決断
量で及ばない代わりに、まだ誰も専用船を仕立てていない船種を先に押さえた。1957年の油槽船富士川丸から専用船隊の整備に入り、1964年には飯野汽船を吸収合併して6大グループの一角に入る。1968年にフルコンテナ船と自動車ばら積み兼用船を同時に立ち上げ、1970年7月には第十とよた丸で自動車専用船を世界に先駆けて実用化した。船倉にばら積みしていた自動車を専用設計で運ぶ手法は世界の共通語となり、日本の自動車輸出の拡大とともに船隊が増えた。1986年には北米定期航路の赤字で無配へ転落するが、多角化にも合併にも向かわず、船価の下がった不況期に1200億円を同航路へ投じて単独運航へ移った。同じやり方は、売上の5割まで膨らんだコンテナ船では続かなくなる。
2019年4月 エフィッシモの大量保有受入
取締役の人数と社外比率2018 2019 2026 取締役(名) 9 10 10 うち社外取締役率(%) 33.3 40.0 70.0 2019年4月 自動車船・LNG船へ集中投資
自動車船・LNG船へ集中投資主力のコンテナ船を切り出して残った船種で収益を上げるしかない状態から、非海運の多角化ではなく自ら運航する海運事業への投資に集中し、脱炭素対応の新船種まで海運の内側で投資先を拡大した方針同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2018 2019 2024 売上高(兆円) 1.2 0.8 1.0 営業利益率(%) 0.6 -3.0 8.8 2017年 コンテナ船事業をONEへ切り出し
コンテナ船事業をONEへ切り出し運賃暴落で10年に7度の部門赤字を重ね、外資傘下入りまで取り沙汰されるなかで、売上の5割を占めるコンテナ船事業を競合2社との共同出資会社へ切り出し、自社運航をやめて出資者の立場に移った判断同じ経営論点に直面した企業 | 事業売却・撤退業績の推移2016 2017 2022 売上高(兆円) 1.2 1.0 0.8 営業利益率(%) 0.8 -4.5 2.3 1989年 北米定期航路への集中投資
1970年7月 自動車専用船PCCの実用化