歴代社長 — 任期および後継の系譜:20カ年の傾向 代表取締役社長・CEO の在任期間と承継の構造
- 1950年9月の創業以来、リンナイの社長は **共同創業者一族(内藤家)と林家** が交互に担う「2 創業家承継型」を維持してきた。共同創業者は内藤秀次郎氏(旧林内製作所創設)と林兼吉氏で、両者の姓を組み合わせて「林内(リンナイ)」の商号としたところに人事と商標の歴史的結びつきがある。3 月決算で運用しており、FY05(2005 年 6 月総会)以降は 内藤弘康社長(創業者・内藤秀次郎氏の孫、内藤明人氏の長男)が一貫して代表取締役社長を務めている。
- 内藤弘康社長(1955 年 4 月 20 日生まれ)は 1983 年 4 月リンナイ入社、開発技術本部 副本部長 → 開発本部長 → 経営企画部長兼総務部長 → 常務取締役を経て、2005 年 11 月に代表取締役社長 社長執行役員へ就任、以来 20 年超にわたり 1 代体制を継続している。技術開発の現場経験から経営企画を経て社長に上がる「開発技術出身・経営企画系」の典型キャリアで、就任後は給湯器・厨房機器を中軸に **国内基盤の深掘り** と **海外事業(米州・東南アジア・中国)の本格化** を並走させた。2022 年 5 月の家庭用給湯器世界初の水素 100%燃焼技術成功は、その開発技術出身社長としての象徴的成果に位置づく。
- 林謙治会長(1949 年 6 月 27 日生まれ・現任)は 1972 年 4 月リンナイ入社、生産技術畑から関連事業部長を経て、2006 年 6 月に代表取締役副会長、2017 年 4 月に代表取締役会長へ昇格。共同創業者・林兼吉家の系譜を継ぐ立場で、社長=内藤家/会長=林家という 2 創業家のバランス構造を体現している。保有株式数 7,369,000 株は役員中の最多で、創業家持株会社的なポジションも兼ねている。