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現代表冨田英揮
従業員数2,530

1997年3月、冨田英揮氏は愛知県名古屋市中区にディップを設立し、コンビニ店頭のマルチメディア端末を介した無料カタログ送付サービスから出発した。設立翌年の1998年に本社を東京・渋谷へ移すと同時に、同じ端末で人材派遣の求人情報配信を始め、2000年10月にインターネット派遣求人サイト「はたらこねっと」、2002年10月にアルバイト求人サイト「バイトル」を立ち上げ、ネットメディア型の求人事業者として軸足を固めた。

2004年5月の東証マザーズ上場、2013年12月の東証一部市場変更を経て、バイトル中心のメディア事業を主力に据え、テレビCMの大量投下とスマートフォン最適化への先行投資でアルバイト求人市場での認知を取った。リクルートやマイナビの総合プラットフォームに対し、派遣・アルバイトの特化型に絞ったポジションで、2018年2月期に営業利益率28.4%を実現した。2019年9月にAI・RPA事業(現DX事業)「コボット」を立ち上げ、求人広告から採用後業務の自動化まで領域を広げる方向へ事業範囲を拡張した。

2020年のコロナショックでメディア事業売上が30%減少し、求人広告一本足の景気感応度の高さが露呈した。2024年5月に生成AI対話型の「dip AI」、同年10月にスポットワーク型の「スポットバイトル」を立ち上げ、生成AI時代の求人市場で次のポジションを取りに行く動きを進めている。2025年2月期の連結売上高は564億円、営業利益134億円、DX事業の売上構成比は12%まで上昇したが、メディア事業(人材サービス)の依存度は依然88%で、創業者の冨田氏が28年にわたり経営を率いるなか、ポスト創業者の経営承継と事業ポートフォリオの分散が次の論点となる。

ディップ:売上高の内訳と営業利益率(PL 分解 × 営業利益率)
売上高(億円)営業利益(億円)販管費(億円)売上原価(億円)営業利益率(%)
歴代社長
FY01
FY02
FY03
FY04
FY05
FY06
FY07
FY08
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FY13
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FY21
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FY26
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FY28
FY29
FY30
冨田英揮
代表取締..
代..
代..
代表取締役社長兼CEO
歴代社長
FY05
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FY23
FY24
冨田英揮
代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)
冨田英揮
代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)
冨田英揮
代表取締役CEO
冨田英揮
代表取締役社長兼CEO
ディップ:投資CF(M&A・設備投資ほか/事業施策と紐付き)
投資CF(億円)
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行2022
コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「DIP Labor Force Solution 投資事業有限責任組合」を連結子会社とする2020
東京証券取引所市場第一部へ市場変更2013
「バイトル」スマートフォン向けアプリの提供を開始2010
東京証券取引所マザーズ市場に上場2004

API for AI Agents— 静的アセットのJSONで取得可能。API実行の認証不要

MethodPath概要ディップ(証券コード2379)のURL文字数API仕様書
GET/api-manifest.jsonAPIマニフェストopenapi.yaml
GET/companies.json全社一覧openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/manifest.jsonリソース一覧openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/history.json歴史概略2,595openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/current.json直近の動向と展望openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/data.json財務(PL/BS/CF・セグメント)46,640openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/timeline.json沿革6,575openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/executive.json役員・歴代経営者26,068openapi.yaml
GET/api/{stock_code}/shareholder.json大株主25,851openapi.yaml

歴史概略

1997年〜2003マルチメディア端末から始まったベンチャー創業

名古屋発のコンビニ端末事業者として誕生した出発

1997年3月、冨田英揮氏は愛知県名古屋市中区にディップ株式会社を設立した。創業時の事業目的は、コンビニエンスストア店頭に設置されたマルチメディアステーション端末を媒介とした「無料カタログ送付サービス」の運営である。1990年代後半の日本のコンビニチェーンは、店内端末を介して顧客に紙メディアを橋渡しする実験を競って繰り広げ、各種カタログを請求できる仕組みの運営事業者が複数の事業者として並走していた。冨田氏が選んだのは、この端末ネットワークを情報インフラと見立て、人材という商材をその上に乗せていく構想であり、設立翌年の1998年5月に本社を東京都渋谷区へ移すと同時に、同じ端末を使った「人材派遣お仕事情報サービス」を開始した。

設立から人材領域へ事業を寄せていく速度は速かった。コンビニ端末によるカタログ送付の市場規模は限定的で、紙カタログを取り寄せる顧客行動はインターネット普及で急速に縮小する流れにあった。一方で、人材派遣業界は1986年の労働者派遣法施行から1990年代を通じて市場規模を拡大し、1999年の派遣業務原則自由化(ネガティブリスト方式への転換)で派遣会社数が急増する局面に入っていた。冨田氏はカタログ請求の仕組みを派遣業務の求人情報配布へ転用する判断を下し、創業から1年余りで主力事業を人材情報へ切り替えた。コンビニ端末という当時の最先端のチャネル発想が、結果的に「労働市場の情報インフラ」という今日の同社の自己定義を準備した。

インターネットへの軸足移動と「はたらこねっと」「バイトル」の誕生

2000年5月、ディップは本社を東京都千代田区へ移し、同年10月にインターネットによる派遣社員の求人情報サービス「はたらこねっと」を開始した。コンビニ端末経由でカタログを請求する顧客行動から、自宅のパソコンで派遣求人を検索する顧客行動への切り替えを、創業3年で完遂した。1999年から2000年にかけての日本は、ADSL普及前夜でインターネット接続率が急速に伸び、Yahoo! JapanやGoogleの一般化、楽天市場(1997年開設)の急成長など、ネットメディア事業者の創業ブームが続いていた。リクルートが「FromA」「とらばーゆ」「B-ing」などの紙媒体で求人広告市場を抑える環境のなか、ディップはインターネット専業の求人サイトとして派遣・アルバイト領域に立ち位置を絞った。

2001年2月、はたらこねっと上にアルバイト情報の提供を開始すると、2002年10月にはアルバイト部門を独立サイトとして切り出し「バイトルドットコム」(現バイトル)を開設した。派遣の「はたらこねっと」とアルバイトの「バイトル」という二枚看板で、雇用形態別に求職者を仕分けるサイト設計を取った。2001年9月の大阪オフィス開設、2003年3月の東京都港区への本社移転と、人員規模に応じて拠点を整え、創業から6年で派遣・アルバイト領域の中堅プレイヤーとしての足場を固めた。リクルート系の総合求人サイトが圧倒的な広告露出を独占するなか、ディップは「派遣・アルバイトに特化した専業」というポジションで市場に楔を打ち込んだ。

以降は執筆中

参考文献・数字根拠

参考文献

有価証券報告書
決算説明会 FY24
統合報告書
ディップ公式 沿革
決算説明会 各期
決算説明会 FY19〜FY24
ディップ公式 dip AI / スポットバイトル プレスリリース

数字根拠

売上高(FY04・2005年2月期)

30.87億円

有価証券報告書

売上高(FY14・2015年2月期、単体)

195.31億円

有価証券報告書

売上高(FY18・2019年2月期)

421.76億円

有価証券報告書

営業利益(FY18・2019年2月期)

127.45億円

有価証券報告書

営業利益率(FY18・2019年2月期)

30.2%

有価証券報告書

メディア事業 営業利益率(FY15・2016年2月期)

37.0%

有価証券報告書

メディア事業 営業利益率(FY16・2017年2月期)

39.5%

有価証券報告書

売上高(FY20・2021年2月期、コロナ禍)

324.95億円

有価証券報告書

営業利益(FY20・2021年2月期)

73.12億円

有価証券報告書

DX事業 営業損失(FY20・2021年2月期)

▲4.43億円

有価証券報告書

売上高(FY24・2025年2月期)

563.86億円

有価証券報告書

営業利益(FY24・2025年2月期)

134.06億円

有価証券報告書

当期純利益(FY24・2025年2月期)

89.51億円

有価証券報告書

人材サービス事業 売上(FY24)

496.63億円

有価証券報告書

人材サービス事業 利益(FY24)

183.79億円

有価証券報告書

DX事業 売上(FY24)

67.23億円

有価証券報告書

DX事業 利益(FY24)

33.91億円

有価証券報告書

従業員数 人材サービス事業(FY24)

1727名

有価証券報告書

従業員数 DX事業(FY24)

209名

有価証券報告書