決断
原料を自分で握るための投資が、会社の支配権を商社へ移した。豚枝肉は3〜4年の周期で1キロ200円から450円まで動き、大消費地の工場が既存のと場に依存する形では原料が安定しない。竹岸畜産工業は産地へ拠点を開設して直接買い付ける道を選び、1957年10月に北海道工場、1960年4月に鹿児島工場を操業させた。鹿児島だけで投資は5億円に達する。1965年2月には伊藤忠商事と提携して冷凍肉専用船プリマ丸を押さえ、翌1966年3月にブラジルのブラガンサを買収したが、出資比率はプリマハム6・伊藤忠4だった。拡大の費用は1975年9月期までの累積欠損として残り、1985年に伊藤忠商事出身の小菅宇三治氏が社長へ就任した。