決断
商品の芯は動かさず、売り場の場所と規模だけを時代に合わせて入れ替えてきた。1989年に西友の棚を出たのは、母体に間借りするかぎり単品管理も海外出店も自前の店づくりも西友の都合に縛られたからだった。その後、品揃えを広げすぎて2002年2月期に連結純利益がほぼ消えると、松井忠三氏は在庫が山積みだった衣料品に手をつけ、安さより商品の完成度で利益を生む商品構成へ立て直した。2021年には堂前宣夫氏が出店の主軸を都心の旗艦店から生活圏の中型店へ転換した。素材を選び、工程を点検し、包装を簡略にして「わけあって、安い」を商品設計そのもので通す一点だけは、45年ぶれていない。
2021年9月 第二創業と600坪の中型店
業績の推移2020 2021 2025 売上高(億円) 1,789 4,536 7,846 営業利益率(%) 0.5 9.3 9.4 2001年1月 ヨウジヤマモトへ全面委託
ヨウジヤマモトへ全面委託見かけの高収益が崩れた無印良品を、死に筋在庫の処分と衣料品のデザイン全面委託で立て直した松井忠三氏の再建同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2000 2001 2006 売上高(億円) 1,069 1,155 1,401 純利益率(%) 5.4 4.8 6.6 1989年6月 西友からの分社独立