アインHDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

門前薬局とは逆に、薬局を先に置いてから医師のほうを誘致した。1969年に始めた受託臨床検査は、検査を回してもらうために病院の医師と関係を作る商売だった。1993年6月に札幌郊外の野幌で開業したショッピングセンターでは、借り切った1棟の2階に小児科と歯科を誘致し、1階の大型薬店へ処方箋が下りる動線を作っている。医師が診療所を開設するときに薬局へ声を掛けるのが通例のところ、ここでは薬局が先にあり、開業を考えていた大学病院の医師を自社が探してきた。1998年10月には創業事業だった臨床検査の全部を営業譲渡し、2002年11月に今川薬品と合併して調剤薬局の最大手となる。検査の営業で作った医師との関係を処方箋の側へ移したことが、薬局参入から9年半での首位到達を支えた。

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