決断
自前で持つことを競争優位としてきたが、2023年にそれを解いた。1973年に日本ハム球団を取得し、1977年3月には米Day-Lee Foodsを買収して加工の川上にある食肉そのものへ参入した。1991年4月の牛肉輸入自由化を長期の与件とみて、1987年から豪州でと畜・加工・流通を掌握する垂直統合を組み、1990年3月期までの3年で豪州を中心に1,000億円を投じている。2002年8月には子会社の食肉偽装が発覚し、大社啓二社長と大社義規会長が引責辞任して創業家が退場した。以後の統制強化が事業本部の主体性を弱め、2023年8月、井川伸久前社長がウルグアイBPUの全株式を売却して自前主義から転じた。
2023年8月 ウルグアイBPUの売却
ウルグアイBPUの売却食肉市況への依存と海外事業の赤字で連結営業利益が急落し資本効率批判が強まるなか、井川伸久社長が不採算事業の売却・加工ライン削減・設備投資圧縮で「自前主義からの脱却」を掲げた構造改革同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2022 2023 2026 売上高(兆円) 1.2 1.3 1.5 税引前利益率(%) 4.5 1.8 3.7 2002年8月 牛肉偽装事件と経営刷新
売上高と当期純利益率2002 2003 2008 売上高(億円) 9,451 9,100 10,323 当期純利益率(%) 1.9 0.5 0.2