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不動産・住宅

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日本の不動産産業は、バブル経済とその崩壊によって劇的な盛衰を経験した業界である。1980年代後半、東京の地価は天文学的水準に高騰し、皇居の土地価格がカリフォルニア州全体を上回るとまで言われた。1991年のバブル崩壊で地価は暴落し、不良債権問題が金融システム全体を揺るがした。三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産が「大手デベロッパー」として業界を牽引し、都心再開発と大規模複合施設の開発で業績を回復させた。三菱地所は丸の内エリアの再開発で「丸の内の大家」としての地位を確立し、三井不動産は「ららぽーと」「三井アウトレットパーク」で商業施設運営の雄となった。住宅分野では大和ハウス工業が売上高5兆円に迫る国内最大の住宅メーカーに成長。人口減少と空き家増加という構造的課題に直面する一方、インバウンド需要と都心回帰の流れが商業・オフィス需要を下支えしている。

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