グッドウィル・グループの決断社史:経営の意思決定を振り返る

更新:

決断

制度が開く瞬間に、需要を確かめる前に最大速度で規模を取りに行った。2000年4月の公的介護保険の施行に合わせてコムスンは全国1,208カ所のケアセンターを同時に開き、需要の所在を確かめないまま47都道府県へ均等に置いた拠点は、2か月半で4割が統廃合に回った。2004年3月に東証一部へ上がると、今度は事業会社を買収する側へ回り、2006年10月には請負最大手クリスタルをデューデリジェンスなしで買収し、売上高が自社の3倍にあたる会社を取り込んでいる。過疎地一町の採算やPERといった一つの指標から到達点を逆算し、現場で確かめる工程を省く手順が、拠点でも買収でも繰り返された。

免責事項およびポリシー