グッドウィル・グループ:折口雅博のグッドウィル設立とコムスンへの資本参加
1995年〜資本金1,000万円で興した軽作業請負と、前日午後3時の依頼に応える4万人の登録網
会長の折口雅博氏は1995年2月、軽作業の請負に特化した事業を目的に、東京都新宿区西新宿に株式会社グッドウィルを設立した。資本金は1,000万円、発足時の陣容は役職員5人、事務所はマンションの一室。建設・運送・引っ越し・倉庫の業者は、現場作業員を自社で募集するか、地域の小規模な派遣業者に依存していた。着想の元は、日商岩井やエイベックス・ディー・ディーを経て独立した折口雅博氏が、イベントで作業員の確保に苦労した経験である。作業員には当日に日給を払い、顧客からの回収には約2か月かかるため、創業から10か月で興銀インベストメントを中心に9,000万円を調達した。
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [1]1995年2月、軽作業に特化した請負業を目的に東京都新宿区西新宿で㈱グッドウィルを資本金1,000万円で設立
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [2]発足時は資本金1,000万円・役職員5人・マンションオフィス
- 日経ビジネス 888号 1997年4月28日号 p47-48
- [3]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
- [4]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
- [5]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
グッドウィルは業者に、作業日前日の午後3時までに受けた依頼なら、受注どおりの人数をそろえて現場へ送ると約束した。業者が自前で手配すると、当日の現場で予定の人数がそろわない事態は珍しくなかった。作業員の中心はフリーターや学生で、登録者は1997年4月時点で全国17支店に計4万人。欠員に備えて日給の約半額で待機する要員を置き、当日朝には自動のモーニングコールで出勤を確かめた。1996年1月には本支店をWANで結ぶ「CONGA」という業務管理システムを構築し、同年8月には顧客開拓用のシステム「CAITAC」を完成させた。1996年6月期の売上高は9億7000万円で、1997年4月時点の顧客は3200社に達した。
- 日経ビジネス 888号 1997年4月28日号 p47-48
- [6]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [7]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [8]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [9]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [11]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [10]1996年1月 本支店をWANで結ぶ業務管理情報システム「CONGA」構築、1996年8月 テレマーケティングシステム「CAITAC」開発
参考文献[1]-[11]
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [1]1995年2月、軽作業に特化した請負業を目的に東京都新宿区西新宿で㈱グッドウィルを資本金1,000万円で設立
- [10]1996年1月 本支店をWANで結ぶ業務管理情報システム「CONGA」構築、1996年8月 テレマーケティングシステム「CAITAC」開発
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [2]発足時は資本金1,000万円・役職員5人・マンションオフィス
- 日経ビジネス 888号 1997年4月28日号 p47-48
- [3]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
- [4]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
- [5]現場作業員は業者の自社募集か小規模派遣業者に依存。折口会長は日商岩井・エイベックス・ディー・ディーを経て独立、イベントでの作業員確保の苦労が下敷き。日払い・回収約2か月、創業10か月で9,000万円調達(興銀インベストメント出資)
- [6]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [7]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [8]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [9]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
- [11]前日午後3時までの依頼に受注どおり派遣。作業員はフリーター・学生中心で17支店計4万人をデータベース化。日給の約半額で待機スタッフ、当日朝の自動モーニングコール。96年6月期売上高9億7000万円、顧客3200社
1997年〜5兆円の在宅介護市場を見込んだコムスンへの資本参加と、店頭公開を前にした持株会社への衣替え
グッドウィルは1997年2月、人材派遣業に進出するためアール・ティー・シーを全株式の取得で子会社にし、社名を株式会社グッドウィルに改めた。同年7月にホワイトカラーに特化した人材事業へ本格進出したのは、アール・ティー・シーから改称した子会社、後のグッドウィル・キャリアである。同じ1997年には、6月に事業多角化のためサイクを取得し、7月に建設・内装に特化したコンストラクション事業部を発足させた。1999年6月30日の派遣法改正で原則自由化されるまで、まとまった規模になる派遣は事務職の女性にほぼ限られていた。派遣の許可と取引先を持つ既存の会社を取得して、自前で立ち上げる時間を省いたとみられる。
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [12]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- [13]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- [14]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [15]1999年6月30日の派遣法改正で原則自由化。それまでまとまった規模の派遣はOLに限られていた(折口会長)
グッドウィルは1997年3月、介護事業に参入するためコムスンに資本参加し、関連会社にした。コムスンは24時間の巡回型介護を国内で最初に開発し、厚生省の24時間介護モデル事業にも国内で初めて認定された。会長の折口雅博氏は1999年7月、介護保険法の施行後に在宅介護の予算が2010年に5兆円に達するとの見通しを示した。コムスンがその市場で掲げた目標は、2010年にシェア10%、売上高5,000億円。5,000億円の達成にはヘルパーが約20万人要り、グッドウィルは本業ですでに登録スタッフ20万人を管理していた。折口雅博氏は『介護の究極の競争力は人事マネージメント能力にあると思っている』と述べ、人材派遣で培った管理の手法を介護に応用できると判断した。
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [16]1997年3月 介護ビジネス参入のため㈱コムスンに資本参加、関連会社化
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [17]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [18]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [19]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [20]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [21]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
グッドウィルは1999年5月、持株会社としての役割をはっきりさせるため、商号をグッドウィル・グループ株式会社へ変えた。会長の折口雅博氏は改称の理由として、『私共の会社はグループで見ていただきたいと思ったからである』と説明した。同年7月7日には日本証券業協会に店頭登録し、同月に関連会社のコムスンも子会社に加えた。1999年6月期の連結業績の見込みは、売上高113億円、経常利益10億円である。折口雅博氏は総合人材サービスで首位の企業になる目標を掲げ、2000年4月に約4兆円の介護予算が執行されると見込んでいた。公開で得た資金と信用を、介護保険の開始に合わせたコムスンの拠点展開に充当する準備が整ったと推察される。
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [22]1999年5月 持株会社機能を明確にするためグッドウィル・グループ㈱に社名変更、同年7月 店頭登録、コムスンを子会社化
- [24]1999年5月 持株会社機能を明確にするためグッドウィル・グループ㈱に社名変更、同年7月 店頭登録、コムスンを子会社化
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [23]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
- [25]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
- [26]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
参考文献[12]-[26]
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- [12]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- [13]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- [14]1997年2月 人材派遣業進出のため㈱アール・ティー・シーの全株式を取得し㈱グッドウィル(現グッドウィル・キャリア)に社名変更。同年6月サイク取得、7月コンストラクション事業部発足、同月ホワイトカラー専門の人材事業に本格進出
- [16]1997年3月 介護ビジネス参入のため㈱コムスンに資本参加、関連会社化
- [22]1999年5月 持株会社機能を明確にするためグッドウィル・グループ㈱に社名変更、同年7月 店頭登録、コムスンを子会社化
- [24]1999年5月 持株会社機能を明確にするためグッドウィル・グループ㈱に社名変更、同年7月 店頭登録、コムスンを子会社化
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)
- [15]1999年6月30日の派遣法改正で原則自由化。それまでまとまった規模の派遣はOLに限られていた(折口会長)
- [17]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [18]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [19]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [20]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [21]コムスンは日本初の24時間巡回介護システムを開発し厚生省の24時間介護モデル事業に認定。在宅介護予算は2010年に5兆円、コムスンはシェア10%・売上5,000億円が目標。必要ヘルパー約20万人に対し本業で登録スタッフ20万人を管理
- [23]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
- [25]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
- [26]1999年7月7日株式公開、5月の社名変更はグループとして見てほしいため。総合人材サービスでトップを目指す。99年6月期連結売上高113億円・経常利益10億円(見込み)。来年4月に約4兆円の介護予算執行
1995年〜1999年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 経常利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 利益率 | |||
| 1995年06月期 | 連結 | 1 | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 1996年06月期 | 連結 | 10 | +900.0% | n/a | n/a | n/a |
| 1997年06月期 | 連結 | 40 | +300.0% | n/a | n/a | n/a |
| 1998年06月期 | 連結 | 69 | +72.5% | n/a | n/a | n/a |
| 1999年06月期 | 連結 | 113 | +63.8% | n/a | n/a | n/a |
出所:適時開示「クリスタルグループの連結対象子会社化について」
出典・参考
3件
- グッドウィル・グループ 有価証券報告書 第12期(2005年6月期)【沿革】
- 日経ビジネス 888号 1997年4月28日号 p47-48
- 証券アナリストジャーナル 37(8) 1999年7月 別冊付録 グッドウィル・グループ(折口雅博)