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事務機・OA機器
1日本のOA機器産業は、複写機・プリンターの分野で世界市場を席巻した数少ない「日本勢が勝ち続けている」産業である。キヤノン・リコー・コニカミノルタ・富士フイルム(旧富士ゼロックス)・ブラザー工業が主要プレーヤーであり、世界の複合機市場は事実上日本メーカーの寡占状態にある。キヤノンはカメラと複合機を両輪とし、半導体露光装置(ナノインプリントリソグラフィ)や監視カメラ(アクシス買収)への多角化を推進。富士フイルムはデジタルカメラの台頭でフィルム事業が消滅する危機に直面したが、化粧品・医薬品・メディカルシステムへの事業転換で「第二の創業」を実現し、経営学のケーススタディとして世界的に知られる。しかしペーパーレス化の進行により印刷関連の収益基盤は縮小傾向にあり、各社はITサービス・ヘルスケアなど非OA分野の育成を急いでいる。