えて加硫したシートパッキングで、容器の接手などに使われた
参考文献[1]-[10]
  • 株式会社年鑑 1962年版「日本アスベスト」
    • [1]日本アスベストの設立は明治29年4月9日
  • 日本経済新報 11(25) 1958年
    • [2]日本アスベストは石綿製品業界で日本最古の歴史を持つ
    • [3]明治期に国内で石綿製品工業が始まったのは海軍の要望がきっかけで、日本アスベストもその線に沿って設立された
    • [8]渡辺常正は1926年に東京工大機械科を卒業、1927年まで東大機械で助手を務め、1927年に入社して技術畑を歩いた
  • 経済春秋社『企業の歴史 : 明治百年』(経済春秋社, 1968年)
    • [4]1896年4月に大阪の本社で石綿製品の取り扱いを始め、同年8月に大阪工場を建設して製造を開始した
    • [5]1906年4月の増資で資本金25万円となった
    • [6]1909年3月に本社を大阪から東京へ移した
    • [7]1916年9月、東京品川に東京工場を建設した
    • [9]1930年4月、東京工場で国産最初のジョイントシートパッキングを完成した
  • 化学機械及製品展覧講演会講演要録並展示品概説 第5回 1938年「日本アスベスト株式會社」
    • [10]ジョイントシートはクリソタイル石綿繊維を主材にゴムなどを加えて加硫したシートパッキングで、容器の接手などに使われた

出典・参考

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出典・参考
  • 株式会社年鑑 1962年版「日本アスベスト」
  • 経済春秋社『企業の歴史 : 明治百年』(経済春秋社, 1968年)
  • 化学機械及製品展覧講演会講演要録並展示品概説 第5回 1938年「日本アスベスト株式會社」
  • 日本経済新報 11(25) 1958年

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