決断
外から入れた技術も提携先も、最後は自社の内側へ抱えてきた。1957年12月に独シュバンク社と提携して赤外線ガスバーナーを導入し、器具の組み立てでは差のつきにくい市場に対し、燃焼制御という中核技術を手元に置いた。1971年1月にはアール・ビー・コントロールズを設立して電子制御部品を内製し、1979年10月のリンナイ精機で構造部品まで自社グループへ入れている。1999年4月には東京ガス系の給湯器メーカーであるガスターへ出資して開発・生産・営業・保守で提携し、17年後の2016年4月に追加出資して連結子会社とした。特許料を払って借りた燃焼方式を内側へ抱え直す順序が、2022年5月に家庭用給湯機器で世界初の水素100%燃焼を実現するまでの65年を支えた。
1957年12月 赤外線ガスバーナー参入