1961年1970年1980年1990年2000年2010年2021年
- 創業
- 1951年に船井哲良氏が大阪でミシンの卸商を興し、1961年8月にラジオ部門を分けて大阪市生野区に資本金2,000万円で船井電機を設立した。創業者は1999年の株式公開を挟んで2008年6月に退くまで社長を務め、設立から47年を一人で率いた。以後、船井家から社長が出ることはなかった。
- 登用
- 創業者のあとを継いだ4人のうち、1969年入社の林朝則氏と上村義一氏は生え抜きだが、残る2人は他社を経ている。三洋電機で常務執行役員まで務めた前田哲宏氏は2012年8月の入社から4年で社長へ上がり、船越秀明氏も三菱電機エンジニアリングから1993年に移った技術系だった。
- 任期
- 創業者を除く4人の在任はいずれも短い。最長は林朝則氏で、2008年6月からの5年弱と2014年10月からの1年8か月を合わせても7年に届かなかった。あいだの上村義一氏は1年半、前田哲宏氏は11か月で退き、液晶テレビが赤字へ転じた時期に社長交代が繰り返された。
- 含意
- 創業者が半世紀近く一人で握った体制は、退任後の9年で5度の社長交代へ変わり、長く続く後継は社内から出なかった。2021年8月の上場廃止後は元環境相の原田義昭氏が会長、元財務省理財局次長の上野善晴氏が社長に就き、家電の外から来た経営陣のもとで2024年10月に破産手続開始が決定した。
| 氏名 | 社長在任期間 退任年は推定 | 在任年数 推定 | 状況 | 出自 | 役職 | 在任中の決断 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 船井哲良 | 1961〜2008年 | 47年 | 退任 | — | 設立、代表取締役社長 | 決断1973年ニクソンショック後の生産移転1987年国内市場参入2000年米エマーソン社ブランド取得 |
| 林朝則 | 2008〜2013年・2014〜2016年 | 通算約7年 | 退任 | — | 取締役 代表執行役執行役社長 | |
| 上村義一 | 2013〜2014年 | 1年 | 退任 | 生え抜き | 取締役執行役員社長 | |
| 前田哲宏 | 2016〜2017年 | 1年 | 退任 | — | 代表取締役執行役員社長 | |
| 船越秀明 | 2017〜2021年 | 4年 | 退任 | — | 代表取締役執行役員社長 |